前場コメント No.9 日本オラクル、ケンコーマヨネーズ、テラプローブ、ニトリ、クボタなど

2017/03/30(木) 11:30
★9:43  日本オラクル-大和が目標株価引き上げ 3Q営業減益も進ちょくは順調
 日本オラクル<4716.T>が変わらずを挟んで続伸。大和証券では、3Q営業減益も進ちょくは順調と判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6000円→6600円と引き上げた。
 今17.5期の第3四半期は大和予想・会社通期計画に沿った進ちょく。第3四半期(12~2月)は前年同期比4%減収、同3%営業減益だが、これは前年同期の金融・流通・公共向け大口案件による同12%増収、同20%営業増益の反動。第4四半期に向けて引き合いは活況で、通期大和予想に向けた進ちょくは順調と判断。
 大和予想は変更なし。富士通などとの提携クラウドサービスは大きな業績寄与が期待され、売上高46億円(16.5期実績)に過ぎないクラウド関連売上高が、数百億円規模となる期待があるとした。

★9:47  ケンコーマヨ-4日続落 今期17%経常増益も計画下振れとの観測 ジャガイモ不作響く
 ケンコーマヨネーズ<2915.T>が4日続落。30日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期の連結経常利益が前期比17%増の40億円程度になりそうだと報じられた。
 従来予想を2億円下回り、増益幅は小さくなるが、2期連続で最高益は更新するという。夏場の天候不順の影響でジャガイモが不作となり、主力商品のポテトサラダの採算が悪化したとしている。

★9:48  テラプローブ-大幅に3日続伸 「ロビ2」がTeraFacesおよびその他の画像処理技術を採用
 テラプローブ<6627.T>が大幅に3日続伸。同社は29日、顔認証ソフトウェア・ライブラリ TeraFacesおよびその他の画像処理技術が、デアゴスティーニのマガジンシリーズ週刊「ロビ2」に採用されたと発表した。
 「ロビ2」は、従来のロビに対し家族の顔と名前の記憶、絵本の朗読、「ニコロビシャッター」による写真撮影など機能面で大きく進化したことが特徴で、同社はこれらの機能を実現するための中心的な技術を提供しているという。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:50  ニトリHD-大和が目標株価引き上げ 新年度も2ケタ増益見通しと順調に拡大
 ニトリホールディングス<9843.T>がもみ合い。大和証券では、新年度も2ケタ増益見通しと順調に拡大していると判断。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価を15000円→16000円と引き上げた。
 前17.2期は前の期比12.0%増収、営業利益は同17.4%増の857.8 億円(大和従来予想850億円)となり、会社計画比で売上高が約130億円、営業利益が約68億円の超過、好調な決算となった。商品開発の寄与により既存店売上高が同5.5%増と伸長、粗利益率が同1.0%pt改善したことが要因。粗利益率は決済レートが円安となり、同2.0%ptの悪化要因となったものの、商品入れ替えなどの原価対策により同3.0%pt改善、寄与した。なお、コンセンサスに対してはやや下振れているが、利益が十分に上振れたことによる追加経費の計上などが要因。新年度も引き続き2ケタ増益の見通しで、都市部出店、改装投資を強化に注目。

★9:58  クボタ-MSMUFGが目標株価引き上げ 「夜明けの光はまだみえない」
 クボタ<6326.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、「待ち続けているが、夜明けの光はまだみえない」とコメント。投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は1500円→1700円と引き上げた。
 16年度に行われた3度の下方修正発表を受け、同社に対する株式市場の期待値は大きく後退。再エントリーのタイミングを探るべく、事業環境改善の兆しを待ち続けているが、夜明けの光はまだみえないとした。
 業績予想を見直し。為替前提を対ドルで105円→110円、対ユーロで115円→120円に変更し、通期営業利益を17年度予想で2100億円→1900億円(▲200億円;会社予想1980億円)、18年度予想で2350億円→2100億円(▲250億円)へと引き下げ。全般的にみて、厳しい事業環境が続いていると判断。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 36,898.16 -1181.54
TOPIX 2,612.92 -64.53
グロース250 637.59 -22.28
NYダウ 37,775.38 +22.07
ナスダック総合 15,601.50 -81.87
ドル/円 154.60 -0.04
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ