後場コメント No.1 ソニー、デンソー、川崎汽船、アンジェスMG、大東建託など

2017/04/28(金) 15:00
★12:30  ソニー-東海東京が「OP」へ引き上げ 半導体の好転とゲームの健闘で最高営業利益に迫る
 ソニー<6758.T>がもみ合い。東海東京調査センターでは、半導体の好転とゲームの健闘で最高営業利益に迫るとコメント。レーティングを「Neutral」→「Outperform」、目標株価を3800円→4800円と引き上げた。
 今18.3期営業利益は、前17.3期に含まれる一過性の減益要因(熊本地震の減益影響535億円、カメラモジュールの減損239億円、電池の減損328億円、映画の減損1121億円など合計2223億円)とスマホ向けイメージセンサーのデュアルカメラ化による半導体の増産効果が貢献し、前年比82%増の5200億円と過去最高(98.3期5202億円)に迫ると予想される。東海東京では、一過性の減益要因や半導体営業利益の好転を踏まえて、前17.3期以降の業績予想を修正。

★12:30  デンソー-続落 今期小幅営業減益見込む 前期は5%増益着地
 デンソー<6902.T>が続落。同社は28日、18.3期通期の連結営業利益予想を3270億円(前期比1.1%減)にすると発表した。
 17.3期通期の営業利益は3306億円(前の期比4.7%増)だった。生産増加や拡販、合理化などが奏功した。

★12:30  デンソー-続落 1株4321円で自己株TOB トヨタが応募
 デンソー<6902.T>が続落。同社は28日、上限660万0100株・285億1903万2100円の自己株取得枠(取得期間5月1日~6月30日、発行済み株式総数に対する割合0.83%)を設定し、その買い付け手段として、自己株式の公開買い付け(TOB)を行うと発表した。
 TOBの買付価格は1株につき4321円、買付期間は5月1日~5月31日で、買付予定数は660万株。応募がこれを超える場合はその超える部分の全部または一部の買い付けを行わないものとし、あん分比例によって買い付ける。筆頭株主のトヨタ自動車<7203.T>が保有株を一部売却することに伴い、これに応じるもの。

★12:31  川崎汽船-後場買い気配 今期営業黒字転換見込む 前期は460億円の赤字
 川崎汽船<9107.T>が後場買い気配。同社は28日前引け後、18.3期通期の連結営業損益予想を240億円の黒字(前期は460億円の赤字)にすると発表した。
 コンテナ船事業の邦船3社統合を控えて、事業ポートフォリオ変革を重要なテーマとする中期経営計画の見直しを実施するという。
 17.3期通期の営業損益は460億円の赤字(前の期は94億円の黒字)だった。

★12:34  アンジェスMG-小動き 高血圧DNA ワクチンが脳卒中にも有効であることを示唆
 アンジェスMG<4563.T>が小動き。同社は4月28日の前場引け後に、高血圧DNAワクチンが虚血性脳梗塞(脳卒中)にも有効であることを示唆する論文を公表したと発表した。
 同社は東京大学医学部付属病院に産学連携の拠点として設置されている「22世紀医療センター」に寄付講座を設け、遺伝子治療薬や核酸医薬など遺伝子医薬の開発とその臨床研究を推進中。このほど、同寄付講座である先端臨床医学開発講座の若山幸示特任助教のもとで実施された高血圧ペプチドワクチンに関する論文が、著名な米国医学雑誌Strokeに掲載されたとしている。

★12:36  大東建託-後場プラス転換 今期3%営業増益見込む 自己株取得も発表
 大東建託<1878.T>が後場プラス転換。同社は28日11時30分に、18.3期通期の連結営業利益予想を1240億円(前期比3.2%増)と発表した。市場コンセンサスは1252億円となっている。
 また、17.3期通期の連結営業利益は1202億円(前期比19.0%増)だった。価格改定による工事の採算改善に加え、労務費の上昇が一部緩和したことなどにより完成工事総利益率が上昇したことなどが寄与した。
 併せて、上限158万株・247億円の自己株取得枠を設定すると発表した。上限158万株を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は2.1%となる。


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