前場コメント No.8 日本板硝子、カルビー、ISID、新田ゼラチン、内田洋行など

2017/02/24(金) 11:30
★9:31  日本板硝子-みずほが目標株価引き上げ 会社側シナリオは意欲的との印象
 日本板硝子<5202.T>が反落。みずほ証券では、3年間の累積利益で優先株式を金銭償還するとの会社側シナリオは意欲的との印象とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は800円→850円と引き上げた。
 今17.3期営業利益は会社計画比5億円下振れの305億円を予想し、来18.3期営業利益は前年比40億円増の345億円を想定。優先株式発行で財務体質が改善し、来18.3期ネット金融費用は前年比30億円減の150億円に改善する見込み。
 会社側は20.3期までの3年間で500億円~600億円の累積利益を積み上げ、優先株式を金銭償還する意向を示す(希薄化は起こらない)。みずほでは、19.3期までの2年間で自己資本は130億円程度の積み上げにとどまるとみているとし、会社側のシナリオと大きなギャップがある。また、同社の自己資本は主要通貨に対して1%円高になると約35億円減少することも留意すべきであるとした。

★9:38  カルビー-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 国内の販売費コントロールなど注目
 カルビー<2229.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内の販売費コントロールと北米事業の業績反転に注目。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は4000円→3900円と引き下げた。
 来18.3期業績のポイントは、(1)増加傾向にある国内の販売費の効率化、(2)新経営陣が主導する北米事業の業績回復。三菱UFJMSでは来18.3期に、上記施策の効果により前年比8%営業増益を見込むとしたが、コンセンサスはその予想を上回っており、株価はこれを一定程度織り込んでいると判断。
 国内は、工場稼働率がすでに90%を超過し、かつてのような販売数量増による原価改善効果が見込みづらくなる中で、さらなる利益率改善のために販売費効率化の重要性が増している。これまでとは大きな政策転換となるため簡単ではないが、会社側はその実現に意欲を示していると指摘。

★9:39  ISID-3日ぶり反発 M&Aで営業利益5億円押し上げ 18.12期
 電通国際情報サービス<4812.T>が3日ぶり反発。24日付の日経新聞朝刊で、同社が18.12期を最終年度とする3カ年の中期経営計画で、M&A(合併・買収)による営業利益押し上げ効果を合計5億円程度見込むと報じられた。
 17.12期は会計システムが伸び、営業最高益の見通しだという。フィンテック関連などM&Aで成長市場を開拓する計画のもよう。

★9:41  新田ゼラチン-大幅続伸 コラーゲンペプチド摂取に脳の若返り効果の可能性
 新田ゼラチン<4977.T>が大幅続伸。総合コラーゲン企業の同社は23日に、コラーゲンペプチド摂取による脳機能改善効果の検証を行い、1日5gのコラーゲンペプチド1カ月摂取による介入において、摂取前と比較しMRIの健康指標にて統計的有意に改善が見られたと発表した。 
 今回のトライアルにより、コラーゲンペプチドが脳神経線維の質を向上させ、脳の情報伝達効率向上に寄与する可能性が示された。同社は、今後ブレインヘルス分野において、コラーゲンペプチド摂取が脳の情報伝達や記憶に与える働きを追究していく予定としている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:41  初値決定-U&Cは2.8倍の4500円
 東京証券取引所のマザーズ市場に上場して2日目のユナイテッド&コレクティブ<3557.T>に初値が付いた。公開価格1620円の2.78倍となる4500円で、出来高は21万9300株。売買代金は約9.87億円だった。公開株式数29万7200株に対する売却率は73.79%だった。

★9:42  内田洋行-続伸 通期営業益を上方修正 教育ICTでの高利益率案件が寄与
 内田洋行<8057.T>が続伸。同社は23日、17.7期通期の営業利益予想を従来の27.0億円から30.0億円(前期比14.0%減)へと引き上げると発表した。
 上期で、民間分野は首都圏市場が引き続き拡大し、公共分野の需要も堅調に推移したことで、売り上げが堅調となった。小中高校向け教育ICT分野での利益率の高い大型案件獲得も寄与した。


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