後場コメント No.3 豊田合成、パナソニック、太平洋工業、enish、東海理化など

2017/06/23(金) 15:00
★12:56  豊田合成-東海東京が目標株価引き下げ LEDの構造改革と自動車部品の収益改善が進む
 豊田合成<7282.T>が3日ぶり反発。東海東京調査センターでは、LEDの構造改革と自動車部品の収益改善が進んでいるとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は3150円→2520円と引き下げた。
 今18.3期営業利益を前年比8.2%増、440億円と予想。来19.3期営業利益は同9.1%増、480億円を想定。背景には好調な自動車部品に加えて、オプト事業の営業利益で前17.3期での55.8億円の赤字から今18.3期には23億円の赤字に縮小、来19.3期に収支均衡を予想、欧州事業でも同様に23.6億円の赤字から収支均衡、5億円の黒字転換を予想するため。為替前提は110円/ドル(会社計画105円/ドル)として、同社の場合、1円あたりの変動によって4億円の利益影響を想定するとした。

★13:01  パナソニック-反発 食器洗い乾燥機が生産累計1000万台を達成
 パナソニック<6752.T>が反発。同社は23日、国内で初めて食器洗い乾燥機の生産が累計1000万台に達成したと発表した。
 食器洗い乾燥機の普及率は現在約3割だが、共働き世帯の増加を背景に家事の負担を軽減するキッチン家電として今後も需要は拡大すると予想している。同社の食器洗い乾燥機は、洗浄性能や節水性・使いやすさ・環境性能・ユニバーサルデザインなどを追求し、現在も進化を続けており、日本国内だけでなく、海外市場でも事業強化を図るという。

★13:04  太平洋工業-東海東京が目標株価引き上げ 製品需要は旺盛 高水準の投資が続く
 太平洋工業<7250.T>が反落。東海東京調査センターでは、製品需要は旺盛で高水準の投資が続いていると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1440円→1470円と引き上げた。
 主要事業のタイヤバルブ(TPMS:タイヤ空気圧監視システムを含む)およびプレス部品、いずれも自動車メーカーから旺盛な需要への対応に迫られている状況。タイヤバルブ事業は安定しているが、TPMSに関して、中国において2019年1月からの装着義務化を前に、同社は増産準備に着手。プレス事業では、トヨタが新たに衝突安全性能の向上と軽量化推進を狙って超ハイテン材のプレス加工を推進するために、ホットスタンプ設備を国内外にて導入を進めている。設備投資は、前17.3期実績166億円から今18.3期にはさらに185億円を計画、東海東京では来19.3期や20.3期も年間150億円~160億円と予想、高水準の設備投資が継続するとみるとした。

★13:04  enish-大幅反発 「12オーディンズ」を「Yahoo!ゲーム」で配信開始
 enish<3667.T>が大幅反発。同社は23日に、みんなで×つなげるバトルRPG「12オーディンズ(トゥエルブ オーディンズ)」を、ヤフー<4689.T>が運営する「Yahoo!ゲーム」のPC用アプリケーション「Yahoo!ゲーム プレイヤー」で配信開始と発表した。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★13:10  東海理化-東海東京が目標株価引き下げ 拡販からの卒業 経営効率化を加速
 東海理化電機製作所<6995.T>が反落。東海東京調査センターでは、拡販からの卒業、経営効率化加速を想定。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
 得意先構成比(17.3期実績)をみると、トヨタ関連が76%を占めるが、次いでフォード3.7%、SUBARU 3.6%、スズキ2.4%。近年、売上成長を指向してトヨタ外拡販を推進してきた。サプライヤーにおける得意先の拡大、いわゆる「拡販」は部品業界のトレンド。一方で、必ずしも経営効率の改善や収益性の向上につながるものではなかったと指摘。
 今後、同社はトヨタに続くこれら上位の得意顧客に、相対的に経営資源の投入を絞り込み、経営効率の改善に取り組むと見込まれる。この動きは、拡販からの卒業、新たな事業展開の兆しと考えることができ、業界における今後の同社の独自性として注目に値するとした。


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