前場コメント No.6 川崎重工業、第一生命、ジェイテクト、日本ペイント、メディアシークなど
★9:10 川重－大幅に4日続伸 米NYの地下鉄車両1600両を受注
川崎重工業<7012.T>が大幅に4日続伸。20日付の日経新聞朝刊で、同社が米ニューヨークの地下鉄車両、約1600両を受注する見通しになったと発表した。
受注総額は約4000億円で同社にとり過去最大規模になるという。北米や東南アジアで市場開拓を進める世界最大手の中国中車などとの受注争いを制したとされ、川重はコスト面では劣勢だったが納期や品質などの管理能力が評価されたとしている。業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。
川崎重工業<7012.T>が大幅に4日続伸。20日付の日経新聞朝刊で、同社が米ニューヨークの地下鉄車両、約1600両を受注する見通しになったと発表した。
受注総額は約4000億円で同社にとり過去最大規模になるという。北米や東南アジアで市場開拓を進める世界最大手の中国中車などとの受注争いを制したとされ、川重はコスト面では劣勢だったが納期や品質などの管理能力が評価されたとしている。業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。
★9:12 第一生命－続伸 米国リバティライフ社の個人保険・年金既契約ブロックを買収
第一生命ホールディングス<8750.T>が続伸。同社は1月19日の大引け後に、連結子会社である米国プロテクティブ社が、米国マサチューセッツ州のリバティライフ社における個人保険・年金の既契約ブロックを再保険形式で買収することを決定したと発表した。
当該買収は、Liberty Mutual Group, Inc.による傘下リバティライフ社のLincoln National Corporationへの売却と同時に実施するものであり、リバティライフ社株式のリンカーン社への移転、米国監督当局による認可等を前提として、2018年度上半期をメドとした買収手続完了を予定しているとした。
第一生命ホールディングス<8750.T>が続伸。同社は1月19日の大引け後に、連結子会社である米国プロテクティブ社が、米国マサチューセッツ州のリバティライフ社における個人保険・年金の既契約ブロックを再保険形式で買収することを決定したと発表した。
当該買収は、Liberty Mutual Group, Inc.による傘下リバティライフ社のLincoln National Corporationへの売却と同時に実施するものであり、リバティライフ社株式のリンカーン社への移転、米国監督当局による認可等を前提として、2018年度上半期をメドとした買収手続完了を予定しているとした。
★9:13 ジェイテクト－三菱ＵＦＪＭＳが「Neutral」で再開 収益性改善は当面見込み難い
ジェイテクト<6473.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ベアリング事業の本格的な収益性改善は当面見込み難いと判断。投資判断「Neutral」、目標株価2140円として、カバレッジを再開した。
富士機工の子会社化完了を受け、目標株価とレーティングを付与。エクイティストーリーは、「ベアリング事業の本格的な収益性改善待ち」とするが、当面その実現は見込み難いとした。営業利益予想は、ステアリング事業とベアリング事業の利益見通し引き上げで上方修正。各事業の利益見通し引き上げの背景は以下の通り。
ステアリング事業は（1）のれん償却負担の軽減、（2）富士機工の連結効果の寄与（18.3期の連結期間は3カ月、19.3期からフル連結）が主因。ベアリング事業は、国内の収益性改善の織り込みが主因。現在実施している設備改修などによる生産体制の安定化が寄与する。株価の一段の上昇には、競合他社比で見劣りするベアリング事業の収益性改善が必要としたが、国内の設備の入れ替えや改修は今後も継続することから、本格的な収益性改善は当面見込み難いとした。
ジェイテクト<6473.T>が続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、ベアリング事業の本格的な収益性改善は当面見込み難いと判断。投資判断「Neutral」、目標株価2140円として、カバレッジを再開した。
富士機工の子会社化完了を受け、目標株価とレーティングを付与。エクイティストーリーは、「ベアリング事業の本格的な収益性改善待ち」とするが、当面その実現は見込み難いとした。営業利益予想は、ステアリング事業とベアリング事業の利益見通し引き上げで上方修正。各事業の利益見通し引き上げの背景は以下の通り。
ステアリング事業は（1）のれん償却負担の軽減、（2）富士機工の連結効果の寄与（18.3期の連結期間は3カ月、19.3期からフル連結）が主因。ベアリング事業は、国内の収益性改善の織り込みが主因。現在実施している設備改修などによる生産体制の安定化が寄与する。株価の一段の上昇には、競合他社比で見劣りするベアリング事業の収益性改善が必要としたが、国内の設備の入れ替えや改修は今後も継続することから、本格的な収益性改善は当面見込み難いとした。
★9:18 日本ペイント－大幅続伸 筆頭株主のNipseaが社外取締役5名の選任を提案
日本ペイントホールディングス<4612.T>が大幅続伸。筆頭株主（出資比率：38.99％）であるNipsea International Limitedが、現取締役であるゴー・ハップジンに加え、5名の社外取締役候補者を取締役に選任するよう提案したことが材料。
Nipseaはゴー・ハップジン氏が代表を務めるWuthelam Holdings Ltd.の100％子会社であり、Wuthelam Groupは1962年より、同社とアジア地域において塗料の合弁事業を展開している。
なお、みずほ証券（「中立」継続、目標株価3700円）ではレポートにおいて、ゴー氏が配当性向の引き上げ（17.12期みずほ予想39.4％）や自社株式取得など積極的な株主還元を求めているのではなく、M&Aのための増資による資金調達、すなわち希薄化による1株当たり当期利益（EPS)の減少を回避したいとする考えが強く働いていると推察。また、ゴー氏はMSVという概念をこれまで長く持ち続けているとのことであり、2017年11～12月の米国塗料メーカーAxalta Coating Systems社との買収交渉（12月に中止発表）が1つの契機になった可能性があると考えるとした。
日本ペイントホールディングス<4612.T>が大幅続伸。筆頭株主（出資比率：38.99％）であるNipsea International Limitedが、現取締役であるゴー・ハップジンに加え、5名の社外取締役候補者を取締役に選任するよう提案したことが材料。
Nipseaはゴー・ハップジン氏が代表を務めるWuthelam Holdings Ltd.の100％子会社であり、Wuthelam Groupは1962年より、同社とアジア地域において塗料の合弁事業を展開している。
なお、みずほ証券（「中立」継続、目標株価3700円）ではレポートにおいて、ゴー氏が配当性向の引き上げ（17.12期みずほ予想39.4％）や自社株式取得など積極的な株主還元を求めているのではなく、M&Aのための増資による資金調達、すなわち希薄化による1株当たり当期利益（EPS)の減少を回避したいとする考えが強く働いていると推察。また、ゴー氏はMSVという概念をこれまで長く持ち続けているとのことであり、2017年11～12月の米国塗料メーカーAxalta Coating Systems社との買収交渉（12月に中止発表）が1つの契機になった可能性があると考えるとした。
★9:18 メディアシーク－買い気配 商品口コミ共有サイト「ものトーク」開始
メディアシーク<4824.T>が買い気配。ナイガイ<8013.T>も高い。20日付の日経新聞朝刊で、メディアシークがスマートフォン（スマホ）でバーコードを読み取ると、商品情報を見たり口コミを共有したりできるサイト「ものトーク」を23日に本格的に始めると報じられた。
ナイガイと共同開発したという。洋服から日用品まで約500万点の商品に対応するとされる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
メディアシーク<4824.T>が買い気配。ナイガイ<8013.T>も高い。20日付の日経新聞朝刊で、メディアシークがスマートフォン（スマホ）でバーコードを読み取ると、商品情報を見たり口コミを共有したりできるサイト「ものトーク」を23日に本格的に始めると報じられた。
ナイガイと共同開発したという。洋服から日用品まで約500万点の商品に対応するとされる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
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