後場コメント No.5 スズキ、アニコム、バリューゴルフ、神島化学、第一精工など

2018/03/16(金) 15:00
★13:44  スズキ-東海東京が目標株価引き上げ なお続くインドの成長と日本の高操業
 スズキ<7269.T>が反落。東海東京調査センターでは、なお続くインドの成長と日本の高操業に着目するとし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は5920円→6200円と引き上げた。
 インド子会社マルチスズキの販売伸長が継続。インド国内販売を2017年度165万台(前年比14.2%増)から2018年度180万台(同9.1%増)と、東海東京では予想。インド市場では決してすべてのメーカーの販売が増加しているわけではないため、同社の高い競争力は際立っている。
 一方、国内における生産体制の再編にも怠りがないと指摘。「ワゴンR」のフルモデルチェンジに際して軽自動車の製造ラインを統廃合、海外拠点との製品再配置による輸出台数増加に続き、今回、商用車とフレーム車種を担当する磐田工場のライン統合と生産車種移管を実施した。これによって湖西工場における軽自動車生産台数を引き上げ。一連の体質強化策と高操業体制の構築は為替など、外部環境の変化に対する抵抗力を強めていると見込まれるとした。

★13:47  アニコムHD-3日続伸 2月度新規契約15%増 保有契約件数10%増
 アニコムホールディングス<8715.T>が3日続伸。ペット保険を手掛ける同社は15日に、2月度月次経営パラメーターを発表した。
 新規契約件数は1万1347件(前年同月比15.0%増)となった。1月の1万2776件(同14.1%増)から件数は減少、伸び率は良化した。保有契約件数は69万3622件(同9.8%増)、正味収入保険料は26億3700万円(同11.6%増)となっている。

★13:48  バリューゴルフ-エースが「強気」へ引き上げ 現在の株価水準は押し目買い局面
 バリューゴルフ<3931.T>が反発。エース経済研究所では、現在の株価水準は押し目買い局面を迎えつつあるとみて、投資判断を「中立」→「強気」と引き上げた。目標株価は3900円を継続。
 前18.1期は17年9月に子会社化したジープ社の収益改善などが寄与し、96%増収、78%営業増益を達成。今19.1期も将来の事業拡大に向けた先行投資負担を吸収し、増収増益となる見通し。PB(プライベートブランド)商品の第1弾として17年12月に、メンズゴルフシューズを発売、売れ行き好調なことから今後、他のPB 商品も投入していく予定。なお、配当などの実施は東証第1部上場後になると見ているとした。

★13:52  神島化学-いちよしがフェアバリュー引き下げ 業績拡大に向けた具体化が遅れている
 神島化学工業<4026.T>が反発。いちよし経済研究所では、業績拡大に向けた具体化が遅れている状況に変化はないと判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューは1300円→1100円と引き下げた。
 今18.4期3Q(11~1月)決算の内容を踏まえ、業績予想を下方修正。北米向け医薬食品添加用酸化マグネシウムなどの潜在成長性は失われていないと考えられるが、具体化が遅れている状況に大きな変化はなし。マグネシウム化合物やセラミック事業など中長期的な潜在成長性に期待するとし、今後の業績貢献への具体化が待たれるとした。

★13:55  第一精工-いちよしがフェアバリュー引き下げ 円高影響を考慮も収益回復局面が続く
 第一精工<6640.T>が大幅に3日続落。いちよし経済研究所では、円高影響を考慮するが、収益回復局面が続くと予想。レーティング「B」を継続した。フェアバリューは2800円→2600円と引き下げた。
 ノートPC向けやLEDヘッドライト向けコネクターなどが堅調に推移することに加え、産業用小型ロボット向けトルクセンサーのビジネスが立ち上がりつつあることから、収益回復局面が続くと予想。ただし、円高影響を考慮して、いちよし予想を小幅に下方修正。
 同社は技術力を背景とした付加価値追求型の収益構造を持つ部品メーカー。匂いセンサー(MEMS技術を活用した検知素子)など有望な新規分野の開発も進めており、今後の成長ポテンシャリティは十分にあると指摘。


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