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日本郵政
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アナリスト田中の深堀り郵政IPO! 特集記事バックナンバー
【第13回】
問題山積だが、
走り始めた民営化はもはや誰にも止められない。
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 郵政3社の株価はここまで堅調だ。大型IPOとしてはでき過ぎなくらい。足元で限度額引き上げと、29日大引けで実施される東証株価指数(TOPIX)組み入れによるパッシブファンド需要の期待が株価を支えている。各社の目標株価を見ると既に先高観はあまりなく、水準訂正は終了。限度額引き上げの実際の効果はといえば、既に運用先に困るほど資金のある彼らとすればほとんどないといわれる。ニュースを受けて目標株価を引き上げた証券会社はない。

 OBや政治の勇み足といったところで、現場からすればシステム改修などでかえって迷惑千万のようだ。だが、この3社の株に関しては、政府は何でもありということが確認された。国の関与が残るうちに限度額引き上げは筋が通らないが、軽減税率の決着の仕方を見ても分かるように、現政権は選挙が絡むと徹底して手段を選ばない。

 とはいえIPOディスカウントによる水準訂正が一巡した今、今後の株価はグループ自身の成長そのものにかかっている。だが、電子化の波が押し寄せるなか、海外の例を見ても郵便事業そのもの先行きは険しい。面積が広大な国では民営化の道筋が全く付けられていない。日本の場合は国土こそ広くはないが、離島の問題が絡んでくる。金融事業も国内の資金需要が低迷し、主な運用先である国債金利は日銀によって押しつぶされている。
 斜陽の郵便の穴を埋めるため不動産投資や海外投資を進める親会社に、リスク投資へのシフトをかかげる金融2社。上場に当たって掲げた成長戦略ではあるが、もともと創業144年。何を掲げても成熟感は否めない。

 それでも民営化の本筋は成長のためというより、ぬるま湯につかりきった元国営企業を世間の荒波にさらして効率化を促すことが本質だ。企業物流大手に勤める友人いわく「打ち合わせに行くとこちらは1人かせいぜい2人なのに、日本郵便はぞろぞろ人が出てくる。人が余っているのではないか」と彼らの非効率性を推し量る。逆に言えば「カイゼン」の余地は大きく、まだまだ利益ベースでの成長は可能ということだ。

 とはいえ、上場しただけでカイゼンが進むのであれば、日本航空は倒産しなかっただろう。川に馬を連れて行っても水を飲むかどうかは馬次第だ。日本航空は倒産を経て、経営陣や従業員らの意識改革が復活の原動力となった。企業は人なり。郵政3社も上場を機に、いかに中の人の意識改革ができるかが今後の成長のカギを握る。
 上場時の従業員持ち株会に実施された親引けでは、3社とも1人当たりの割り当て株数が単元株を超えていた。満額にこそ届かなかったが、まずまずの取得状況だ。ひとまず一番企業のことを分かっている中の人たちの自社への期待はそこそこ高いと判断できる。これはモチベーションにも直結してくる要素だ。

 まだ国の持ち分が多いことから政府の姿勢も重要である。ただ、こちらは今のところ全く期待ができない。限度額の引き上げといった小手先の支援(のつもり)はあるが、前政権時に骨抜きにされたスキーム(※第2〜4回参照)はそのままだ。それは自民党内にも賛否うごめく状況下、寝た子をわざわざ起こさない知恵なのかもしれない。改正郵政民営化法は民主党政権が主導したものだが、民自公3党の共同提出により成立した。しかしながら、政権奪回から3年がたとういう中でもあいまいな政府の姿勢が郵政3社の将来図を描きにくくしており、結果的に企業価値を棄損している。

 しかしながら、わたし個人としてはこうした懸念材料は楽観的にみている。願わくは民営化を一段と推し進める自由主義政権の誕生だが、株式売却が進めばもともと矛盾をはらむ親子上場のスキームだ。金融2社の完全分離とユニバーサルサービスの議論は、やがて再燃せざるを得ないだろう。
 一度斜面を転がり始めたボールは止まらない。民主党への政権交代時は上場そのものが凍結されたが、東日本大震災後には彼ら自身が上場に向けて動き始めたことはそれを証明している。紆余(うよ)曲折はあろうが、いよいよ本格的に走り始めた郵政民営化はもはや誰にも止めることはできないだろう。

(2015/12/29)

特集記事バックナンバー
・ 第1回、NTTドコモ越えなるか!? 超ド級のIPO迫る
・ 第2回、特例づくしの、世界でも類を見ない親子同時上場
・ 第3回、知っておきたいもう一つの子会社“ 現場業務を担う日本郵便 ”
・ 第4回、踊る超ド級IPO
・ 第5回、国民資産が簿価の6割引で買える!? ゆうちょ銀行の投資妙味や如何に
・ 第6回、親方日の丸保証がメリットのかんぽ生命、焦点の配当利回りを保険大手と比べてみると…
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・ 第8回、日本郵政の価値を考える! 日本郵便はお荷物なのか?〜一等地に抱える膨大な不動産〜
・ 第9回、郵政3社はどれを買うべきか 青い鳥の止まるカネのなる木はどこに?
・ 第10回、世界の郵便事業IPO、株価が上がった国、下がった国 成長のカギを握るのは…
・ 第11回、過去の大型IPOの指数採用イベントは?
・ 第12回、ゆうちょ銀のキャッチアップはあるのか? かんぽ生命の今後は?上場一ヶ月、各社の…
・ 第13回、問題山積だが、走り始めた民営化はもはや誰にも止められない。
郵政IPO トピックス( 郵政グループに関連する情報をピックアップして随時配信しています )
2015/11/4 米MSCI、日本郵政とゆうちょ銀を早期組み入れ
 米MSCIは4日、日本郵政とゆうちょ銀行の2社をMSCIグローバルスタンダード指数に11月18日から反映させる(17日の大引けで計算)と発表した。ともにラージキャップとスタンダードが対象になる。
2015/11/4 英FTSE、郵政3社の投資可能分は11%
 英FTSEは郵政3社のグローバル株価指数シリーズへの早期組み入れ(ファストエントリー)について、3社とも発行済み株式数の11%を投資可能分とみなすと発表した。10日火曜日大引け時点の株価で組み入れ、翌11日から各指数に反映させる。
2015/10/27 日本郵政、グレーで5%高の1470円 (BBG 報道)
 日本郵政株について、東京時間午前10時46分に1470円でグレーマーケットの取引があったとブルームバーグが報じた。シンガポール在住のチャーチル・キャピタルのセールス・トレーダーが明らかにしたという。公開価格の1400円を5%上回る。また、ゆうちょ銀行は公開価格の1450円に対し1540円で取引され、かんぽ生命保険は公開価格2200円に対し2360円の買い気配、2500円の売り気配が入っているとしている。
2015/10/20  かんぽ生命とゆうちょ銀、グレー市場で公開価格上回る買い注文 (BBG 報道)
 上場前の株式が取引される「グレーマーケット」でかんぽ生命は公開価格2200円に対し、2350円のビッド(買い気配値)、ゆうちょ銀行については公開価格の1450円に対し1550円のビッドが入ったとリオリエント・グループによる話としてブルームバーグが報じた。また、チャーチル・キャピタルのセールス・トレーダーの話として、ゆうちょ銀には1510円、かんぽ生命には2290円のビッドが入っていると伝えた。
2015/10/14  郵政3社、ブックビル開始2日で需要超過 (BBG 報道)
 日本郵政グループ3社のIPOで、ブックビルディング開始から2日間で国内外の投資家需要が総売り出し株式数を上回ったと、ブルームバーグが関係者の話として報じた。日本郵政とゆうちょ銀では申し込みが売り出し予定数を上回り、かんぽ生命では数倍になったという。
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