〔Market Flash〕金融市場の正常化に備える、まずは生保を選好~大手外資系証券

2018/01/22(月) 12:32
【12:30】金融市場の正常化に備える、まずは生保を選好~大手外資系証券  ゴールドマン・サックス証券では、マクロ環境の改善を踏まえて、金融セクターの目標株価を平均で13.6%上方修正している。2018年も金融セクターは引き続き金利に対する見解で株価が左右される展開を予想している。GSでは金利の上昇可能性に関しては、スティープ化の可能性がパラレルシフトよりも高いと考えており、その前提下において恩恵を受けると考える生保セクターをトップピックとしている。一方で、銀行セクターに関しては、長期金利が上昇しても実際の収益インパクトは限定的とみており、過度な楽観は禁物と考えている。サブセクターに対する投資見解は、生保>証券>メガバンク=損保>地銀と考えている。 【10:20】今週のドル円相場は109円75銭~112円75銭を予想~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今週のドル円相場は明確な方向感の出づらいレンジ取引を想定している。「日銀オペ減額ショック」の後遺症が減衰する中、良好な米国経済への期待がドル円相場の下値を支える一方、他通貨市場で進むドル安への警戒感が上値を抑える重石になると考えている。目先で最大の注目イベントである30日~31日のFOMCをにらんだ様子見ムードも動意抑制に働くとみている。想定レンジに関しては、109円75銭~112円75銭としている。 【9:45】外食の17年既存店売上高の月別騰落は9勝3敗と大きく勝ち越し~みずほ  みずほ証券では、外食25社の2017年12月の月次動向を受けてリポートしている。前年同期比では1.9%増で、全国的に気温が低く推移したこともあり、鍋メニューやあんかけメニューなど、冬季限定商品の販売が堅調であったとのこと。また、2017年の外食既存店売上高の月別騰落率に関しては、前年にうるう年の反動影響があった2月、曜日配列が前年同月に比べ悪化した5月、記録的な悪天候に見舞われた10月を除く全ての月で増収となり、9勝3敗と大きく勝ち越したことを指摘している。みずほでは、全ての月で客単価が前年同月比で上昇している点や、各社の値上げの動きによって、年後半にかけて客単価の上昇幅が増している点に注目している。また2018年も、各社の価格政策および客数動向に注視が必要と考えている。 【9:10】損保業界のカバレッジを開示、トップピックはSOMPO~SMBC日興  SMBC日興証券では、損保業界3社のカバレッジを開始している。海外展開余地が大きい損保業界は、生保業界比でトップラインの成長期待が高く、持続的収益や株主還元拡大を図れる企業にはアップサイドが期待できると考えている。業界の投資論点としては、(1)国内新種保険の収益貢献による安定成長、(2)海外事業からの持続的利益貢献期待、(3)高ベータで国内株価上昇局面かつ自然災害ロスが限定的な時に金融セクター内、グローバル保険業比でアウトパフォームする傾向―といった3点を挙げており、今後は自然災害エクスポージャー管理の強化による業績安定化にも期待している。個別では、SOMPOホールディングス(8630)を損保業界トップピックとして注目している。 【8:45】寄り前気配は川重、T&DHD、島忠、山九が高い気配値  主力株の寄り前気配では、川重(7012) +8.75%、T&DHD(8795) +5.60%、島忠(8184) +3.86%、山九(9065) +3.67%、豊田合(7282) +3.43%、八十二(8359) +3.29%、ほくほく(8377) +3.28%、久光薬(4530) +2.89%、日本ペ(4612) +2.64%、七十七(8341) +2.51%などが高い気配値。  一方、アルフレッサ (2784) -7.03%、東邦HD(8129) -6.17%、タダノ(6395) -5.60%、NOK(7240) -3.40%、百五銀(8368) -3.23%、阪和興(8078) -3.16%、福山運(9075) -2.74%、ジャフコ(8595) -2.74%、カネカ(4118) -2.62%、サンゲツ(8130) -2.49%などが安い気配値となっている。
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