後場コメント No.3 タカキュー、ニトリ、モブキャスト、センコー、デンソーなど

2016/12/28(水) 15:00
★13:10  タカキュー-続伸 3Q累計営業益2.9倍 値下げや経費削減で
 タカキュー<8166.T>が続伸。同社は28日、17.2期3Q累計(3-11月)の営業利益が2.4億円(前年同期間比2.9倍)だったと発表した。商品の投入・値下げのコントロールによる粗利益率の向上、経費の削減などが寄与した。

★13:15  ニトリHD-岩井コスモが「A」へ引き上げ 都心店出店で中期的な利益成長を期待
 ニトリホールディングス<9843.T>が4日続伸。岩井コスモ証券では、都心店出店で中期的な利益成長を期待。投資判断を「B+」→「A」、目標株価を14000円→16000円と引き上げた。
 今第3四半期累計営業利益は既存店売上高の伸長により、前年同期比28%増と好調な決算。ホームファッション商品がけん引し、今期は会社計画を上回る30期連続の増収営業増益を達成する見通し。来期は1ドル103円で為替予約を終えており、営業利益で1000億円超の大台達成が予想されるとした。中国での多店舗展開による成長期待が一段と高まっており、再来期以降の為替リスクも海外事業の拡大や商品入れ替えなどにより吸収していく見通し。

★13:20  モブキャスト-急騰 日本アニメIPに特化したファンドの投資運用会社をLUN PARTNERSと設立
 モブキャスト<3664.T>が急騰。同社は28日に、LUN PARTNERSと、日本のアニメIPに特化したファンド「JP IP GLOBAL ASIA FUND」(以下、JIP FUND)の投資運用会社をモブキャストとLUN PARTNERSのジョイントベンチャーとして設立することに合意したと発表した。
 アニメIPに、JIP FUNDを通じたファイナンス支援と、モブキャストのグローバルゲーム事業との連携によるゲームをビジネスエンジンとしたグローバル展開の支援を行うことで、日本アニメのさらなるIP価値と収益力の向上および業界発展を図るとしている。

★13:23  ダイドードリンコ-岩井コスモが目標株価引き上げ 安定収益確保と中期的な成長力を評価
 ダイドードリンコ<2590.T>が変わらずを挟んで7日続伸。岩井コスモ証券では、安定的な収益確保と中期的な成長力を評価。投資判断「B+」を継続、目標株価を5600円→6700円と引き上げた。
 自動販売機のIoT化などにより、飲料販売だけではない新しい自販機ビジネスに力を注いでいると注目。第3四半期累計決算は15%増収、11%営業増益。国内M&A(合併・買収)を含めた積極的な成長戦略や、トルコ、ロシアなど海外の長期的な成長力にも期待。長期的には海外が成長ドライバーになり得るとの見方を示した。

★13:27  センコー-4日ぶり反発 中国最大手の総合繊維企業傘下と業務提携
 センコー<9069.T>が4日ぶり反発。同社は28日、子会社の上海扇拡国際貨運(上海市)が、上海紡織集団の子会社の上海紡織集団国際物流と業務提携したと発表した。
 中国国内を中心とした物流のサプライ・チェーン構築や人材育成など、広範囲なパートナー関係を築くためだという。上海紡織集団は中国最大手の総合繊維企業で、コア事業のアパレル製品、自動車用シート、生活用品などのライフスタイル関連商品を製造・販売しており、中国国内に約6000店舗を構える。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:31  デンソー-反落 小型のステレオ画像センサー開発 軽自動車の安全性向上に貢献
 デンソー<6902.T>が反落。同社は27日に、軽自動車の安全性向上に貢献するセンサーとして、小型のステレオ画像センサーを開発したと発表した。
 新型のセンサーは、2016年11月の同社調べで車両に搭載されるステレオ画像センサーでは世界最小という。高精度なレンズ歪み補正とステレオマッチング技術の組み合わせにより、求められる測定距離を保ちつつカメラ幅を半減するとともに、センサーを制御するECUを一体化することで、更なる搭載性の向上を実現したとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。


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