後場コメント No.5 明電舎、電通、カナレ電気、USS、西部ガスなど

2017/01/18(水) 15:00
★13:57  明電舎-3日続落 目印がなくても自動走行する無人搬送車を4月に発売
 明電舎<6508.T>が3日続落。18日付の日経産業新聞で、工場内で目印がなくても自動走行する無人搬送車を4月に発売すると報じられた。
 荷物を届ける目的地まで、障害物を避けながら、ルートを見つけて到達するという。工場内を走行して自分で作った地図を参照しながら、ルートを判断する。無人搬送車の首位メーカーとして「賢い工場」づくりに貢献していくとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★13:59  電通-3日続落 米VR・IoTエンタメのツービットサーカスに出資
 電通<4324.T>が3日続落。同社は18日、運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ1号グローバルファンド」が、VRやIoTなどの最先端テクノロジーを体験できるエンターテインメントを提供する米国のツービットサーカスに出資したと発表した。
 ツービットサーカスは最先端テクノロジーの価値をエンターテインメントとして体験できるイベント型設備を展開してきた。今後は最先端テクノロジーを活用したテーマパークも設立する予定だという。最初のテーマパークは2017年後半に米国ロサンゼルスに設立し、最新のバーチャルリアリティー(VR)・ミックスドリアリティー(MR)や、科学技術を用いた食品、ロボットなどを含む体験型のエンターテインメントを提供する予定。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:07  カナレ電気-後場上げ幅拡大 前期営業益・配当金を上方修正 放送・電設での大型受注で
 カナレ電気<5819.T>が後場上げ幅拡大。同社は18日14時、16.12期通期の連結営業利益予想を、従来の17.8億円から17.9億円(前期比12.1%増)へと引き上げると発表した。国内の放送市場・電設市場での大型物件の受注が売り上げ・利益を押し上げたという。
 併せて、従来45円としていた前期配当金を47円(前の期は45円)へと引き上げた。

★14:10  USS-反発 同業大手のJAAを買収へと日経報道 買収金額は数十億円
 ユー・エス・エス<4732.T>が3日ぶり反発。日本経済新聞・電子版で1月18日14時に、同社が同業大手のジェイ・エー・エー(東京都江戸川区)を買収することが分かったと伝えられた。18日午後に発表するとされ、買収金額は数十億円とみられるとした。海外向けの中古車売買が好調で、オークションの拠点を増やして日本車の取引シェアを高める狙い。

★14:11  三菱ケミカル-もみ合い 傘下が石油化学品の製造技術ライセンス事業加速
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>がもみ合い。18日付の日刊工業新聞で、傘下の三菱化学は石油化学品の製造技術ライセンス事業を加速すると報じられた。
 自社では非中核だが利用価値のある独自開発技術の提案力を磨き、新興国の化学メーカー中心に売り込むという。未利用の技術を基にキャッシュを生み出し、それを新たな研究開発費用に充てる好循環を構築したい考え。25年度にライセンス収入で現状比2倍の年間約60億円を目指すとしている。

★14:22  三井化学-3日続落 調光性色素含有の高屈折レンズ材料「SunSensors MR シリーズ」開発
 三井化学<4183.T>が3日続落。同社は18日、世界初の調光性色素を含有した高屈折レンズ「SunSensors MR シリーズ」の開発に成功したと発表した。
 同製品は透明性、強度を全く損なうことなく、既存プロセスでのメガネレンズ製造が可能だという。これにより、同社は従来の屈折率1.50、1.55の「SunSensors」に加え、屈折率1.60、1.67の「MR シリーズ」をベースとする新たな製品ラインナップを拡充する。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:25  UTグループ-3日ぶり反発 企業の現場で即戦力となるエンジニア育成施設開設
 UTグループ<2146.T>が3日ぶり反発。同社は17日に、企業の現場で即戦力となるエンジニアを育成し、社員のキャリア形成を支援するための施設として「UT Advanced Career Center」(以下、UTACC)を開設したと発表した。
 「UTACC」での研修内容は、マナーやビジネススキルといった基礎研修から、設計基礎、3D CAD、JAVAなど分野ごとの専門知識の学習や、実際の現場で使われる機材による実技・実務研修などを用意し、現場の最前線で即戦力となれる人材を育成していくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★14:35  西部ガス-反発 次期3カ年中計でガス以外の事業に100億円を投じる方針と報道
 西部ガス<9536.T>が反発。1月18日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が20.3期を最終年度とする3カ年の中期経営計画で、主力のガス以外の事業に100億円を投じる方針と伝えられた。10年間でガス以外の売上高比率を現在の2割から5割に引き上げる計画で、M&A(合併・買収)や設備投資に充てる。ガス以外の事業の成長を加速させる考え。


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