後場コメント No.3　Ｔ＆ＤＨＤ、マツダ、フージャース、三菱自動車、チェンジなど

★12:52　 Ｔ＆ＤＨＤ－ＳＭＢＣ日興が新規「1」　ニッチ戦略で実質利益拡大
　Ｔ＆Ｄホールディングス<8795.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、ニッチ戦略で実質利益が拡大していると判断。投資評価「1（アウトパフォーム）」、目標株価2300円として、新規カバレッジを開始した。
　以下3つの収益性拡大への取り組みが、今後のカタリストになると期待。（1）同業他社比で金利・株式の株価（EV）感応度が高いが、その要因となる金利・株式リスクは全社的リスク管理（ERM）において適切に管理されているとみる。（2）本格的な高齢化社会到来で強みを持つシニア層・中小企業経営者マーケットを基盤に高収益性の保障性商品販売の継続的な拡大を見込む（ニッチ戦略への注力）。（3）経済価値ベース利益と自己資本基盤を重視した戦略により、新契約価値は18.3期：1301億円→22.3期：1656億円、MCEVは新契約価値拡大により、18.3期：2.6兆円→22.3期：3.5兆円、年平均増加率8％を予想。

★12:55　 マツダ－ＢｏｆＡＭＬが目標株価引き上げ　米国苦戦は続くが為替が大きな救い
　マツダ<7261.T>が4日ぶり反発。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ（ＢｏｆＡＭＬ）では、米国苦戦は続くが為替が大きな救いとコメント。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は1500円→1580円と引き上げた。
　小売販売は今18.3期：158万台（会社計画：160万台）→来19.3期：160万台と想定。主力の米国では3Qに入っても苦戦が続いており、同29.4万台→28.5万台と販売減トレンドが続く見込み。3Q以降はCX-5も含め、インセンティブ増での販売確保を目指してきたが、競争激化の影響もあってか、モメンタム反転の兆しは見えないとした。

★12:57　 フージャース－急落　一部コミットメント型ライツ・オファリング実施へ　134億円調達
　フージャースホールディングス<3284.T>が急落。同社は19日に、一部コミットメント型ライツ・オファリングを行うと発表した。
　このライツ・オファリングは、2018年2月1日に、同社以外の全ての株主に対して、その有する同社普通株式1株につきこの新株予約権1個の割合で、新株予約権を無償で割り当てる。
　一般投資家権利行使期間（2月1日～3月15日）における行使代金は、新株予約権1個当たり500円となっている。なお、この新株予約権は東証に上場される予定。さらに、一般投資家権利行使期間において行使されなかった新株予約権は3月19日までに、同社が1円または0円で取得する。
　また、同社は3月20日にコミットメント契約に基づき、原則として、555万9735個を上限として、同社が取得したこの新株予約権を引受会社に譲渡し、引受会社は、引受会社権利行使期間（3月20日～3月22日）において、この新株予約権の全てを行使する。
　引受会社による行使代金は新株予約権1個当たり500円となっているが、3月19日の同社普通株式の終値が555円を下回る場合には、3月20日以降、当該終値の90％に相当する金額に修正される。
　差引手取概算額（最大）は134億3235万7375円で、ヘルスケア・リート事業展開の基盤強化のための投資やエネルギー事業への事業投資に充当する。

★13:03　 三菱自動車－ＢｏｆＡＭＬが目標株価引き上げ　新型車の利益寄与度に注目
　三菱自動車<7211.T>が続伸。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ（ＢｏｆＡＭＬ）では、好材料出尽くしで、新型車の利益寄与度に注目。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は700円→800円と引き上げた。
　小売販売は今18.3期：105万台（会社計画：103万台）→来19.3期：117万台と想定。新型Eclipse Cross投入効果の先進国＋中国販売増や、新工場稼働効果のインドネシア（同9.4万台→12.3万台）がドライバー。特に、インドネシアではXpander（新型MPV）の初動が好調な点は心強いが、ミックスへの影響はややマイナスと想定。

★13:08　 チェンジ－後場上げ幅拡大　実業務映像を活用したVR教育コンテツ制作サービス提供開始
　チェンジ<3962.T>が後場上げ幅拡大。同社は22日12時30分に、実業務映像を活用したVR教育コンテツ制作サービスの提供を開始すると発表した。
　このサービスは、VR動画の特性を生かし、再現が困難な環境や事象を仮想空間上で実現することにより、異常時の対応力向上やベテランのノウハウ継承などを目的とした教育の高度化を実現し、顧客の課題解決に貢献していくとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。