コニカミノルタ-大幅反発 脳磁場を簡便に低コストで計測する高感度センサ開発
コニカミノルタ<4902.T>が大幅反発。同社や東北大学大学院工学研究科、科学技術振興機構などは24日に、トンネル磁気抵抗(TMR)素子を用いた生体磁場検出用センサの飛躍的な高感度化と低ノイズ化に成功し、脳からのα波に相当する磁場信号(脳磁図)の検出に成功したと発表した。
同素子を用いた心磁場計測において、世界で初めて積算なしで信号検出することに成功。心臓の活動の様子をリアルタイムで非侵襲に測定可能であることから、虚血性心疾患や不整脈などの心疾患の診断が大幅に向上することが期待できるという。
また、これらの計測技術を用いた脳磁計および心磁計の実現により、被験者の測定環境の制限が緩和され、将来的にはウェアラブル測定、運動時の測定、車載など被験者が意識しない環境での測定などが可能となり、計測医療の分野において革新的な変化が期待されるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。
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