後場コメント No.3 プロロジス、任天堂、日本電計、LINE、SFPなど

2018/01/16(火) 15:00
★13:07  プロロジス-野村が目標株価引き下げ 物流大量供給の悪影響は見られず
 日本プロロジスリート投資法人<3283.T>が反落。野村証券では、物流大量供給の悪影響は見られないとし、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は27.50万円→27.30万円と引き下げた。
 17.11期に増資を通じて「プロロジスパーク茨木」など3物件を計558億円、加重平均想定NOI利回り4.5%で取得。現在、優先交渉対象のPROLOGIS保有物件は10物件、約1400億円、同社が開発を計画中の物件は7物件、約800億円。PROLOGISは今後も日本で年間400億円~600億円の開発を行うと推察。豊富なパイプラインを踏まえ、今後も安定的に年間500億円程度を取得する方針であり、向こう1~2年の取得額は大きくなる可能性もあるとしている。
 現在のLTV推定36.9%について、同投資法人は40%程度までは引き上げる姿勢。借入金のみで物件を取得するか、増資の際にLTVを上げるかは状況により判断。他方首都圏、近畿圏で大型物流施設の大量供給が続いているが、物件運営は順調であると指摘。

★13:11  任天堂-エースが「強気」継続 「Nintendo Switch」の勢いは持続している
 任天堂<7974.T>が3日続伸。エース経済研究所では、年末年始のハード販売が好調なほか、ソフトウェアも店頭の欠品が目立つほどになっており、「Nintendo Switch」の勢いは持続していると判断。投資判断「強気」、目標株価51600円を継続した。
 任天堂は、今夏にかけて発売するゲームソフトを紹介する「ニンテンドーダイレクトミニ」を自社HP、ユーチューブで1月11日23時から実施した。サードパーティタイトルのサプライズは3点。(1)スクウェア・エニックス:ニンテンドーDSで発売されたタイトルの移植・改良版「すばらしきこの世界 -Final Remix-」、(2)日本一ソフトウェア:日本ファルコムの主力タイトル「イース8」、(3)バンダイナムコ・フロムソフトウェア:「ダークソウル リマースタード」。さらに、任天堂からはコーエーテクモゲームズ開発の「ゼルダ無双 ハイラルオールスターズDX」、「ドンキーコング トロピカルフリーズ」、「マリオテニス」が発表された。一部で不安視されていたタイトル不足問題は後退した印象。大手サードパーティからのタイトル供給も本格化してきており、「Nintendo Switch」の先行き懸念は徐々に払しょくされる見通し。

★13:11  日本電計-後場急騰 子会社の電計科技研発(上海)が中国の新三板市場へ上場
 日本電計<9908.T>が後場急騰。同社は16日13時に、同社の70%出資する子会社で、中国国内で受託試験場を運営する電計科技研発(上海)が、中国の店頭登録市場にあたる「新三板」に株式を上場することが、1月9日付けで承認されたと発表した。
 受託試験ニーズは旺盛で、電計科技研発(上海)は2017年7月に浦東地区に第二試験場を開設した。第二試験場開設に当たり、試験場の確保、各種試験設備の導入など資金ニーズがおう盛で、これまで同社グループである電計貿易(上海)に依存していたが、今後は増資などを行うことで市場から調達することも可能となるとしている。
 また、同社にとっても、財務面で子会社への支援の資金負担が減少するほか、将来的には保有株式の市場への放出により投資資金を回収できるメリットがあるとしている。
 併せて、同社はドイツに本社をおくテュフ ラインランドの日本法人テュフ ラインランド ジャパンと車載用カメラモニターシステムの試験・認証・製造開発などを目的とした支援について業務提携することも発表した。
 さらに、18.3期の期末配当予想を27円→29円(前期は27円)に修正することも発表した。年間配当は40円→42円(前期は40円)となる。

★13:14  LINE-続伸 「LINE Ads Platform」など営業強化で大阪オフィス開設
 LINE<3938.T>が続伸。同社は16日、運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」、LINE Pay(新宿区)が展開する「LINE Pay」、「LINE@」の西日本エリアでの営業拠点として大阪オフィスを開設したと発表した。
 LINE Payの大阪オフィスも新オフィスに移転する。同サービスに絡み西日本エリアでの販売拡大を目指すほかサービス間の連携を強化することで、加盟店およびユーザーの利便性向上、サービス・商品の競争力強化を図る。今後の業績拡大への期待から、買いが入っている。

★13:15  SFP-いちよしが「B」へ引き下げ 新業態「いち五郎」は順調な滑り出し
 SFPホールディングス<3198.T>が6日続落。いちよし経済研究所では、株価水準の上昇により、レーティングを「A」→「B」と引き下げた。フェアバリューは2400円→2500円と引き上げた。
 同社は「磯丸水産」に代わる業態開発を進めている。客単価2000円台で日常性のあるもの。第一弾の実験店として餃子製造販売店「トラ五郎」を東京都新宿に、東京都上野と兵庫県尼崎市に「いち五郎」をオープン(2号店以降は「いち五郎」で統一)。17年11月末時点で、10店舗が「いち五郎」となっている。「いち五郎」は「磯丸水産」よりも原価率が低く、店舗段階利益率は「磯丸水産」より高い水準で推移しているとみられるとした。


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