前場コメント No.7 旭硝子、丸順、新日鉄住金、神戸製鋼所、ＯＡＴアグリオなど
★9:08 旭硝子－みずほが目標株価引き上げ 化学品における利益貢献度の変化を確認できない
旭硝子<5201.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、現状の開示情報では化学品における利益貢献度の変化を確認できないとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は4900円→5000円と引き上げた。
今18.12期1Q（1～3月）の良好な滑り出しを踏まえ、通期営業利益予想を会社計画比80億円上振れの1380億円に引き上げ。来19.12期以降も化学品に依存したアンバランスな利益成長が続くが、クロールアルカリの利益貢献度は今18.12期がピークとなり、来19.12期以降はライフサイエンスを含めたフッ素・スペシャリティの利益貢献度が高まるとみられる。
ただし、開示情報が限定的のため、化学品における利益貢献度の変化を確認することは難しいと指摘。上値余地は限定的とみる一方で、継続的な自己株取得が株価を下支えするとみられるとした。
旭硝子<5201.T>が5日ぶり反発。みずほ証券では、現状の開示情報では化学品における利益貢献度の変化を確認できないとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は4900円→5000円と引き上げた。
今18.12期1Q（1～3月）の良好な滑り出しを踏まえ、通期営業利益予想を会社計画比80億円上振れの1380億円に引き上げ。来19.12期以降も化学品に依存したアンバランスな利益成長が続くが、クロールアルカリの利益貢献度は今18.12期がピークとなり、来19.12期以降はライフサイエンスを含めたフッ素・スペシャリティの利益貢献度が高まるとみられる。
ただし、開示情報が限定的のため、化学品における利益貢献度の変化を確認することは難しいと指摘。上値余地は限定的とみる一方で、継続的な自己株取得が株価を下支えするとみられるとした。
★9:09 ジェイテクト－5日ぶり反発 三菱重工業との工作機械分野の事業提携に向けた協議を中止
ジェイテクト<6473.T>が5日ぶり反発。同社は25日に、三菱重工業<7011.T>と工作機械・精密工具分野において、三菱重工業の子会社である三菱重工工作機械（滋賀県栗東市）への資本参加を含む事業提携（本事業提携）に向けた基本合意に達し、正式契約の締結に向けた協議を開始していたが、基本合意を合意解約し、事業提携の検討および協議を中止すると発表した。
ジェイテクト<6473.T>が5日ぶり反発。同社は25日に、三菱重工業<7011.T>と工作機械・精密工具分野において、三菱重工業の子会社である三菱重工工作機械（滋賀県栗東市）への資本参加を含む事業提携（本事業提携）に向けた基本合意に達し、正式契約の締結に向けた協議を開始していたが、基本合意を合意解約し、事業提携の検討および協議を中止すると発表した。
★9:09 丸順－急落 公募などで18億円調達 設備投資に充当
丸順<3422.NG>が急落。同社は25日、120万株の公募による新株式発行、東プレ<5975.T>を割り当て先とする30万株の第三者割り当て増資、上限18万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。
発行条件は6月4日～6月6日のいずれかの日に決める。手取り概算額上限は17億9538万4000円。設備投資に充当する。
丸順<3422.NG>が急落。同社は25日、120万株の公募による新株式発行、東プレ<5975.T>を割り当て先とする30万株の第三者割り当て増資、上限18万株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表した。
発行条件は6月4日～6月6日のいずれかの日に決める。手取り概算額上限は17億9538万4000円。設備投資に充当する。
★9:10 新日鉄住金－ＪＰモルガンが目標株価引き上げ 本格的なリバーサルへ投資妙味が出てきた
新日鉄住金<5401.T>が6日ぶり反発。ＪＰモルガン証券では、本格的なリバーサルに向けて投資妙味が出てきたと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は2960円→3090円と引き上げた。
17年度4Qは1050万トンの四半期粗鋼生産まで回復、これは16年度3Q以来の生産水準であり、18年度通期の4200万トン超の粗鋼生産までの回復がようやく視野に入ったといえる。1Q決算時に18年度見通しを公表する見込みだが、操業面での懸念が後退したことでコンセンサス並みの利益水準は期待されることから、長きにわたって同業他社をアンダーパフォームしてきたパフォーマンスの反転を期待。株価上値余地はセクター内でもっとも大きいと指摘。
新日鉄住金<5401.T>が6日ぶり反発。ＪＰモルガン証券では、本格的なリバーサルに向けて投資妙味が出てきたと判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は2960円→3090円と引き上げた。
17年度4Qは1050万トンの四半期粗鋼生産まで回復、これは16年度3Q以来の生産水準であり、18年度通期の4200万トン超の粗鋼生産までの回復がようやく視野に入ったといえる。1Q決算時に18年度見通しを公表する見込みだが、操業面での懸念が後退したことでコンセンサス並みの利益水準は期待されることから、長きにわたって同業他社をアンダーパフォームしてきたパフォーマンスの反転を期待。株価上値余地はセクター内でもっとも大きいと指摘。
★9:11 神戸製鋼所－ＪＰモルガンが目標株価引き上げ 相対的な上値余地はセクター内で下位
神戸製鋼所<5406.T>が6日ぶり反発。ＪＰモルガン証券では、悪材料出尽くしではあるが、相対的な上値余地はセクター内では下位とし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1200円→1300円と引き上げた。
米国司法省を含めて製品品質の不正行為に対する求償コストを確認する必要を残すが、安全性に問題がないことを確認してきたことで、当初懸念されたほどのコスト負担は発生しない見通し。評価の軸足がファンダメンタルズへ移る中、堅調な鉄鋼や建機の堅調さは続くことが予想されるが、株価上値は相対的にも中位にとどまるとみられ、投資判断は「Neutral」とした。
神戸製鋼所<5406.T>が6日ぶり反発。ＪＰモルガン証券では、悪材料出尽くしではあるが、相対的な上値余地はセクター内では下位とし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1200円→1300円と引き上げた。
米国司法省を含めて製品品質の不正行為に対する求償コストを確認する必要を残すが、安全性に問題がないことを確認してきたことで、当初懸念されたほどのコスト負担は発生しない見通し。評価の軸足がファンダメンタルズへ移る中、堅調な鉄鋼や建機の堅調さは続くことが予想されるが、株価上値は相対的にも中位にとどまるとみられ、投資判断は「Neutral」とした。
★9:12 ＯＡＴアグリオ－4日続伸 天然防除資材開発のスペイン2社買収
ＯＡＴアグリオ<4979.T>が4日続伸。同社は25日、Ricardo Villuendas Segui氏からスペインLIDA Plant ResearchとCAPA ECOSYSTEMSの株式を取得すると発表した。
LIDAとCAPAは植物が本来持つ病害に対する抵抗性を応用したphytovaccineと呼ばれる天然の防除資材の研究開発を進めている。買収により、ＯＡＴは従来のポートフォリオを強化でき、市場競争力を高めることが見込まれる。また、LIDAとCAPAの販売チャネルから自社製品を展開することで、相乗効果も期待できる。
ＯＡＴアグリオ<4979.T>が4日続伸。同社は25日、Ricardo Villuendas Segui氏からスペインLIDA Plant ResearchとCAPA ECOSYSTEMSの株式を取得すると発表した。
LIDAとCAPAは植物が本来持つ病害に対する抵抗性を応用したphytovaccineと呼ばれる天然の防除資材の研究開発を進めている。買収により、ＯＡＴは従来のポートフォリオを強化でき、市場競争力を高めることが見込まれる。また、LIDAとCAPAの販売チャネルから自社製品を展開することで、相乗効果も期待できる。
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