後場コメント No.2 グローリー、三井物、サンライフHD、関西電、ヤマハ発、北野建

2024/03/29(金) 15:02
★12:58  グローリー-丸三が新規に「買い」 飲食・リテール分野の拡大が見込まれる次期中計に期待
 グローリー<6457.T>がもみ合い。丸三証券では、「飲食」「リテール」分野の拡大が見込まれる次期中計に期待。投資判断は新規に「買い」とし、目標株価を3800円に設定した。

 同社は2024年5月公表予定の「2026 中期経営計画」において、「飲食」「リテール」分野などの拡大をめざす考えとしている。丸三では、世界的な人手不足や人件費上昇により店舗運営を効率化できるセルフソリューションの需要が拡大しており、同社のセルフオーダーキオスクやDX支援サービスが成長すると予想。新紙幣発行に伴う特需がはく落した後の収益拡大施策と企業価値向上の取り組みの内容に期待するとしている。

★13:00  三井物産-反発 ベトナムのガス田開発の最終投資決断を実行
 三井物産<8031.T>が反発。同社は29日、100%子会社の三井石油(以下、MOECO)を通じて参画上流ガス田およびガス火力発電所までの輸送パイプラインを含めた一体開発事業について、事業パートナーのベトナム国営石油ガス会社Vietnam Oil and Gas Groupなど4社とともに、最終投資決断を行い、関連契約を締結したと発表した。
 
 同事業はMOECOにとって次世代の中核となる事業で、探鉱段階より参画している競争力の高い案件であり、中長期にわたり安定収益が期待されるとしている。

★13:17  サンライフHD-後場急騰 今期に特別利益約5億円計上へ
 サン・ライフホールディング<7040.T>が後場急騰。同社は29日13時、24.3期に特別利益を計上する見込みと発表した。

 昨年の固定資産譲渡の発表時には、引き渡しに際しての残置物撤去費用などが未定のだったため、固定資産売却益は開示していなかった。諸費用が確定したことで、固定資産売却益および資産除去債務戻入益として合計約5億0100万円を特別利益に計上するとしている。

★13:29  関西電力-後場上げ幅拡大 福井地裁、美浜・高浜原発の運転認めると報道
 関西電力<9503.T>が後場上げ幅拡大。福井県内にある関西電力美浜原発3号機と高浜原発1~4号機について、地元住民らが関電に運転の差し止めを求めた2件の仮処分申請で、福井地裁が29日、いずれも運転を認める決定を出したと報じられたことが材料視されている。

 同日13時06分の毎日新聞デジタル報道によれば、美浜3号機と高浜1、2号機は1970年代から稼働する「40年超原発」で、同社の安全対策を追認する形となったとしている。

 地裁の判断を受け、同社株が買われる展開となっている。

★13:40  ヤマハ発動機-3日ぶり反発 欧州で電動アシスト自転車用ドライブユニット生産を開始
 ヤマハ発動機<7272.T>が3日ぶり反発。同社は29日、欧州向け電動アシスト自転車用ドライブユニットの生産を、フランスの製造子会社Yamaha Motor Manufacturing Europeで開始したと発表した。
 
 同製品はさまざまな用途に適したユニットで、日本だけでなく欧州でも生産することで、物流の効率化とともに、大幅なリードタイムの短縮が可能になるとしている。

★13:42  北野建設-急騰 「配筋自動検査システム」を共同開発
 北野建設<1866.T>が急騰。同社は29日、東急建設<1720.T>、ピーエス三菱<1871.T>、佐藤工業と共同で、土木現場用の配筋自動検査システムを開発、2024年度から随時、現場試行導入を開始すると発表した。
 
 同システムでは、スマートフォンまたはタブレット端末などの汎用品とマーカーのみで配筋検査が可能で、事前準備なしで遠隔立会時に撮影から結果帳票の出力まで一連で処理され、業務効率の改善と品質確保の確実性の両立に貢献するという。
 
 今後、共同開発企業各社で現場試行導入を実施し、撮影ガイド機能による計測精度のばらつきの抑制効果や業務効率の改善効果を確認していく予定だとしている。


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