後場コメント No.1 アイシン精機、住友不動産、エボラブル、三井不動産、シリコンスタジオなど

2018/01/16(火) 15:00
★12:30  アイシン精機-東海東京が「OP」へ引き上げ AT増産を好感
 アイシン精機<7259.T>が続伸。東海東京調査センターでは、AT(自動変速機)増産を好感とコメント。レーティングを「Neutral」→「Outperform」、目標株価を6100円→7700円と引き上げた。
 2Q決算でAT生産能力の増強を発表。2020年度に1250万台への増強(18.3期予想980万台)との計画。実際、顧客からの需要は1400万台~1500万台分はあると見込まれ、大型投資ながら収益性重視の選別投資になるとみられる。この増産投資は、近年稀にみる投資回収の確度が高い成長機会になると注目。
 昨年は、「EVブーム」ともいえる株式市場の基調に、株価には下方圧力が強くかかっていた。本業での業績好調さは再評価されてよいと指摘。さらに、ATに限らず、ブレーキでも、協調回生や自動駐車などの新機能への受注増加が見込め、コネクテッドカーによるナビへの注目もあるかもしれないとコメント。

★12:39  住友不動産-CSが「OP」へ引き上げ 堅調なマンション販売を評価
 住友不動産<8830.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、堅調なマンション販売を評価。投資評価を「NEUTRAL」→「OUTPERFORM」、目標株価を3900円→4700円と引き上げた。
 業績予想を見直すとともに、目標株価の算出に用いるEBITDA利回りを引き下げ。マンション事業が想定以上に堅調であることを反映したため。主力の不動産賃貸業は堅調に推移。9月末時点の既存オフィスビルの空室率は4.6%で、オフィス賃料の上昇が続く見込み。また、開発したオフィスビルの利益寄与も継続すると予想。

★12:39  エボラブルアジア-後場上げ幅拡大 ロボアプリ開発のヘッドウォータースに出資
 エボラブルアジア<6191.T>が後場上げ幅拡大。同社は16日前引け後、ロボットアプリ開発のヘッドウォータース(新宿区)に出資したと発表した。
 ヘッドウォータースとはソフトバンクロボティクス(東京都港区)が提供する人型ロボット「Pepper」を中心に独自開発のロボットアプリを提供している。今後は企業のAIを活用した「業務効率化」「コミュニケーションの自動応答化」「単純作業の自働化」「AI解析からの自動提案」「ロボットインテリジェンス」の高速開発に取り組む。
 なお、同出資は投資事業の一環であり、エボラブルアジアはヘッドウォータースの今後の成長によるリターンを期待しているとした。

★12:43  三井不動産-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 来期は営業減益へ
 三井不動産<8801.T>が反落。クレディ・スイス証券では、来期は営業減益とみて、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は2900円を継続。
 解散価値からみれば割安感はあるものの、来19.3期の減益懸念が株価の出遅れにつながると予想。自社株買いを実行するのであれば、P/NAVの割安感は解消に向かうが、自社株買いの可能性は低いと考えられる。
 同社の課題は効率性。不動産開発については、仕入れ、販売はともに堅調に推移。また、オフィスビルでは賃料上昇が続いている。しかし、P/NAVの割安感を考慮した自社株買い、資源配分の効率性を高めるための上場子会社の完全子会社化、資産回転率の改善によるROEの向上といった点は次の3年においても課題と指摘。

★12:44  シリコンスタジオ-大幅続落 前期は12.5億円の赤字で着地 会社計画下回る
 シリコンスタジオ<3907.T>が大幅続落。同社は15日に、18.11期通期の連結営業損益予想を1.0億円の黒字(前期は12.5億円の赤字)と発表した。コンテンツ事業の売上高が新規タイトルの貢献などにより増加することや、人材事業の売上高が増加することなどを見込むとしている。
 併せて発表した、17.11期通期の連結営業損益は12.5億円の赤字(前の期は4.1億円の赤字)だった。同社は12月15日に営業損益予想を11.6億円の赤字に引き下げていたが着地はそれを下回った。コンテンツ事業が各コンテンツにおけるユーザー数の減少ならびに新規タイトルの開発遅延などにより赤字となった。また、開発推進・支援事業が赤字となったことも響いた。


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