前場コメント No.12 アズビル、日信工業、ＴＳテック、バルニバービ、東京ガスなど
★10:14 アズビル－みずほが目標株価引き上げ 資本効率向上に向けた道筋を示せるかに注目
アズビル<6845.T>が5日続伸。みずほ証券では、次期中計では、利益を伴った海外成長や資本効率向上に向けた道筋を示せるかに注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は3400円→3600円と引き上げた。
全社利益の6割強を稼ぐBA事業で、（1）ビジネスモデルの強さ（国内シェア8割を確保し、既設ビルの改修やメンテナンスサービスによる安定収益源を有する）、（2）良好な外部環境（東京五輪に向けた都心部の建築市場の活性化やオフィス市況改善）などによる相対的な業績安心感の高さは不変。加えて、AA事業の利益体質改善効果の顕在化も加わり、今17.3期以降、連続最高営業益更新が期待されるとした。
ただし、課題である利益を伴った海外成長テンポは緩慢、ROEは過去20年以上1ケタ台が続くなど低い資本効率に加え、15.3期以降続いていた3期連続2ケタ営業増益から、来18.3期以降は1ケタ安定増益へ増益率はやや鈍化を予想、投資指標面の切り上がりは期待しにくいとした。
アズビル<6845.T>が5日続伸。みずほ証券では、次期中計では、利益を伴った海外成長や資本効率向上に向けた道筋を示せるかに注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は3400円→3600円と引き上げた。
全社利益の6割強を稼ぐBA事業で、（1）ビジネスモデルの強さ（国内シェア8割を確保し、既設ビルの改修やメンテナンスサービスによる安定収益源を有する）、（2）良好な外部環境（東京五輪に向けた都心部の建築市場の活性化やオフィス市況改善）などによる相対的な業績安心感の高さは不変。加えて、AA事業の利益体質改善効果の顕在化も加わり、今17.3期以降、連続最高営業益更新が期待されるとした。
ただし、課題である利益を伴った海外成長テンポは緩慢、ROEは過去20年以上1ケタ台が続くなど低い資本効率に加え、15.3期以降続いていた3期連続2ケタ営業増益から、来18.3期以降は1ケタ安定増益へ増益率はやや鈍化を予想、投資指標面の切り上がりは期待しにくいとした。
★10:18 日信工業－反発 自動車部品中小型のトップピック 「買い」継続
日信工業<7230.T>が3日ぶり反発。シティグループ証券では、自動車部品中小型のトップピックとして推奨。投資評価「1（買い）」を継続、目標株価を1950円→2300円と引き上げた。
3Q決算を踏まえて業績予想を見直し。新興国二輪車における安全規制導入による台当たり売上高拡大の中期ストーリーに注目するスタンスは不変。同ストーリーの本格的な実現は、インドで継続生産車を対象にABS（排気量125cc超）もしくはCBS（同125cc以下）の搭載が義務付けられる予定の20.3期以降となる見通し。このため、昨年後半の堅調な株価推移を受けて目先の上昇一服を見込む向きもあるが、3Q末の1株当たりネット金融資産控除後で来18.3期予想EPS×8倍強にとどまる現株価には依然割安感があるとの見方を示した。
日信工業<7230.T>が3日ぶり反発。シティグループ証券では、自動車部品中小型のトップピックとして推奨。投資評価「1（買い）」を継続、目標株価を1950円→2300円と引き上げた。
3Q決算を踏まえて業績予想を見直し。新興国二輪車における安全規制導入による台当たり売上高拡大の中期ストーリーに注目するスタンスは不変。同ストーリーの本格的な実現は、インドで継続生産車を対象にABS（排気量125cc超）もしくはCBS（同125cc以下）の搭載が義務付けられる予定の20.3期以降となる見通し。このため、昨年後半の堅調な株価推移を受けて目先の上昇一服を見込む向きもあるが、3Q末の1株当たりネット金融資産控除後で来18.3期予想EPS×8倍強にとどまる現株価には依然割安感があるとの見方を示した。
★10:23 ＴＳテック－いちよしが「B」へ引き上げ 株価のダウンサイドリスクは限定的との見方
テイ・エス テック<7313.T>が反発。いちよし経済研究所では、株価のダウンサイドリスクは限定的も、ファンダメンタルズは力強さに欠けるとコメント。レーティングを「C」→「B」と引き上げも、フェアバリュー2500円は継続した。
為替前提の見直しを除けば、業況に大きな変化はなし。しかし、現時点で想定し得る当面の悪材料はすでに織り込まれたと見て、株価のダウンサイドリスクは限定的と判断。現在の受注状況からみて、来18.3期にかけての業績モメンタム反転は見通しにくい。長期視点にたてばホンダ向け搭載率の上昇（17.3期予想61％→21.3期予想70％）が成長ドライバーになると見ているとした。
テイ・エス テック<7313.T>が反発。いちよし経済研究所では、株価のダウンサイドリスクは限定的も、ファンダメンタルズは力強さに欠けるとコメント。レーティングを「C」→「B」と引き上げも、フェアバリュー2500円は継続した。
為替前提の見直しを除けば、業況に大きな変化はなし。しかし、現時点で想定し得る当面の悪材料はすでに織り込まれたと見て、株価のダウンサイドリスクは限定的と判断。現在の受注状況からみて、来18.3期にかけての業績モメンタム反転は見通しにくい。長期視点にたてばホンダ向け搭載率の上昇（17.3期予想61％→21.3期予想70％）が成長ドライバーになると見ているとした。
★10:28 バルニバービ－いちよしが「B」へ引き下げ 17.7期の営業利益見通しを下方修正
バルニバービ<3418.T>が続落。いちよし経済研究所では、今17.7期の営業利益見通しを下方修正。レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは3400円→3000円と引き下げた。
2月22日に会社側は、今17.7期の業績見通しの下方修正を発表した。下方修正の要因は、天候不順による売上高の未達と新店のコストが想定よりも増えたことなど。同社の店舗の約3割がテラス席となっており、テラス席の稼働が雨天の場合や1～2月には落ち込む傾向にある。また、8～9月の天候不順の影響を受けたとみられる。さらに、大阪府豊中市にオープンした「ザ ローフ カフェ」「ローフ ベーカリー」（2店舗の複合店）は12月オープンの予定が2月にオープンするなど、出店時期のずれも影響。いちよしでは今17.7期の業績見通しを下方修正するほか、来18.7期以降も天候要因などリスクを考慮し、業績見通しを下方修正するとした。
バルニバービ<3418.T>が続落。いちよし経済研究所では、今17.7期の営業利益見通しを下方修正。レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは3400円→3000円と引き下げた。
2月22日に会社側は、今17.7期の業績見通しの下方修正を発表した。下方修正の要因は、天候不順による売上高の未達と新店のコストが想定よりも増えたことなど。同社の店舗の約3割がテラス席となっており、テラス席の稼働が雨天の場合や1～2月には落ち込む傾向にある。また、8～9月の天候不順の影響を受けたとみられる。さらに、大阪府豊中市にオープンした「ザ ローフ カフェ」「ローフ ベーカリー」（2店舗の複合店）は12月オープンの予定が2月にオープンするなど、出店時期のずれも影響。いちよしでは今17.7期の業績見通しを下方修正するほか、来18.7期以降も天候要因などリスクを考慮し、業績見通しを下方修正するとした。
★10:28 東京ガス－反落 自然電力と資本業務提携契約締結 太陽光発電事業開発を共同で実施
東京ガス<9531.T>が反落。同社は23日に、自然電力（福岡県福岡市）と資本業務提携契約（以下、本提携）を締結し、太陽光発電事業の開発を共同で実施すると発表した。
本提携により、両社は、太陽光発電事業の開発を共同で検討していき、再生可能エネルギー事業の拡大に取り組んでいくという。まずは、60MWを目標に太陽光発電電源の獲得を目指す。あわせて、東京ガスが自然電力への出資を行う。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
東京ガス<9531.T>が反落。同社は23日に、自然電力（福岡県福岡市）と資本業務提携契約（以下、本提携）を締結し、太陽光発電事業の開発を共同で実施すると発表した。
本提携により、両社は、太陽光発電事業の開発を共同で検討していき、再生可能エネルギー事業の拡大に取り組んでいくという。まずは、60MWを目標に太陽光発電電源の獲得を目指す。あわせて、東京ガスが自然電力への出資を行う。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ
