〔Market Flash〕なぜ好業績のディフェンシブ銘柄が売られるのか？～三菱ＵＦＪＭＳ

【10:40】なぜ好業績のディフェンシブ銘柄が売られるのか？～三菱ＵＦＪＭＳ 　三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、今回の4-6月期決算発表では、業績が良好であるにもかかわらず、株価が下落したディフェンシブ銘柄が少なくないとコメント。この一因として、世界的なインデックス投資での資金フローの変化が考えられるとしている。業績安定のディフェンシブ銘柄は、米国でもスマートベータの一つとされる最小分散投資ファンドに組み入れられることが多く、低金利が長期化するなか債券代替の投資対象として人気を集めた。しかし、最近、最小分散投資ファンドへの資金流入が細っている可能性があるとみている。要因としては、最小分散投資ファンドの資産規模拡大、景気敏感銘柄の業績懸念の後退、ディフェンシブ銘柄の割高感―などがあると考えている。米国を中心とした過去2年間の最小分散投資の人気が一巡すれば、当面、需給面からもディフェンシブ銘柄が買われにくくなる可能性があると指摘している。 【10:05】ドル円は100円を巡る攻防が続く～みずほ 　みずほ証券のFXデイリーレポートではドル円についてコメントしている。テクニカル的にドル円は反発を試みたが、101.10円水準の転換線にキャップされて反落、長い上ヒゲを描き、上値の重さや下落トレンドの継続を改めて示す動きとなった。きょうは改めて下値を試す動きとなる可能性が高く、心理的節目100.00円や8月16日の安値99.55円、年初来安値99.00円の3カ所がポイントとみている。上は引き続き101.10円近辺の転換線や102.40円近辺の20日移動平均線、102.85円近辺の日足雲下限がレジスタンスと指摘している。 【9:40】日経平均は今年最も売買の多い価格帯で推移～野村 　野村証券のテクニカルレポートでは日経平均に関して、8月9日以降は16000円台後半での推移が続いているが、今年に入っての価格帯別累積売買代金を見ると、16600円以上16800円未満の水準がもっとも売買が多い価格帯で、この先も16000円台後半でもみ合う可能性が高いと予想している。オシレーターを見ると、ストキャスティクスは％Dが79.8％、その3日移動平均のSDが86.3％で買われすぎ目安となる70％を上回り、短期的な過熱感があることから、上値は重いとみている。調整となった場合の下値のめどとしては、（1）25日移動平均線（17日時点で16546円）、（2）75日移動平均線（同:16338円）、（3）8月4日安値15921円から8月12日高値16943円までの上昇幅1022円に対する70％押しとなる16228円―を挙げている。 【9:15】ビジネスソフト・ITサービスは業績好調確認で株価上昇が始まる時期～ＳＭＢＣ日興 　ＳＭＢＣ日興証券ではビジネスソフト・ITサービスセクターに関して、4-6月期業績は良好であったとコメント。実際のファンダメンタルズは良好であるが、16.3通期決算の発表後は、実態とはややかい離した弱気の見方が入り混じり、セクターの株価が押し下げられていた。しかし、7月初めに発表された日銀短観では、過去の6月調査にはないほどソフトウェア投資計画が上方修正となったことや、4-6月期決算では、良好なファンダメンタルズを反映した好業績が各社から発表されたことをきっかけに、セクター企業の株価評価の見直しが始まりつつあるとみている。セクターの株価はいまだ出遅れ感があり、今後はアウトパフォームが進むと予想している。 【8:45】寄り前気配は武蔵銀、阿波銀、応化工、東北電が高い気配値 　主力株の寄り前気配では、武蔵銀(8336) +6.47%、阿波銀(8388) +6.47%、応化工(4186) +5.87%、東北電(9506) +5.66%、山口ＦＧ(8418) +5.47%、滋賀銀(8366) +5.06%、ＩＴＨＤ(3626) +4.45%、豊通商(8015) +3.75%、日本紙(3863) +3.54%、協和キリン(4151) +3.47%などが高い気配値。 　一方、積水化(4204)-15.12%、Ｔ＆ＤＨＤ(8795) -7.22%、豊田合(7282) -5.78%、日野自(7205) -5.63%、きんでん(1944) -5.36%、三菱ケミＨＤ(4188) -5.05%、スズケン(9987) -5.00%、東京精(7729) -4.55%、西日シ銀(8327) -4.29%、日電硝(5214) -4.21%などが安い気配値となっている。