米ゼネラル・エレクトリック－下落　一部コア事業の売上高減少を嫌気

1月20日　 終値　前日比　前日比（％） ---------------------------------- GE 30.53 -0.68 -2.18％　 　1月20日の取引で、米複合企業のゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)の株価が小幅に下落した。同社が20日の取引時間前に発表した第4四半期（10-12月期）決算は、調整後一株当たり利益が市場予想と一致したが、石油・ガス事業や輸送事業などのコア事業の一部で売上高減少が続いていることが嫌気されたようだ。 　ゼネラル・エレクトリックの第4四半期決算は、GEキャピタルを含む売上高が前年同期比2.4％減の330億8800万ドル（市場予想：339億3500万ドル）、継続事業にかかわる純利益が同35.7％増の34億8300万ドル、純利益は44.5％減の34億6283万ドルとなった。調整後一株当たり利益は0.46ドルとなり市場予想と一致した。 　事業別売上高は、産業部門全体では前年同期比横ばいとなり、うち電力事業が同20％増、再生可能エネルギー事業が29％増となった一方、石油・ガス事業が22％減、輸送事業が23％減、家電・照明器具事業が29％減となった。事業売却を進めている金融部門は2％増となった。産業部門の調整後コア売上高は1％減、2015年11月に買収したアルストムを含む調整後コア売上高は4％増となった。