後場コメント No.2 トシンG、清水建設、U-NEXT、テクノアルファ、住友重機械など

2016/12/29(木) 15:00
★13:09  東洋エンジニアリング-もみ合い 発電プラント事業強化 GEと組みガス火力応札も
 東洋エンジニアリング<6330.T>がもみ合い。29日付の日経産業新聞で、発電プラント事業を強化すると報じられた。
 これまでタイで小型発電所の設計や資材調達、建設(EPC)を手掛けていたが、国内でもガス火力発電所のEPCに乗り出す。すでに米GEと組んで応札中の案件もある。将来的には海外でガス火力や石炭火力の受注も目指すとしている。

★13:10  トシンG-底堅い 上期11%営業減益も悪材料出尽くし
 トシン・グループ<2761.T>が底堅い。同社は28日、17.5期上期(6-11月)の連結営業利益が10.4億円(前年同期比11.0%減)だったと発表した。
 新規出店による拠点網の拡大、新規得意先の獲得と既存得意先の深掘りによる実売軒数の増加、独自のサービスとサポート体制の強化という基本戦略を徹底したが、減収減益となった。しかし、悪材料出尽くし感から株価へのネガティブな影響は限定的となっている。

★13:24  清水建設-反落 エネルギー管理するクラウドサービス 電力だけでなく水・ガスも対象へ
 清水建設<1803.T>が反落。29日付の日経産業新聞で、複数の建物をまとめてエネルギー管理するクラウドサービスで、2017年から電力だけでなく水やガスも対象にすると報じられた。
 26棟を管理する最大級の案件、成蹊学園(東京都武蔵野市)で電力管理の成果を出し、街区単位でのサービスも狙っていくという。顧客の施設に深く入り込み、改修や建て替えの受注につなげるとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:25  ERIHD-3日続伸 上期59%営業減益も悪材料出尽くしで
 ERIホールディングス<6083.T>が3日続伸。同社は28日、17.5期上期(6-11月)の連結営業利益が1.4億円(前年同期比58.7%減)だったと発表した。
 昨年の建築基準法改正で構造計算適合性判定手数料の取り扱いが変更になった確認検査事業、省エネ住宅ポイント制度に係る証明業務の受付が終了した住宅性能評価および関連事業、ソリューション事業が、それぞれ減収になった。しかし、悪材料出尽くし感から買いが入っている。

★13:45  U-NEXT-5日続伸 『ONE PIECE FILM GOLD』の配信を開始
 U-NEXT<9418.T>が5日続伸。同社は12月28日に、運営する映像配信サービスU-NEXTにおいて、『ONE PIECE FILM GOLD』の配信を開始したと発表した。
 日本のみならず世界中から絶大な支持を得て、不動の地位を築き上げた、「週刊少年ジャンプ」連載のマンガ原作アニメ「ONE PIECE」長編劇場版のシリーズ13作目。2009年「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」(興行収入48億円)、2012年「ONE PIECE FILM Z」(興行収入68.7億円)と、公開の度にアニメの枠を超えて映画業界に大きな嵐を巻き起こしてきた人気作品。

★13:45  テクノアルファ-底堅い 前期営業黒字転換 エレクトロニクスで装置受注が改善
 テクノアルファ<3089.T>が底堅い。同社は28日、16.11期通期の連結営業利益が400万円(前の期は2100万円の赤字)だったと発表した。エレクトロニクス事業での、装置の受注改善や円高傾向の継続などが寄与したとしている。

★13:46  住友重機械工業-大幅反落 次期中計でプラスチック機械分野売上高目標1000億円に設定
 住友重機械工業<6302.T>が大幅反落。29日付の日刊工業新聞で、2018年3月期から3年間の次期中期経営計画で、射出成形機などプラスチック機械分野の売上高目標を17年3月期見込み比25%増の1000億円に設定すると報じられた。
スマホ関連向けの旺盛な需要が一段落した中、自動車関連や容器向け需要を取り込み、成長軌道を描くとしている。今後はIOT(モノのインターネット)採用も進め、生産現場の効率化も勧める方針。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。


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