東武鉄道-大幅続落 今期営業益16%減見込む 前期は30%増

2024/05/01(水) 09:04
 東武鉄道<9001.T>が大幅続落。同社は4月30日に、25.3期通期の連結営業利益予想は620億円(前期比16.1%減)と発表した。市場コンセンサスは739億円。  鉄道業において引き続き利用者の回復を見込むことに加えて、ホテル業におけるリニューアルした都内ホテルの通年寄与などによる増収などを織り込むものの、旅行業における受託収入や不動産分譲業における販売戸数(持分換算後)の縮小などにより減収を見込んでいる。また、費用面で賃金改善による人件費や物価上昇などによる委託費などの費用増を織り込んだ。その結果、今期は減益を見込んでいる。  24.3期通期の連結営業利益は739億円(前の期比30.3%増)だった。運輸事業が、鉄道業において、通勤・通学利用や行楽利用の回復により定期・定期外ともに輸送人員が増加したことなどにより、大幅な増益となった。不動産事業や流通事業、その他事業が増益となったことも寄与した。  24.3期の期末配当を従来の20円→30円(前期は15円)に決定することも発表した。年間配当は45円→55円(前期は30円)となる。また、25.3期の年間配当予想は50円(中間25円、期末25円)とした。  併せて、「東武グループ中期経営計画2024~2027」を策定したことも発表した。2030年代に始まる東京圏での人口減少社会を見据え、営業利益段階における非鉄道事業の拡大および割合増加を実現すべく、中長期的な収益・利益拡大に資する事業育成を推進するとしている。2027年度の意識する経営指標の想定値において、営業利益は740億円とした。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,946.93 -122.75
TOPIX 2,759.72 -8.32
グロース250 633.41 -9.04
NYダウ 39,872.99 +66.22
ナスダック総合 16,832.63 +37.75
ドル/円 156.20 +0.04
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ