後場コメント No.3 五洋建設、シャープ、安川電機、ベルシステム24、日本精工など

2017/01/05(木) 15:00
★12:58  トヨタ-ジェフリーズが目標株価引き上げ 収益回復力に勢いが不足
 トヨタ自動車<7203.T>が3日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、収益回復力に勢いが不足しているとみて、投資判断「HOLD」を継続した。目標株価は6600円→7100円と引き上げた。
 ドル=110円を前提に、収益見通しを修正。台数成長に勢いが欠け、収益回復力に勢いが感じられないと判断。楽観的なコンセンサスとのギャップに鑑み、株価上昇には限界があるとの見方を示した。一方、株主還元策は持続され、安定配当と50%超の総還元率を維持する公算が大きく、株価の下支えとなる見通し。

★12:58  五洋建設-底堅い 18年4月をめどに名古屋港に土壌再利用センター開設
 五洋建設<1893.T>が底堅い。5日付の日刊工業新聞で、2018年4月をめどに、名古屋港に建設工事で発生した土壌を処理する土壌再利用センターを開設すると報じられた。
 リニア中央新幹線の建設工事本格化をにらみ、中部地域の建設工事で発生する土壌の処理を手がける。投資額は約30億円で、16年度末までに名古屋港で桟橋付の土地を購入して整備を進めるという。同社は土木事業の延長線上にある土壌再利用事業を強化している。

★13:00  シャープ-後場急伸 鴻海精密との合弁会社のIPO検討
 シャープ<6753.T>が後場急伸。日経新聞電子版で5日12時50分、同社が台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と共同出資するテレビ向け液晶パネル生産会社、堺ディスプレイプロダクト(堺市)の新規株式公開(IPO)を検討する考えを明らかにしたと報じられた。
 堺ディスプレイプロダクトは昨年末、中国の広州市に世界最大級のパネル工場を新設すると発表。今後の積極投資を控え、資金需要が高まるとみられる。

★13:09  安川電機-反落 ベンチャー投資活動を本格化 投資規模は3年間で20億円
 安川電機<6506.T>が3日ぶり反落。同社は1月5日13時ごろ、長期経営計画達成に向けた成長戦略の一環として、新規事業創出およびコア事業領域拡大の加速を目的としたベンチャー投資活動を本格化すると発表した。
 投資規模は2016年度~2018年度の3年間で20億円とし、ベンチャーの成長を継続的に支援する。高い技術力に加え自社より速い開発力をもつベンチャー企業に本格的に資本投資していくことで、「2025年ビジョン」で掲げる「コア技術の進化とオープンイノベーションの融合」の実現をスピードアップさせるとした。

★13:12  ベルシステム24-続伸 AI活用新ソリューション「BellCloud AI for Webself」提供開始 CTCと
 ベルシステム24ホールディングス<6183.T>が続伸。同社は5日、国内のコールセンター事業者として初めて、消費者応対でAIを体系的に活用する新たなソリューションブランド「BellCloud AI」を発表した。
 「BellCloud AI」を、推進しているAI活用の新たなCRMプラットフォーム「Advanced CRM Platform」の中核をなすソリューションとして位置づけており、伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が、データ収集基盤とAI技術を連携したシステム構築を担う。
 今回この「BellCloud AI」の第一弾として、クライアント企業が自社のWebサイトの問い合わせ対応などに活用することで消費者の自己解決を向上し、クライアント企業のWebサイトでの満足度の向上やコスト削減に寄与するソリューション「BellCloud AI for Webself」の提供を開始する。

★13:13  日本精工-3日ぶり反落 17年度に欧州で外径62ミリ~80ミリメートルの玉軸受増産
 日本精工<6471.T>が3日ぶり反落。5日付の日刊工業新聞で、2017年度に、欧州で外径62ミリ~80ミリメートル程度の玉軸受を増産すると報じられた。
 ポーランドの工場に2ラインを増設し、大型洗濯機、自動車用無段変速機(CVT)などに使われる軸受の供給力を高める計画。現在の生産量の10%前後とみられる月50万~60万個程度の増産を予定するという。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。


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NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 155.47 +0.16
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