伊藤忠商事-後場下げ幅拡大 今期最終益10%増見込むもサプライズなし
伊藤忠商事<8001.T>が後場下げ幅拡大。同社は8日13時、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を8800億円(前期比9.8%増)に、年間配当予想を200円(前期は160円)にすると発表した。市場コンセンサスは8567億円。
成長投資を加速して事業領域の拡大および事業基盤の強化・拡充を図り、さらなる成長を実現するとしている。今期の経営計画について、株主還元は、総還元性向は50%をめどとし、配当は1株あたり200円または配当性向30%いずれか高い方とする。自己株式取得は約1500億円とし、1兆円を上限に成長投資を行う。
24.3期通期の連結純利益は8018億円(前の期比0.2%増)だった。非資源分野を中心とする底堅い収益基盤に加え、戦略的投資からの利益貢献や低調であった事業の改善などから前の期並みの着地となった。会社計画は8000億円だった。
なお、今期の経営計画は事前に公表されており、特段の目新しさも見られないことから株価は売りが優勢となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ