前場コメント No.5 トリケミカル、オハラ、小糸製作所、ダイワボウ、JTなど

2017/04/27(木) 11:30
★9:06  トリケミカル-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 半導体材料への成長期待高まる
 トリケミカル研究所<4369.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、半導体材料への成長期待が高まっていると判断。投資判断「Buy」を継続、目標株価を2900円→3100円と引き上げた。
 エクイティストーリーは、最先端半導体材料の需要拡大、内製率向上による収益性改善、顧客層拡大による成長加速シナリオの実現で変更はなし。業績予想は、生産能力拡張投資の増加に伴う償却費増や太陽電池用販売想定の減額などの減益要因を、台湾、韓国地域向け高誘電率の半導体材料の販売加速などが上回り、増収増益が続くというもの。
 高誘電率材料はDRAM用に加え、最先端ロジック用への本格採用が進展、メタル、エッチング材料なども拡販を予想。地域別の動向を踏まえると台湾向けロジック用、韓国メモリ向けがけん引するとの見方を示した。

★9:06  オハラ-3日続伸 『ナノセラム』採用のパワーサポート製液晶画面保護ガラスに新アイテム
 オハラ<5218.T>が3日続伸。同社は4月26日の大引け後に、耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス『ナノセラム』を採用したパワーサポートのスマートフォン用液晶画面保護ガラス『新世代Glass Film GT』に、厚さ0.2mmの新アイテムが追加になったと発表した。
 『ナノセラム』は、ガラス中に6nmという極微細な結晶を析出させることで、実用的な透過率を維持しつつ、極めて高い耐衝撃性を実現したガラスセラミックス。サファイヤクリスタルガラスに代わる製品として、同社ではさまざまな用途向けに販促活動を行っているとした。『ナノセラム』を採用した『新世代 Glass Film GT』の新アイテム「新世代 Glass Film GT 0.2」は、5月に発売する予定。

★9:06  小糸製作所-6日ぶり反落 今期営業益2%減見込む 研究開発強化の費用負担増などで
 小糸製作所<7276.T>が6日ぶり反落。同社は26日に、18.3期通期の連結営業利益予想を910億円(前期比1.6%減)と発表した。自動車ランプのLED化進展などが見込まれることから増収を見込むものの、為替換算の影響や研究開発強化の費用負担増などにより減益となるとしている。なお、市場コンセンサスは987億円となっている。
 また、17.3期通期の連結営業利益は925億円(前期比12.5%増)だった。新規受注の拡大、自動車ランプのLED化進展などに伴い、主力の自動車照明関連事業が増収となったことや、国内外における改善合理化を推進したことが寄与した。
 併せて、これまで未定としていた17.3期の期末配当予想を34円(前期は20円)とすると発表した。年間配当は54円(前期は36円)となる。

★9:07  ダイワボウHD-買い気配 前期営業益を上方修正 パソコンの販売台数が大きく伸長
 ダイワボウホールディングス<3107.T>が買い気配。同社は26日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の100億円から127億円(前期比28.1%増)へと引き上げると発表した。
 ITインフラ流通事業では、主力商材であるパソコンについて、モニタなどの周辺機器やソフトウェアを含めた複合提案の推進により販売台数が大きく伸長し、加えて官公庁向けの情報セキュリティ強化に関する商材や個人向け市場でのSIMロックフリースマホの販売が好調に推移し、前回予想を上回る見込みとなった。
 併せて、17.3期の期末配当予想を7円→10円(前期は7円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:07  JT-5日ぶり反落 ブラジルで来春に紙巻きたばこ生産を開始
 日本たばこ産業<2914.T>が5日ぶり反落。27日付の日経新聞朝刊で、同社が2018年3月、ブラジルで紙巻きたばこの生産を始めると報じられた。
 原料の葉タバコの加工工場に約28億円を投じ、たばこの生産ラインを導入するという。JTは16年にブラジルの流通会社を買収するなど攻勢を強めており、現地生産で競争力を高めて同国でのさらなるシェア向上を狙うとされる。株価は、軟調な地合いのなかで下落している。


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