前場コメント No.3 USS、太陽誘電、TIS、邦チタニウム、ライオン、長瀬産

2024/05/09(木) 11:30
★9:02  USS-買い気配 今期営業益5%増見込む 前期は12%増
 ユー・エス・エス<4732.T>が買い気配。同社は8日、25.3期通期の連結営業利益予想を515億円(前期比5.2%増)にすると発表した。

 利便性向上を図るなど会員向けサービスを強化することにより出品台数を確保し、オートオークション業界におけるシェア向上をめざす。

 24.3期通期の連結営業利益は489億円(前の期比11.8%増)だった。
 
 主力のネットオークション事業では、出品台数が増加したことに加え、手数料改定によりオークション手数料収入が増加したことなどにより、前の期比で増収増益となった。

 併せて24.3期の期末配当を従来予想の38.4円に対して40.7円(前の期末は33.8円)に決定した。年間配当は75.4円(前の期は67.5円)となる。

★9:02  USS-買い気配 株主還元方針を変更 総還元性向80%以上を実施
 ユー・エス・エス<4732.T>が買い気配。同社は8日、今後3か年(25.3期から27.3期まで)の株主還元方針を策定したと発表した。

 従来の連結配当性向55%以上は維持した上で、新たに「総還元性向80%以上」とし、今後3か年は、毎期総還元性向が80%以上となるよう、自己株式の取得を実施する予定だとしている。

★9:02  太陽誘電-売り気配 今期最終益32%増見込む コンセンサス下回る 前期は64%減
 太陽誘電<6976.T>が売り気配。同社は8日、25.3期通期の連結純利益予想を110.0億円(前期比32.2%増)に、年間配当予想を90円(前期は90円)にすると発表した。市場コンセンサスは207億円。

 自動車の電子化・電動化やデータセンターを中心とした情報インフラの投資拡大により、電子部品の需要が増加する見通し。想定為替レートは1米ドル145円とした。

 24.3期通期の連結純利益は83.2億円(前の期比64.2%減)だった。会社計画30.0億円を上回った。円安の進展により為替差益を計上したことなどが寄与した。同営業利益は90.8億円(同71.6%減)となり、会社計画100億円を下回った。在庫変動影響などにより操業度効果が想定以下となったことが響いた。

★9:02  TIS-売り気配 今期営業益3%増見込むも材料出尽くし
 TIS<3626.T>が売り気配。同社は8日に、25.3期通期の連結営業利益予想は665億円(前期比3.0%増)と発表した。市場コンセンサスは664億円。

 24.3期通期の連結営業利益は646億円(前の期比3.6%増)だった。顧客のデジタル変革需要をはじめとするIT投資ニーズへの的確な対応による事業拡大などにより増収となった。高付加価値ビジネスの提供、生産性向上施策の推進も寄与した。

 24.3期の期末配当を従来の36円から39円(前期は35円)に決定することも発表した。年間配当は53円→56円(前期は50円)となる。また、25.3期の年間配当予想は68円(中間34円、期末34円)とした。

 併せて、長期経営方針である「グループビジョン 2032」および25.3期を初年度とする3カ年の「中期経営計画(2024-2026)」を策定することも発表した。中期経営計画では、「フロンティア開拓」を基本方針として掲げ、付加価値を伴った持続的成長をめざすとともに、未来志向で市場開拓と事業領域の拡大を起点としたバリューチェーン全般の質的向上により、社会と顧客の変革の実現をめざすとしている。27.3期の計画は売上高6200億円(24.3期実績:5490億円)、営業利益は810億円(同646億円)としている。

 しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:02  TIS-売り気配 上限250万株・65億円の自己株取得へ 割合は1.1%
 TIS<3626.T>が売り気配。同社は8日に、上限250万株・65億円の自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月9日~7月31日で、自己株式を除く発行済株式総数に対する割合は1.1%。

★9:02  東邦チタニウム-売り気配 今期最終益25%減見込む 前期は34%減
 東邦チタニウム<5727.T>が売り気配。同社は8日、25.3期通期の連結純利益予想を37.0億円(前期比25.3%減)に、年間配当予想を16円(前期は24円)にすると発表した。

 金属チタン事業および触媒事業は販売量の増加や価格是正を見込む。一方、化学品事業において前期の一過性の利益押し上げ要因(ニッケル原料に係るヘッジ益の実現)がなくなることに加え、需要動向に見合った生産調整の実施を予定しているため、全体では減益の見通し。
 
 24.3期通期の連結純利益は49.5億円(前の期比34.0%減)だった。期末配当予想は従来の14円から18円(23.3期末は19円)に引き上げた。

★9:03  ライオン-売り気配 1Q営業益2.1倍 海外事業が伸びる
 ライオン<4912.T>が売り気配。同社は8日、24.12期1Q(1-3月)の連結営業利益(IFRS)は48.9億円(前年同期比2.1倍)だったと発表した。市場コンセンサスは49.5億円。

 海外事業において、タイ、マレーシア、中国、韓国などの主要進出国が増収となった。トータルコストダウンや、一部ブランドの譲渡益を計上したことなども寄与した。

 なお、着地がコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★9:03  長瀬産業-買い気配 株主還元方針を変更 2年間限定で総還元性向100%を実施
 長瀬産業<8012.T>が買い気配。同社は8日、中計(2021年-2025年)の株主還元方針を変更すると発表した。

 中計の定量目標であるROE8.0%以上の達成に向け、株主還元方針をこれまでの継続増配に加え、中計最終年度までの2年間の限定措置として、総還元性向100%を実施するとしている。

★9:03  長瀬産業-買い気配 今期営業益19%増見込む 前期は8%減
 長瀬産業<8012.T>が買い気配。同社は8日、25.3期通期の連結営業利益予想を365億円(前期比19.2%増)に、年間配当予想を85円(前期は80円)にすると発表した。

 半導体関連、フード関連事業における製造業の収益拡を見込む。また、商社業における樹脂販売は復調を見込み、自動車関連事業も堅調な見通し。

 24.3期通期の連結営業利益は306億円(前の期比8.2%減)だった。建築用途の不調により全体として塗料原料の販売が減少したほか、半導体関連などの電子業界向けの原料販売が減少したことなどが響いた。

★9:03  長瀬産業-買い気配 550万株・100億円を上限に自社株買い 消却も発表
 長瀬産業<8012.T>が買い気配。同社は8日、550万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月9日-10月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は4.82%となる。

 併せて、300万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は5月31日。消却前の発行済株式総数に対する割合は2.54%となる。


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