後場コメント No.1 ソフバンテク、旭化成、NEC、日立金、ファナックなど

2017/01/23(月) 15:01
★12:31  ソフトバンクテク-続落 サイバートラストがWebサイト脆弱診断サービスを開始
 ソフトバンク・テクノロジー<4726.T>が続落。同社子会社のサイバートラストは23日、企業が運営するWebサイトなどの脆弱(ぜいじゃく)性を短時間、低コストで診断するクラウドサービス「脆弱性ツール診断サービス」の提供を開始すると発表した。
 同サービスは、完全自動のクラウド型の脆弱性診断サービスなため、ユーザーはWebサイトのURLを申請するだけで、手軽に脆弱性診断を実施することができるという。また、ツールによる自動診断であるため、比較的低コストで診断できることもメリットの1つだという。しかし、地合いの悪い中で売り優勢となっている。

★12:46  旭化成-3日続伸 ベトナムにエアバッグなどに使うナイロン繊維工場新設検討
 旭化成<3407.T>が3日続伸。23日付の日刊工業新聞で、旭化成がベトナムに自動車用エアバッグなどに使うナイロン繊維工場を2019年度にも新設する検討に入ったと報じられた。
 全世界でエアバッグ装着車台数が堅調に伸びる中で、エアバッグ関連メーカーのベトナム進出が相次ぐ。市場の安定成長が期待でき、素材の地産地消に向けて大型投資の必要性が高まっているという。17年度中に投資の最終判断を下す方針としている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:54  NEC-3日ぶり反落 フィリピン国営放送と地デジ機器納入で契約締結
 日本電気<6701.T>が3日ぶり反落。同社は23日、地上波デジタル放送機器の納入について、フィリピンの国営放送局PTV(フィリピン・ケソン)と契約を締結したと発表した。
 フィリピンは2013年11月に地上波デジタルテレビ放送の技術方式として日本方式の採用を決定しており、現在、地上波デジタル放送の送信地域拡大を進めている。同社が納入する機器は、最新の地上波デジタルTV送信機と圧縮多重化装置で、フィリピン国内の6カ所に7月までに設置を完了する計画だという。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★12:57  日立金-続落 子会社が高容量リチウムイオン電池用クラッド集電箔(はく)を開発
 日立金属<5486.T>が続落。同社は23日に、子会社の日立金属ネオマテリアルが高容量リチウムイオン電池用クラッド集電箔を開発と発表した。
 開発した高容量リチウムイオン電池用クラッド集電箔は、Ni(ニッケル)に5%程度のNb(ニオブ)を添加することにより、高い引っ張り強度を発現し、Cuとクラッドすることにより低い電気抵抗を兼ね備えることができるという。すでに公的研究機関や電池メーカーにおいても良好な電池特性が得られており、19年ごろの量産を予定している。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:07  ファナック-4日続伸 大和が「2」へ引き上げ FIELD systemとロボットの成長率加速に注目
 ファナック<6954.T>が4日続伸。大和証券では、ロボドリル需要のさらなる落ち込みリスクは小さく、2つのストーリーに注目すべき時期とコメント。投資判断を「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」、目標株価を16500円→25000円と引き上げた。
 (1)本年9月に正式ローンチを予定している「FIELD system(FANUC Intelligent Edge Link and Drive system)」と、(2)産業用ロボットの客層拡大―の2点に注目している。(1)の「FIELD system」により、ビジネスモデルや収益構造の変化が見込まれる。利益率の底上げだけでなく、製造業のデファクトプラットフォームを構築することで、CNC装置やロボットなど、既存製品のさらなるプレゼンスアップにつながる可能性に注目している。(2)に関しては、今後は非自動車産業でのロボット需要のニーズ拡大と、先進国での採用増加に注目すべきと考えている。米政権交代が象徴する地産地消の加速は、労働コストの高い地域でのロボット需要増加の原動力となり、Iotの活用も後押しすると予想している。

★13:09  オリックス-4日ぶり反落 欧州の船舶担保ローン債権に投資
 オリックス<8591.T>が4日ぶり反落。同社は23日、The Royal Bank of Scotland(英国エディンバラ市)が保有する正常債権を中心とした船舶担保ローン債権289百万ドル(約329億円)を譲り受けると発表した。しかし、地合いの悪い中で株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★13:12  東京鉄-野村が目標株価引き上げ 18.3期上期に向けてスプレッドは大きく改善へ
 東京製鉄<5423.T>が反発。野村証券では、18.3期上期に向けてスプレッドは大きく改善するとし、投資判断「Neutral」を継続、目標株価を795円→995円と引き上げた。
 17年4-6月期には足元で進めている値上げが全て浸透するとみられる一方で、鉄くず価格は一段と上昇する可能性は低く、18.3期上期に大きく損益が改善する可能性が高い。業界内では相対的に業績が良好であるとの見方に変更はなく、株価に著しい割安感はないが、今回の決算を受けて株価も短期的に堅調な推移を予想している。

★13:19  キッツ-底堅い 陸上の魚養殖プラント遠隔監視する水質管理システム開発
 キッツ<6498.T>が底堅い。23日付の日経産業新聞で、陸上で魚類を養殖するプラントを遠隔監視できる新しい水質管理システムを開発したと報じられた。
 停電時に非常運転できる機能も付け、管理人員の手間を軽減できるようにした。漁業の担い手不足を背景に陸上養殖は導入が広がっているが、高い操業コストが普及への課題となっているという。管理コストの低減をうたい、既存の養殖業者を中心に採用を促すとしている。

★13:30  関西電-4日ぶり反落 子会社がスマホ活用したクラウド通訳サービス有償試行開始
 関西電力<9503.T>が4日ぶり反落。23日に、同社の子会社ケイ・オプティコム(大阪市北区)がクラウドソーシングを活用した映像通訳サービス「クラウド通訳」を、2017年1月23日より有料のトライアルサービスとして開始すると発表した。
 「クラウド通訳」では、新しい働き方として注目されるクラウドソーシングを活用し、専用のコールセンターをもたずにクラウド上でサービスを提供することで、安価な通訳サービスを実現したという。本有料トライアルにて得られる、対応言語や通訳受付時間などの顧客ニーズに応えることで、本格サービスにつなげていくとしている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★13:30  電通-3日ぶり反落 ビジネスデザインの合弁会社カクドを設立 nendoと
 電通<4324.T>が3日ぶり反落。同社は23日、nendo(東京都港区)と、企業ブランディング、コンセプト立案やビジネスデザイン領域を事業とする合弁会社「cacdo(カクド)」を設立したと発表した。
 カクドは、nendoの持つ発想力、プロダクト・空間・映像などクリエーティブを横断するデザイン力、スピーディーな試作制作と検証力、電通の強みであるプロデュース力やコミュニケーションデザイン力を組み合わせることで、企業の課題整理から問題解決、具体的なデザイン提案までを一括で提供する。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ