前場コメント No.14 大和ハウス、千代田化工建設、アドバネクス、THK、NTTなど

2017/08/22(火) 11:31
★10:20  大和ハウス-底堅い 産業団地「防府第二テクノタウン」開発へ
 大和ハウス工業<1925.T>が底堅い。同社は22日に、防府市と産業団地造成に伴う協力協定書を締結し、「防府第二テクノタウン」の開発を行うこととなったと発表した。
 「防府第二テクノタウン」は、企業の製造施設、物流施設、研究所など事業展開に沿った大型施設をはじめ、エリア拠点の新設などが可能な産業団地という。総事業面積(敷地面積)は約22ha、販売予定面積は約20haとなっている。

★10:21  千代田化工建設-みずほが目標株価引き下げ 暫定的に追加費用を織り込む
 千代田化工建設<6366.T>がもみ合い。みずほ証券では、暫定的に追加費用を織り込み、今18.3期利益予想を下方修正。投資判断「中立」を継続、目標株価は670円→590円と引き下げた。
 キャメロンLNGプロジェクトのJVである米CB&I社の決算発表を受け、みずほ予想を下方修正。不確定要素は残るものの、暫定的に今18.3期は200億円の営業赤字と予想。CB&I社の決算発表後の株価はすでに今18.3期予想PBR1倍水準(18.3期期末予想BPS555円)へ下落しており、さらなる下落余地は限定的と考えられるが、当面は同プロジェクトの工事進ちょくを注視するとした。

★10:24  アドバネクス-続伸 インドで車用ばねの生産拠点開設
 アドバネクス<5998.T>が続伸。22日付の日経産業新聞で、同社がインドに自動車用ばねの生産拠点を立ち上げると報じられた。
 拡大する自動車需要に対応し、部品供給にかかる日数を大幅に短縮するという。顧客の要望に合わせて共同で部品の改良を素早くできる体制を整えて、日系の部品メーカーなどから、新規の受注を取り込むとされる。今後の収益の伸びが期待され、買われている。

★10:29  THK-みずほが目標株価引き上げ 当面の焦点は増産対応でどこまでばん回できるか
 THK<6481.T>が大幅続伸。みずほ証券では、当面の焦点は増産対応でどこまでばん回できるかで、スピード感とコストコントロールを注視するとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は3000円→3600円と引き上げた。
 決算後取材などを踏まえ、業績予想を見直し。主なポイントは次の3つ。(1)1Q決算は決算期変更による期ずれで(単体3カ月、主要海外子会社6カ月)、過去からの推移が見え難いものの、主力の直動機器で半導体・電機向けや工作機械向けの受注急増を受け、想定を上回る業績改善が示されたこと、(2)ただし、同社の供給能力が制約となり、顧客からの前倒し発注、納期の長期化などの問題が見受けられること、(3)当面の業容拡大速度は同社の増産対応に則したものにとどまり、受注モメンタムが加速し続ける可能性は低下しつつあること。

★10:32  スクウェアエニックス-小高い 「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」発売決定
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>が小高い。同社傘下のスクウェア・エニックスは21日に、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDTION」(対応機種:PC)を、2018年に発売すると発表した。
 「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」には、スクウェア・エニックスのエンジン「Luminous Engine(ルミナス・エンジン)」と、最先端グラフィックスやシミュレーション技術を加える、「NVIDIA GameWorks」およびその他の高度な機能が搭載されているとしている。

★10:38  NTT-続伸 顧客近くにデータセンター設置する事業開始
 NTT<9432.T>が続伸。22日付の日経産業新聞で、NTT東日本(新宿区)が顧客の近くにデータセンターを設置する事業を始めたと報じられた。
 数千ある通信ビルの遊休スペースで顧客のサーバーを預かるという。コールセンターなどの拠点と物理的に近い分散データセンターは、通信の遅れが発生しにくいとされる。IoTやAIへの情報基盤として利用を促すもよう。業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。


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