マーケットの話題

明日の戦略
売りをこなして3桁上昇、あすは半導体株の分岐点
2025/08/27 16:33
 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり741/値下がり793。欧州企業から出資比率引き上げの提案を受けているとの観測が報じられたニコンがストップ高。エヌビディアの決算発表を前にアドバンテストが4%を超える上昇となった。上方修正を発表したNJSが急騰。ぷらっとホームがリリースを材料に後場に買いを集めてストップ高となった。足元で振れ幅が大きくなっているアステリアが19.3%高と急騰。全市場の売買代金でトップ5入りするなど商いも活況となった。

 一方、サンリオが3%を超える下落。川崎重工やIHIなど防衛関連が弱かった。三菱UFJ、第一生命、MS&ADなど金融株が軟調。通期見通しを引き下げた三菱自動車が、後場マイナス転換から下げ幅を広げた。公募・売り出しを発表したニューラルグループが大幅に下落した。

 日経平均は反発。エヌビディアの決算発表を前に様子見姿勢は強かったが、アドバンテストが先回りで強く買われるなどアグレッシブな動きも見られた。あすはエヌビディアの時間外の反応を手がかりに、半導体株の注目度が高まると思われる。日経平均は19日に43876円まで上昇した後、大崩れすることなく調整が進んでいるだけに、この辺りで半導体株が買われて上を試しにいけるようなら、センチメントが強気に傾きやすい。

 また、半導体以外の銘柄にも注目しておきたい。仮にエヌビディアの決算が市場の期待に届かなかったとしても、半導体株以外の銘柄を嫌う理由にはならない。今の日本株は他のジャンルにも相場の主役を張れる銘柄が多い。防衛株やゲーム株などは中期の基調は強いが足元では利益確定売りに押されており、その分、過熱感は削がれている。半導体株が買われてリスクオンというのが理想的なシナリオだが、そのシナリオでなくても日本株に上がり目はある。注目イベントを消化することで物色意欲が刺激され、調整一巡感が出てくる展開に期待したい。
2025/08/27 15:45
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
日経平均 42,520.27 +125.87 +0.30% 42,476.09 42,628.04 42,270.18
TOPIX 3,069.74 -2.25 -0.07% 3,073.46 3,074.25 3,059.91
グロース250 778.68 -7.21 -0.92% 785.94 785.94 777.15
2025/08/27 15:58
指標 現値 前日比 騰落率 始値 高値 安値
為替(ドル/円) 147.70 +0.31 +0.21% 147.38 147.97 147.34
日経平均(日足)
後場概況
日経平均は反発 中外製薬が急伸
2025/08/27 15:51
 27日の日経平均は反発。終値は125円高の42520円。米国株高を受けて上昇して始まるも、早々にマイナス転換。方向感が定まらず、しばらくプラス圏とマイナス圏を行き来した。ただ、下げ幅を3桁に広げると切り返しており、下値は限られた。11時辺りからスルスルと上げ幅を広げて3桁の上昇で前場を終えると、後場はプラス圏が定着。上げ幅を200円超に広げて42600円台に乗せたところでは上値が重くなったが、萎んで前日終値に接近したところでは盛り返し、終値で42500円を上回った。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆1800億円。業種別では電気・ガス、空運、非鉄金属などが上昇した一方、保険、その他製品、ゴム製品などが下落した。中外製薬<4519.T>が急伸。同社が創製し、米イーライリリーが開発中の経口肥満症薬の治験で良好な結果が確認できたことが買い材料となった。半面、東証から特別注意銘柄に指定されたACCESS<4813.T>が一時ストップ安となるなど急落した。
前場概況
日経平均は反発 NJSが急騰
2025/08/27 11:41
 27日の日経平均は反発。前引けは135円高の42529円。米国株高を受けて買いが先行したものの、早々にマイナス転換。場中はプラス圏とマイナス圏を行き来した。下げ幅を3桁に広げたところでは押し目買いが入った一方、プラス圏に浮上すると上値が重くなり、強弱感が交錯した状態が長く続いた。ただ、前引けにかけては強含む動きが見られており、3桁の上昇かつ高値圏で前場を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で1兆9900億円。業種別では電気・ガス、空運、非鉄金属などが上昇した一方、保険、その他製品、サービスなどが下落している。通期の見通しを引き上げたNJS<2325.T>が急騰。半面、サンリオ<8136.T>が3%台の下落。同社のキャラクター「シナモロール」を対象としたマクドナルド「ハッピーセット」の施策見直しが伝わったことが嫌気されているもよう。
今日の株式見通し
堅調か 米国株は3指数がそろって上昇
2025/08/27 07:49
 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は135ドル高の45418ドルで取引を終えた。翌日にエヌビディアの決算発表を控えて様子見姿勢が強く、中盤辺りまではプラス圏とマイナス圏を行き来したが、終盤にかけて強含む展開。3指数がそろって高値圏で取引を終えた。ドル円は足元147円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが205円高の42505円、ドル建てが215円高の42515円で取引を終えた。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。エヌビディアの決算待ちという状況は日本も同様で様子見姿勢は強まると思われるが、ドル円も落ち着いており、売りを急ぐ理由が乏しい。エヌビディアの決算次第では、あすはギャップアップスタートもあり得る。きのうの日経平均は買い手不在の中で売りだけが急がれたような地合いとなったが、きょうは売りの方が手控えられて、しっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは42450-42700円。
市場スケジュール
2年国債入札
米5年国債入札
《米決算発表》
エヌビディア、HP、クラウド・ストライク、JMスマッカー、クーパー・コンパニス
プレミアム銘柄の最新情報
大きく動いた銘柄
トレーダーズ・コンパス
08/27の日経平均をテクニカル判定
移動平均線
パラボリック
H&L転換
ポイント&フィギュア
総合判定
RSI
39.32
ストキャスティクス
35.97
騰落レシオ
144.25
移動平均乖離率
-0.17
総合判定
買われ過ぎ
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