前場コメント No.2 三菱重工業、安川電機、住友化学、LINE、ロックオンなど

2017/04/27(木) 11:30
★9:00  東洋水産-JPモルガンが「UW」へ引き下げ QTTA期待値先行で株価は割高
 東洋水産<2875.T>が5日ぶり反落。JPモルガン証券では、QTTA期待値先行で株価は割高と判断。投資判断を「Neutral」→「Underweight」、目標株価を4300円→4000円と引き下げた。新製品「QTTA」への期待は高いが、競合の新製品攻勢は激しく、国内での販促競争が懸念される。業績予想を下方修正。

★9:01  三菱重工業-売り気配 前期営業益を下方修正 MRJの開発費増加などで
 三菱重工業<7011.T>が売り気配。同社は26日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の2400億円から1500億円(前期比51.5%減)へと引き下げると発表した。エネルギー・環境ドメインにおける火力事業の売上高の減少などに加え、交通・輸送ドメインにおける商船のコスト悪化や、MRJの開発費増加などが響いた。

★9:01  ルネサス-売り気配 産業革新機構が株式2割弱を売却
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が売り気配。27日付の日経新聞朝刊で、同社に7割を出資する官民ファンド、産業革新機構が5月にも2割弱の株式を売却すると報じられた。
 現在の株価で約3500億円分になるという。ルネサスは年内にも数千億円の公募増資に踏み切り、M&A(合併・買収)など成長に向けた資金を調達する見通しとされる。革新機構の出資比率は5割以下に下がり自立経営でグローバル競争に挑むもよう。

★9:01  安川電機-岩井コスモが「A」へ引き上げ サーボやロボットなど主力事業の好調続く
 安川電機<6506.T>がもみ合い。岩井コスモ証券では、今期もサーボやロボットなど主力事業の好調が続いていると判断。投資判断を「B+」→「A」、目標株価を2200円→2500円と引き上げた。
 主力事業の好調が継続。設備投資に関連するモーションコントロール事業は、米国産スマホが後継機種を増産するために行う設備投資や、ロボット事業も現地の自動車産業の増産投資に関連したロボットの供給が増加しているが、今後も増加する見通し。地域別ではスマホや自動車の増産産地である、中国での需要増加が勢いを増す見通し。今期は決算期を2月末としたため単純な前期比較はできないが、実質的な増収増益が可能との見方を示した。

★9:01  住友化学-買い気配 前期営業益を上方修正 石油化学や医薬品は当初の想定を上回る
 住友化学<4005.T>が買い気配。同社は26日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の1200億円から1340億円(前期比18.5%減)へと引き上げると発表した。市場コンセンサスは1336億円となっている。
 健康・農業関連事業においてメチオニン(飼料添加物)の売価下落の影響はあったが、石油化学や医薬品は当初の想定を上回り、またエネルギー・機能材料や情報電子化学の業績も堅調に推移したとしている。

★9:02  LINE-売り気配 1Q営業益25%減 従業員報酬費用やマーケティング費用の増加で
 LINE<3938.T>が売り気配。同社は26日に、17.12期の1Q(1-3月)の連結営業利益は40.3億円(前年同期比24.6%減)だったと発表した。
 事業規模拡大に伴う従業員数の増加による従業員報酬費用の増加やLINEモバイルにおいて積極的にテレビCMなどを実施したことによるマーケティング費用の増加、LINEモバイルのシステムの開発などによる認証およびその他のサービス費用の増加などが響いた。

★9:02  ロックオン-3日続伸 ラジカルオプティと提携 持ち分法適用関連会社化
 ロックオン<3690.T>が3日続伸。同社は4月26日の大引け後に、ラジカルオプティ(大阪市)との間で、資本・業務提携を行うと発表した。出資比率は20%で、持ち分法適用関連会社となる予定。
 ラジカルオプティは、大阪市を拠点としてインターネット上のウェブサイト企画制作、コンピュータシステムおよびソフトウェア開発を行う会社。両社間でECサイト受託開発事業について幅広い業務協力を行うとしており、今後その具体的な内容を協議するとした。


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