後場コメント No.5 大和ハウス、ちゅうぎ、神栄、京急、田中精密、田中商事

2024/05/10(金) 15:00
★14:11  大和ハウス工業-後場マイナス転換 今期営業益9%減見込む 前期は5%減
 大和ハウス工業<1925.T>が後場マイナス転換。同社は10日14時、25.3期通期の連結営業利益予想を4000億円(前期比9.1%減)に、年間配当予想を145円(前期は143円)にすると発表した。市場コンセンサスは4219億円。

 3つの経営方針「収益モデルの進化」・「経営効率の向上」・「経営基盤の強化」のもと、継続して各重点施策に取り組むとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は4402億円(前の期比5.4%減)だった。

 併せて24.3期の期末配当を従来予想の77円に対して80円(前の期末は70円)に決定した。年間配当も同額となる。年間配当は143円(前の期は130円)となる。

 また、安定的な配当の観点から、第7次中期経営計画の株主還元方針のうち、年間の 1株当たりの配当金額の下限について、25.3期より、これまでの130円から145円に変更すると発表した。

★14:22  ちゅうぎんFG-後場急騰 今期最終益12%増見込む 6円増配へ 前期末配当は17円積み増し
 ちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832.T>が後場急騰。同社は10日14時、25.3期通期の連結純利益予想を240億円(前期比12.2%増)に、年間配当予想を53円(前期は47円)にすると発表した。

 併せて、株主還元方針の変更を発表した。配当は、配当性向40%程度を目標とし利益成長を通じた配当拡大をめざす。自己株取得は、普通株式等Tier1比率(有価証券評価差額金などを除く)11~12%を指標とし、資本コントロールを通じた機動的な自己株式の取得を行う。

 24.3期通期の連結純利益は214億円(前の期比4.4%増)だった。資金運用収益の増加などが寄与した。株主還元方針の変更を踏まえ、期末配当は従来予想の15円に対し32円に決定した。

★14:22  ちゅうぎんFG-後場急騰 400万株・50億円を上限に自社株買い 割合2.1%
 ちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832.T>が後場急騰。同社は10日14時、400万株・50億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月13日~10月31日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.1%となる。

★14:23  神栄-後場急騰 今期営業益2%減見込むも新中計策定を好感
 神栄<3004.T>が後場急騰。同社は10日14時、25.3期通期の連結営業利益予想を17.5億円(前期比2.4%減)に、年間配当予想を90円(前期は80円)にすると発表した。

 人件費などの経費の増加に加え、為替動向が不透明なことから為替差益を勘案しない
ことなどにより前期比で減益を見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は17.9億円(前の期比30.4%増)だった。増収に加え食品関連における利益率の回復などが寄与した。

 なお株価は、同日発表された新中計の策定が好感され、買いが優勢となっている。

★14:23  神栄-後場急騰 新中計を策定 26年度のROE15%以上めざす
 神栄<3004.T>が後場急騰。同社は10日14時、2024年度から2026年度までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

 プロアクティブな人材の育成を通じて収益基盤・収益体質のさらなる強化を図るという。

 数値目標として、3年間累計の経常利益は55億円以上、2026年度のROEは15%以上、各年度の配当性向は30%程度をめざすとしている。

★14:27  京急-後場マイナス転換 今期営業益7%増見込む コンセンサス下回る 前期は2.6倍
 京浜急行電鉄<9006.T>が後場マイナス転換。同社は10日14時、25.3期通期の連結営業利益予想を300億円(前期比7.0%増)に、年間配当予想を16円(前期は15円)にすると発表した。市場コンセンサスは364億円。

 鉄道事業における運賃改定の増益効果があるものの、前期のマンションおよび分譲土地の売却益の反動減を折り込んだ。

 24.3期通期の連結営業利益は280億円(前の期比2.6倍)だった。交通事業の運賃改定や、分譲地およびマンションの粗利益増加のほか、レジャー・サービス事業や流通事業で需要が回復などが寄与した。期末配当は従来予想の7円に対し8円に決定した。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★14:35  田中精密工業-後場急落 今期営業益43%減見込む 前期は68%増
 田中精密工業<7218.T>が後場急落。同社は10日14時、25.3期通期の連結営業利益予想を21.0億円(前期比42.7%減)に、年間配当予想を26円(前期は22円)にすると発表した。

 新事業展開および中期経営計画達成のための戦略的投資が響く見通し。

 24.3期通期の連結営業利益は36.6億円(前の期比67.5%増)だった。会社計画の26.0億円から上振れて着地した。為替影響および受注増加が寄与した。

 併せて24.3期の期末配当予想を7円から15円(前の期末は4円)に上方修正すると発表した。年間配当予想は22円(前の期は8円)となる。

★14:36  田中商事-後場急落 今期営業益6%減見込む 前期は計画上振れ
 田中商事<7619.T>が後場急落。同社は10日14時20分、25.3期通期の連結営業利益予想を14.8億円(前期比5.8%減)に、年間配当予想を29円(前期は40円)にすると発表した。

 2024年問題や人手不足による現場人件費増、資材価格の高騰が続く事が予測できることから受注環境は厳しさが続いていくものと見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は15.7億円(前の期比46.6%増)だった。会社計画の14.1億円から上振れて着地した。売上高の増収に加え、販管費の効率化に努めたことが寄与した。


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