後場コメント No.4 アンドール、日本水産、みずほ、リコー、大阪ガスなど

2017/03/27(月) 15:00
★13:28  アンドール-後場急騰 設計データから寸法値や誤差を自動抽出するツール発売
 アンドール<4640.T>が後場急騰。同社は27日に、CADSUPERシリーズのオプションツールとして、設計図面のデータから部品の寸法値や、許容される誤差(公差)の数値を検査表の形式で自動的に生成する「検査寸法表ツール 2017年度版」を2017年4月3日より発売開始すると発表した。
 検査寸法表ツールは、コンピューター利用設計システム(CAD)図面から検査表に載せるための各種数値を自動的に抽出。CAD図面内の複数の図形を囲んで選ぶだけで、図形ごとに寸法線属性を自動抽出し、検査表を作成するとしている。 今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:31  日水-3日ぶり反落 ニッスイヨーロッパが英シーロードケイスターを取得
 日本水産<1332.T>が3日ぶり反落。同社は27日、100%グループ企業であるニッスイヨーロッパが、日本水産の持分法適用会社であるシーロード・グループの100%子会社のシーロードヨーロッパから、その100%子会社のシーロード・ケイスターの全株式を取得すると発表した。
 取得後、「ケイスター・シーフード」に社名変更の予定だという。シーロード・ケイスターは、英国内350店舗を展開する高級量販店「ウェイトローズ」に向け鮮魚や水産加工品を供給している。ウェイトローズは中高年の富裕層をターゲットに、水産売場を他店との差別化ポイントとして注力しており、高品質でサステナビリティやトレーサビリティを確保した製品の供給により、高いシェアを維持している。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★13:37  みずほFG-3日ぶり反落 丸紅とASEANでのFinTech活用金融サービスで提携
 みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が3日ぶり反落。同社は27日、傘下のみずほ銀行(千代田区)、丸紅<8002.T>と、ASEAN地域でのFinTechを活用した新たな金融サービスの提供を目的とする業務提携に向けた協議を開始すると発表した。
 電子マネーの活用を通じたサービスの提供などを検討しており、決済を通じて収集した取引データを活用したファイナンスサービスや、デジタルマーケティングによるサービス提供を目指しているという。3社は合同で日本とASEAN横断のタスクフォースを設立のうえ、早期のサービス化を目指して取り組むという。しかし株価は、地合いの悪い中で下落している。

★13:38  リコー-ドイツ証が目標株価引き上げ 再び需要回復期に個社要因で出遅れる可能性
 リコー<7752.T>が6日続落。ドイツ証券では、再び需要回復期に個社要因で出遅れる可能性を想定し、レーティング「Sell」を継続した。目標株価は700円→800円と引き上げた。
 円安恩恵と、想定よりも早期の構造改革効果の顕在化を受け、業績予想を引き上げ。しかし、来18.3期は引き続き、構造改革効果が費用を上回るとみられるため、前期比では営業利益は横ばいにとどまる見通し。主力である複写機の事業環境としては、先進国を中心に企業活動が活発化してきているものの、構造改革を行っていることにより、損失機会が生じる可能性が高いと判断。

★13:43  大阪ガス-底堅い 米国の天然ガス火力発電事業へ参画 海外中下流事業強化へ
大阪ガス<9532.T>が底堅い。同社は27日に、子会社を通じ、米国・ニュージャージー州において稼働中のショア天然ガス火力発電事業(以下、ショア発電所)と、ペンシルベニア州において開発中のフェアビュー天然ガス火力発電事業(以下、フェアビュー発電所)に参画すると発表した。
 米国IPP事業者であるCPV社がショア発電所において保有する出資権益のうち20%、フェアビュ―発電所において保有する出資権益のうち50%を取得する持分取得契約を日本時間3月25日に締結。本件参画は、海外中下流事業強化の中核をなすものであり、プロジェクトへの燃料調達や電力市場への電力販売など、米国における発電事業ノウハウの蓄積を進め、今後も同地域を重要市場と位置づけ、主体的に発電事業を推進し、事業拡大していくことを目指すとしている。


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