前場コメント No.12 タダノ、ソニーFH、ハイパー、ニューフレア、ロームなど

2018/01/22(月) 11:31
★10:36  タダノ-急反落 米子会社が米国環境保護庁に要請不適格の可能性を自己申告
 タダノ<6395.T>が急反落。同社は19日、米国子会社2社が、タダノグループが製造し米国で輸入・販売した建設用クレーン車に搭載したエンジンについて、要請の一部を満たしていない可能性があるとして米国環境保護庁(EPA)に自己申告したと発表した。
 EPAは厳格化する米国のディーゼルエンジン排ガス規制に製造業者が柔軟に対応できるよう規制の段階的緩和措置(TPEM)を設けている。

★10:39  ソニーFH-SMBC日興が新規「2」 「安定」しているがゆえに「変化」は限定的
 ソニーフィナンシャルホールディングス<8729.T>が続伸。SMBC日興証券では、「安定」しているがゆえに「変化」は限定的と判断。投資評価「2(中立)」、目標株価2200円として、新規カバレッジを開始した。
 金融サービスセクター内で相対的に上値余地は限定的とみられる。SMBC日興では、同社が他社のように経済価値ベース収益性の高い保障性商品販売を強化する取り組みを行わず、新たな代理店チャネル強化にも時間を要するとみられる点から、経済価値ベース利益の安定性を確認するには時間が必要と考えられる。この結果、同業他社比で還元強化が限定的にとどまると考え、バリュエーション面でディスカウント評価。従って、仮に株主還元方針で経済価値ベース利益・指標の積極的活用が示された場合は、還元強化期待からディスカウント解消のカタリストとなり得るとした。

★10:42  ハイパー-ストップ高買い気配 新概念サイバーセキュリティー製品「AppGuard」提供開始
 ハイパー<3054.T>がストップ高買い気配。同社は19日、AppGuard Marketing(新宿区)と提携し、同社の販売するサイバーセキュリティ製品「AppGuard(アップガード)」の提供を開始すると発表した。
 「AppGuard」は「システムの正しい動作と機能をまもること」を目的とした新概念のセキュリティー製品。マルウエア自体の検知・駆除で攻撃を防止する従来のセキュリティー製品とは異なり、「システムへの動作を監視・隔離すること」で課題となっている未知のマルウエアへの対策も解決し、サイバー攻撃から企業を守ることを可能にするとしている。

★10:43  ニューフレア-CSが目標株価引き上げ シングルビーム需要は減少
 ニューフレアテクノロジー<6256.T>が反落。クレディ・スイス証券では、シングルビーム需要は減少しているとみて、投資評価「UNDERPERFORM」を継続した。目標株価は4920円→5740円と引き上げた。
 業績予想を上方修正、11月の決算説明会においてシングルビームの需要が長期的に拡大する見通しが示されたこともあり、同社の株価は上昇基調にある。しかし、先端プロセスにおいてシングルビームの需要がマルチビームに置き換わる見通しを維持、また、同社が17年12月に開発完了を計画していたマルチビームの開発が遅れていることもあり、引き続き業績は低迷が続くとの見方を示した。

★10:53  ローム-CSが目標株価引き上げ 月次売上高に惑わされることない 中長期で評価
 ローム<6963.T>が4日続伸。クレディ・スイス証券では、月次売上高に惑わされることなく、中長期で評価とコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価は11500円→15000円と引き上げた。
 業績予想を上方修正。株価は16年中盤から大幅に上昇しているが、車載用アナログIC・パワー半導体の電動化、ADAS拡大による中期業績のアップサイドを評価。
 上期での自動車、産業機器向けの売上高拡大加速に加え、月次売上高の動向に鑑み、営業利益予想を今18.3期6%、来19.3期、20.3期を各9%ずつ増額修正。17年12月の月次売上高は16年11月ぶりに前年比10%増(為替影響除き)を割り込んだが、引き続き自動車、産業機器向けは好調に推移している。また、高い限界利益率を考慮すると、1ケタ%台後半の増収率でも、来期以降も高い増益率は維持できる見込みとした。


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