前場コメント No.7 あじかん、ソフトバンクG、関西電、東京衡機、マーキュリアHD、リンカーズ

2024/05/02(木) 11:30
★9:37  あじかん-4日ぶり反落 前期営業益を上方修正も材料出尽くし
 あじかん<2907.T>が4日ぶり反落。同社は1日、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の12.0億円から17.0億円(前の期比19.1倍)に上方修正すると発表した。
 
 原材料価格が安定して推移したことに加え、ヘルスフード事業が回復基調に転じたこと、販売量減少に伴う物流費の減少、退職給付費用の減少影響などにより、前回予想を上回る見込みとなった。

 併せて24.3期の期末配当予想を20円から25円(前の期末は16円)に上方修正すると発表した。年間配当予想も同額となる。

 なお同社の24.3期3Q累計の連結営業利益は13.2億円で、会社計画の12.0億円を超過していた。上方修正は確実視されていたことから、きょうは材料出尽くしとなり、売りが優勢となっている。

★9:38  SBG-東海東京が新規に「Outperform」 アーム等の株価変動でNAVの増減に注目
 ソフトバンクグループ<9984.T>が続落。東海東京インテリジェンス・ラボでは、アーム等の株価変動でNAVの増減に注目。投資判断は新規に「Outperform」でカバレッジを開始し、目標株価は9750円に設定した。

 株価に対する主なアップサイドリスクとダウンサイドリスクは、NAVの計算の元となる「調整後SBG単体保有株式価値」を構成する主要なアセット(アーム株など)の円ベースの公正価値が変動することであるとコメント。一段の円安・米ドル高は連結業績には逆風だが株価にはアップサイドリスクとみている。目標株価設定は、4月26日時点における株価と為替レートを基に同日時点における1株当たりNAVを16200円台と試算し、これに株価変動リスクとして40%前後のディスカウント率を適用した。

★9:38  関西電力-急騰 国内の太陽光発電事業を投資対象とするファンドを設立
 関西電力<9503.T>が急騰。同社は1日、国内の太陽光発電事業を投資対象としたファンドを設立したと発表した。同ファンドのファンド規模は100億円で、存続期間は25年だとしている。
 
 投資家に対してESG投資の機会を提供しつつ、価格競争力の高い再生可能エネルギー電源を開発し、再生可能エネルギー由来の電力と環境価値を需要家に提供することでゼロカーボン社会の実現に貢献するとしている。

★9:46  東京衡機-急落 今期営業益50%減見込む 前期は24%増
 東京衡機<7719.T>が急落。同社は1日、25.2期通期の連結営業利益予想を6700万円(前期比49.5%減)に、年間配当予想を無配(前期は無配)にすると発表した。デジタル化の推進、持続的成長のための投資、人財教育への投資などに取り組むとしている。 

 24.2期通期の連結営業利益は1億3200万円(前の期比24.2%増)だった。エンジニアリング事業において、主力のゆるみ止めナット・スプリングの販売がエネルギー関係、インフラ向けなどに堅調推移となった。

 同社については、調査委員会の調査結果を受けて過年度決算の訂正および会計監査人の監査が必要になったことから、決算発表が期末後50日を超えることとなった。なお、会計監査人である監査法人アリアより、同社は24.2期の連結計算書類および計算書類について限定付適正意見が表明された監査報告書を受領したとしている。

★9:58  マーキュリアHD-底堅い 物流新興向けファンドを組成
 マーキュリアホールディングス<7347.T>が底堅い。同社は2日、中核会社のマーキュリアインベストメントが、LP投資家と密に連携し、日本の物流・サプライチェーン領域の課題解決をめざすベンチャー企業などへの支援を行うことを目的とした、ファンドを組成したと発表した。
 
 同ファンドは、LP投資家に対しては、投資対象企業などとの連携・協業機会の提供を通じ、DXや新規事業開発などに寄与し、また投資対象企業などに対しては、特定の事業会社の色を着けることなく資金・事業の両面で成長に貢献することにより、物流・サプライチェーンの課題解決に資するプラットフォームとなることをめざす。
 
 4月26日時点で日本政策投資銀行、山九<9065.T>、三菱倉庫<9301.T>が参画。今後も新たな投資家の参画を予定しており、総額30-50億円のファンド規模を目標としているという。

★9:59  リンカーズ-急落 2日より増し担保金徴収措置を実施
 リンカーズ<5131.T>が急落。日本証券金融(日証金)は1日、同社株について2日より増し担保金徴収措置を実施すると発表した。貸借担保金率が50%(うち現金担保分20%)に引き上げられる。株価は規制措置による需給悪化を懸念した売りが優勢となっている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,789.49 -130.77
TOPIX 2,743.87 +6.33
グロース250 633.26 -1.83
NYダウ 39,869.38 -38.62
ナスダック総合 16,698.32 -44.07
ドル/円 155.88 +0.48
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ