後場コメント No.4 オオバ、ジグソー、JCRファーマ、住友精化、カネカなど

2017/01/12(木) 15:00
★13:06  オオバ-続落 上期営業赤字1.6億円 原価率は改善
 オオバ<9765.T>が続落。同社は12日、17.5期上期(6-11月)の連結営業損益が1.6億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)だったと発表した。売上原価率の低下で採算が改善した。

★13:15  ヤマハ発動機-大和が目標株価引き上げ 新興国二輪は堅調な拡大は続く公算
 ヤマハ発動機<7272.T>が反落。大和証券では、新興国二輪は為替動向の注視が必要も、堅調な拡大は続く公算とコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は2600円→2900円と引き上げた。
 新興国二輪事業では、フィリピンとベトナム事業の拡大、タイ事業の回復が続く見込み。インドは業容拡大が着実に進んできたが、足元の高額紙幣廃止の影響でいったん伸び悩む可能性があると想定。主力のインドネシア事業は低迷が続いているが、2016年の6回に及ぶ政策金利の引き下げと、地方部での商品市況の改善により、需要回復の素地は整ってきたと考えるとした。新興国各国を横断したプラットフォーム統合など、コスト改善効果も顕在化してきた。米国金利上昇に伴う新興国通貨安には注視が必要だが、新興国二輪事業は堅調な拡大が続く見通し。

★13:16  ジグソー-3日ぶり反発 視覚再生分野で第一人者の冨田浩史教授がフェロー着任
 JIG-SAW<3914.T>が3日ぶり反発。同社は11日に、世界の遺伝子治療による視覚再生分野で第一人者の冨田浩史教授(医学博士:視覚神経科学)がフェローに着任したと発表した。
 同社グループと冨田教授は2015年以降、「失明した人に光を回復するためのソフトウェアのダイレクトな視細胞制御」による再生医療の研究開発を共同で行ってきたという。今回のフェロー着任により、今まで以上に密接に「ソフトウェアによる視細胞制御」の共同研究開発を推進するとしている。 将来の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:25  JCRファーマ-SBIが「強気」継続 「J-Brain Cargo」の注目イベントが計画される
 JCRファーマ<4552.T>が大幅に3日続落。SBI証券では、17.3期4Qは血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」の注目イベントが計画されているとコメント。投資評価「強気」、目標株価は4030円を継続した。
 SBIが注目している脳内に薬剤を届ける血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」については、(1)16年12月29日に特許公開され、技術の詳細な内容が明らかになったこと、(2)17年2月13日から米国で開催されるライソゾーム病の世界的な学会であるWORLD Symposiumで発表を予定していること、(3)17年3月に同技術を用いてライソゾーム病の1つであるハンター症候群を対象疾患としたJR-141の臨床試験の開始を予定していることなどから、同技術に対する製薬企業の関心が高まると予想されるとした。

★13:30  住友精化-反発 Lib用水系バインダーのテクニカルサービス拠点を設置と報じられる
 住友精化<4008.T>が5日ぶり反発。1月12日付け化学工業日報で、同社が上海にリチウムイオン2次電池(Lib)用水系バインダーのテクニカルサービス拠点を設置すると伝えられた。
 今春の開設に向けて許認可の手続きを進めており、スタート時は数人体制とする予定。中国の電池メーカーは次世代LiBの開発に力を入れており、開発サイクルも早い。このため現地でユーザーと緊密に連携することが必要と判断。投資額は評価装置などを含めて数千万円規模。欧米拠点でも技術スタッフの配置を検討しており、世界全体で需要を取り込む構えと報じられている。

★13:33  カネカ-3日ぶり反落 抗体医薬品精製用プロテインA担体販売開始 静的吸着容量が50%向上
 カネカ<4118.T>が3日ぶり反落。同社は12日に、新しい抗体医薬品精製用プロテインA担体(製品名:KANEKA KanCapA 3G)の販売を開始したと発表した。同製品は、抗体の静的吸着容量を当社従来品と比べ約50%向上させており、抗体医薬品の製造コスト削減や生産性向上への貢献が期待できるとしている。 しかし、マーケットの反応は薄い。


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