後場コメント No.1 三井住友FG、昭和シェル、小野薬、マツダなど

2016/12/27(火) 15:10
★12:30  三井住友FG-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価回復で上値余地は限定的
 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、米大統領選挙後からの株価回復で上値余地は限定的と指摘。投資判断「Neutral」を継続、目標株価を4700円→5100円と引き上げた。

 2016 年11月の米大統領選挙後から株価が回復してきたが、以下の前提で上値余地は限定的とみている。1) 株価とBPSの回帰式の算定期間は、アベノミクス相場を含む両者の長期連動性が再機能する、2) BPSには18/3期までの内部留保と、三菱UFJMSストラテジーチームの17/3期末予想を参考にTOPIX1,600における保有株式含み益の増加試算額を加算、3) 業績予想は、17/3期の当期利益は7,060億円、前年比9.2%増を予想、同2Qまでの実勢を踏まえ小幅に増額修正した。超低金利により資金利益は低迷するものの、銀行・証券連携などによる手数料拡大に期待。銀行単体の貸出対比の与信関係費用の前提は17/3期10bp、18/3期15bpを据え置き、その後は一定とみている。

★12:30  昭和シェル石油-反発 電気駆けつけサービス開始 電気トラブル時に無料出張
 昭和シェル石油<5002.T>が反発。同社は27日、電気料金プランを契約しているすべての顧客に対し、電気設備のトラブル発生時、24時間365日無料で出張する「電気駆けつけサービス」を開始すると発表した。

 同サービスは同社と東京電力パワーグリッドが業務提携して提供する。電気の専門家である東京電力パワーグリッドが、「電気がつかない」「ブレーカーが落ちる」といった電気設備のトラブル発生時に、顧客宅に駆けつけ、点検・調査・応急処置を無料で行う。

★12:39  小野薬品-大幅続伸 胃がん治療向けでもオプジーボ販売 2017年度中に
 小野薬品工業<4528.T>が大幅続伸。27日付の日経新聞朝刊で、同社ががん免疫薬「オプジーボ」を2017年度中に胃がん治療向けでも国内販売を始める方針だと報じられた。

 相良暁社長が26日、同新聞の取材で明らかにしたという。承認を取得すれば、17年度には申請中の顔やのどなどに発生する頭頸部(とうけいぶ)がんと合わせ、6種類のがん治療に使われることになる。

★12:45  マツダ-もみ合い 11月の国内生産6.1%増 国内・海外生産ともに乗用車が増加
 マツダ<7261.T>がもみ合い。同社は27日、11月度の生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。

 生産では、国内は前年同期比6.1%増の9万3683台、海外は同25.4%増の6万1828台となった。国内・海外生産ともに乗用車が増加となった。また、国内販売は乗用車と商用車がともに増加し、1万6228台(同1.3%増)だった。

★12:54  ユークス-大幅に4日続伸 スマホ向けアプリ「ふれフレ」配信開始
 ユークス<4334.T>が大幅に4日続伸。同社は26日、スマートフォン向けアプリ「ふれフレ」を配信開始したと発表した。

 同アプリは、ライブ会場に行き、アプリで登録を済ませることで、アプリ内の仮想キャラクターの音楽ライブに参加できるというもので、スマホを振るなどすることでキャラクターの演出が変わったりするという。今後の収益の伸びが期待され、買いが殺到している。

★13:05  七十七銀行-SMBC日興が目標株価を引き上げ 自社株取得の継続・還元目標が今後のカタリスト
 七十七銀行<8341.T>が反発。SMBC日興証券では、自社株取得の継続・還元目標の設定が今後のカタリストになるとコメント。投資評価を「2(中立)」を継続、目標株価を400円→550円に引き上げた。

 SMBC日興では、上期決算発表時に東日本大震災発生以来となる自社株取得を発表し、米大統領選直後ということもあって、株価は大きく反応した点に注目。ただ、17/3期通期の会社計画は下方修正されるなど収益環境は厳しいともコメントしている。また、18/3期以降の自社株取得の継続や還元目標の設定について、明確なコミットメントを示さなかった点は投資家にネガティブな印象を与えたと言及している。地銀平均のPBR上昇を踏まえ、目標株価は引き上げるものの、投資評価は継続した。



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