後場コメント No.1 小糸製作所、ジグソー、セガサミー、メディアシーク、トヨタ紡織など

2016/12/26(月) 15:00
★12:30  小糸製作所-ドイツ証が目標株価引き上げ 安全性向上技術の普及が追い風
 小糸製作所<7276.T>が3日ぶり反落。ドイツ証券では、安全性向上技術の普及が追い風と判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を6100円→7000円と引き上げた。
 来18.3期、19.3期にかけては為替が円安に転じていることもあり、全地域での利益成長を予想。その中でも北米は全体自動車需要の伸びが期待できないものの、安全性向上技術の普及が業績面での追い風になるとの見方を示した。中国では小型車販売の減税措置の1年延長(減税幅は半分)が発表され、堅調な需要推移を予想。日本では、生産性改善効果を見込むとした。

★12:30  ジグソー-急騰 「生物・細胞」をソフトウェア制御する再生医療に着手
 JIG-SAW<3914.T>が急騰。同社は26日、オプトジェネティクス(光遺伝学)を視覚に応用し、「生物・細胞」をソフトウェアで制御するプロジェクトを正式に開始したほか、関連技術の特許を出願したと発表した。
 岩手大学が開発し日米欧で特許登録され、既に前臨床段階にある網膜色素変性症に対する遺伝子治療薬をはじめとする網膜感度が低下した疾患に対する各種遺伝子治療薬の処方と合わせて対象者に提供する予定の「視覚再生用プリズムグラス」のアルゴリズムを実現するソフトウェアを開発し、コンピュータデータ通信による視細胞制御機能を提供することから開始するという。今後の収益の伸びへの期待から、株価は大きく上昇している。

★12:35  ジャパンリアルエステイト-JPモルガンが「UW」で調査再開 ゲームチェンジャーではない
 ジャパンリアルエステイト投資法人<8952.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、地方物件への投資はいいが、ゲームチェンジャーではないとコメント。投資判断「Underweight」、目標株価55.30万円として、カバレッジを再開した。
 東京オフィスビル市場の投資利回り低下や今後の供給増加により、外部成長も内部成長も難しくなっている。また、商業施設REIT、物流不動産REITなど他の業種と比べて、同社の投資利回り(約4%)も分配金利回り(3%弱)も低い。成長性や利回りを勘案すれば、バリュエーションに割高感がある。ただし、大手オフィスビルリート2社のうち、利回りの高い地方物件への投資によく積極的で、利息費用の営業利益に占める比率もより小さいことから、日本ビルファンドより選好するとした。

★12:40  セガサミーHD-反落 韓国釜山で複合施設開発を中止 特損見込む
 セガサミーホールディングス<6460.T>が反落。同社は22日、韓国釜山広域市での複合施設開発の中止を決定し、特別損失を計上する見込みになったと発表した。17.3期で、減損損失など約34億円の特別損失を計上するという。

★12:42  メディアシーク-続落 スマホ向けアプリ「バーコードリーダー/アイコニット」累計2300万DL達成
 メディアシーク<4824.T>が続落。同社は26日12時に、提供するスマホ向け高付加価値バーコード読取りアプリ「バーコードリーダー/アイコニット」が累計2300万ダウンロードを達成したと発表した。
 「バーコードリーダー/アイコット」は、あらゆる環境ですばやく確実に読み取れる安定的な読取り性能に加え、URL読取り機能や商品バーコード読取り後のECサイト連携など独自機能が評価され、世界中でユーザーが拡大しているという。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★12:50  トヨタ紡織-ドイツ証が目標株価引き上げ 基礎固めの次の手に注目
 トヨタ紡織<3116.T>がもみ合い。ドイツ証券では、基礎固めの次の手に注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2900円→3300円と引き上げた。
 業績改善は新車向け製品の収益性改善効果が大きいと判断。一般的に内蔵事業のマージンは5~6%とされるが、説明会で同社マネジメントは5~7%とコメント。新たな付加価値取り込みを示唆しているとの見方を示した。自動運転進展により、内装システムも電子化対応を迫られる中、内装事業は同社中心の動きが予想され、トヨタグループ内外との協業などが注目されるとした。


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