前場コメント No.7 ワコール、住友化学、ＳＭＣ、アルプス電気、大塚ＨＤなど
★9:13 ワコールＨＤ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 計画比超過ペースとみる
ワコールホールディングス<3591.T>が3日ぶり大幅反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、一過性の利益押し上げを除いても、計画比超過ペースと想定。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2860円→3000円と引き上げた。
業績予想を上方修正。ただし、国内外の不採算子会社の収益改善が進んでいないため、下期は子会社の減損発生のリスクがある点には注意が必要と指摘した。中長期的には国内の主力販売チャネル（百貨店、GMS）の苦戦に加え、子会社群の収益性に改善が見えないなど、古くからの課題点が改善していないとの見方を示した。
ワコールホールディングス<3591.T>が3日ぶり大幅反発。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、一過性の利益押し上げを除いても、計画比超過ペースと想定。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2860円→3000円と引き上げた。
業績予想を上方修正。ただし、国内外の不採算子会社の収益改善が進んでいないため、下期は子会社の減損発生のリスクがある点には注意が必要と指摘した。中長期的には国内の主力販売チャネル（百貨店、GMS）の苦戦に加え、子会社群の収益性に改善が見えないなど、古くからの課題点が改善していないとの見方を示した。
★9:13 住友化学－底堅い 豪農薬ボタニカルを買収
住友化学<4005.T>が底堅い。22日付の日経新聞朝刊で、同社が除虫菊から抽出する殺虫成分の製造で世界最大手の豪ボタニカル・リソーシズ・オーストラリアを月内に買収すると報じられた。
住友化学は環境負荷が低い天然由来農薬に力を入れており、今回の買収もその一環だという。オーナーから株式の8割強を取得し、連結子会社の保有分とあわせて全株を取得するとされる。取得額は約150億円とみられる。ボタニカルの売上高は年60億～70億円のもよう。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅く推移している。
住友化学<4005.T>が底堅い。22日付の日経新聞朝刊で、同社が除虫菊から抽出する殺虫成分の製造で世界最大手の豪ボタニカル・リソーシズ・オーストラリアを月内に買収すると報じられた。
住友化学は環境負荷が低い天然由来農薬に力を入れており、今回の買収もその一環だという。オーナーから株式の8割強を取得し、連結子会社の保有分とあわせて全株を取得するとされる。取得額は約150億円とみられる。ボタニカルの売上高は年60億～70億円のもよう。今後の業績拡大への期待から、株価は底堅く推移している。
★9:13 ＳＭＣ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 半導体関連の好調で最高利益更新が続く
ＳＭＣ<6273.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、半導体関連の好調により最高利益更新が続くと予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を48000円→53000円と引き上げた。
「空気圧機器市場の成長と市場シェア上昇による業績拡大が続く」というエクイティストーリーに変更はなし。同社が強みを持つ半導体関連を中心とした空気圧機器の需要拡大により、会社計画およびIFISコンセンサスを上回り、最高利益更新が続くと予想。株価バリュエーションに割安感があることから、強気のレーティングを継続。
半導体関連の需要は10月後半から急回復しており、今18.3期下期から本格的な拡大局面を迎えると予想。同社は、チャンバーの開閉を担う搬送系製品、真空制御用バルブ類、温度コントロール用サーモチラー、流量制御機器などを供給しており、需要拡大の恩恵を受けると考えられる。また、半導体関連以外も、アジアの自動化投資の拡大や市場シェア上昇により、好調な需要環境が続くと予想。同社は積極的に生産能力の拡充を図ることで、需要拡大の恩恵の取り込みを図る方針と注目。
ＳＭＣ<6273.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、半導体関連の好調により最高利益更新が続くと予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を48000円→53000円と引き上げた。
「空気圧機器市場の成長と市場シェア上昇による業績拡大が続く」というエクイティストーリーに変更はなし。同社が強みを持つ半導体関連を中心とした空気圧機器の需要拡大により、会社計画およびIFISコンセンサスを上回り、最高利益更新が続くと予想。株価バリュエーションに割安感があることから、強気のレーティングを継続。
半導体関連の需要は10月後半から急回復しており、今18.3期下期から本格的な拡大局面を迎えると予想。同社は、チャンバーの開閉を担う搬送系製品、真空制御用バルブ類、温度コントロール用サーモチラー、流量制御機器などを供給しており、需要拡大の恩恵を受けると考えられる。また、半導体関連以外も、アジアの自動化投資の拡大や市場シェア上昇により、好調な需要環境が続くと予想。同社は積極的に生産能力の拡充を図ることで、需要拡大の恩恵の取り込みを図る方針と注目。
★9:14 アルプス電気－ＵＢＳが目標株価引き上げ 「収穫期はここから始まる」
アルプス電気<6770.T>が5日続伸。ＵＢＳ証券では、「収穫期はここから始まる」とコメント。レーティング「Buy」を再強調、目標株価は4100円→4500円と引き上げた。
業績予想を増額。スマホカメラ高機能化や車載事業の改善は語りつくされたとの見方もあるが、同社がその果実を手にするのはむしろここからと判断。主要客先向けには、スマホやタブレットでのOIS（手振れ補正）の搭載数増、2眼化に伴う付加価値向上やシェアアップが見込める。車載分野では、来期からのADAS関連（ミリ波レーダーモジュール）拡販開始、アルパインの新モデル効果、グループ共同購買による調達コスト低下を見込むとした。こうした好材料にもかかわらず、マルチプルは依然として割安な水準であると指摘。
アルプス電気<6770.T>が5日続伸。ＵＢＳ証券では、「収穫期はここから始まる」とコメント。レーティング「Buy」を再強調、目標株価は4100円→4500円と引き上げた。
業績予想を増額。スマホカメラ高機能化や車載事業の改善は語りつくされたとの見方もあるが、同社がその果実を手にするのはむしろここからと判断。主要客先向けには、スマホやタブレットでのOIS（手振れ補正）の搭載数増、2眼化に伴う付加価値向上やシェアアップが見込める。車載分野では、来期からのADAS関連（ミリ波レーダーモジュール）拡販開始、アルパインの新モデル効果、グループ共同購買による調達コスト低下を見込むとした。こうした好材料にもかかわらず、マルチプルは依然として割安な水準であると指摘。
★9:17 大塚ＨＤ－みずほが目標株価引き上げ エビリファイとトルバプタンの米国売上高を増額
大塚ホールディングス<4578.T>が反発。みずほ証券では、効能追加によるエビリファイ メンテナとトルバプタンの米国売上高を増額。投資判断「中立」を継続も、目標株価は4500円→5150円と引き上げた。
利益予想を増額修正。主な要因は、（1）医療関連事業の費用効率化、 （2）7月に米国で双極性障害（BP）I型の維持療法が承認されたエビリファイメンテナ、および米国再申請が受理されたトルバプタン（製品名ジンアーク）の常染色体優性多発性嚢胞腎（ADPKD）の売上高増額。
追加フェーズ3試験が実施されるレキサルティのアルツハイマー型認知症（AD）の行動異常（アジテーション）の米国承認を2年遅れの21.12期に変更。今後の注目点は、グアデシタビンの急性骨髄性白血病（AML）のフェーズ3試験（12月終了予定）のトップライン結果になると思われるとした。
大塚ホールディングス<4578.T>が反発。みずほ証券では、効能追加によるエビリファイ メンテナとトルバプタンの米国売上高を増額。投資判断「中立」を継続も、目標株価は4500円→5150円と引き上げた。
利益予想を増額修正。主な要因は、（1）医療関連事業の費用効率化、 （2）7月に米国で双極性障害（BP）I型の維持療法が承認されたエビリファイメンテナ、および米国再申請が受理されたトルバプタン（製品名ジンアーク）の常染色体優性多発性嚢胞腎（ADPKD）の売上高増額。
追加フェーズ3試験が実施されるレキサルティのアルツハイマー型認知症（AD）の行動異常（アジテーション）の米国承認を2年遅れの21.12期に変更。今後の注目点は、グアデシタビンの急性骨髄性白血病（AML）のフェーズ3試験（12月終了予定）のトップライン結果になると思われるとした。
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ
