前場コメント No.8 ＪＦＥＨＤ、タカラバイオ、三井金属、四国電力、クレディセゾンなど
★9:12 ＪＦＥＨＤ－ＪＰモルガンが目標株価引き下げ 選好されやすい状況が当面続く
ＪＦＥホールディングス<5411.T>が4日ぶり反発。ＪＰモルガン証券では、中国鋼材在庫の正常化の中、選好されやすい状況が当面続くとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3230円→2990円と引き下げた。
持ち分法先のジャパンマリンユナイテッドでの損失計上があったことでとらえにくくなっているものの、17年度下期以降の同社実態利益は市場期待を超える水準が2四半期連続で続いており、17年度3Q以降は輸出スプレッド拡大が顕在化している。中国の鋼材スプレッドが直近でも高値を維持していることで、同社の2Qにかけての輸出マージンも高水準を維持する見通しだが、スポット比で50ドル/トンを超える調整を会社計画では見込んでいるとみられ、保守的と判断。中国鋼材在庫の正常化の中で、同社に対する選好は改善する見込み。
ＪＦＥホールディングス<5411.T>が4日ぶり反発。ＪＰモルガン証券では、中国鋼材在庫の正常化の中、選好されやすい状況が当面続くとみて、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3230円→2990円と引き下げた。
持ち分法先のジャパンマリンユナイテッドでの損失計上があったことでとらえにくくなっているものの、17年度下期以降の同社実態利益は市場期待を超える水準が2四半期連続で続いており、17年度3Q以降は輸出スプレッド拡大が顕在化している。中国の鋼材スプレッドが直近でも高値を維持していることで、同社の2Qにかけての輸出マージンも高水準を維持する見通しだが、スポット比で50ドル/トンを超える調整を会社計画では見込んでいるとみられ、保守的と判断。中国鋼材在庫の正常化の中で、同社に対する選好は改善する見込み。
★9:13 タカラバイオ－丸三が目標株価引き上げ 新薬への期待などを踏まえて
タカラバイオ<4974.T>が続落。丸三証券では、新薬への期待などを踏まえて、投資判断「買い」を継続、目標株価を2600円→3000円と引き上げた。
前18.3期決算はおおむね丸三の想定通りの内容。今19.3期連結業績の会社計画は、売上高368億円（前期比14％増）、営業利益50億円（同41％増）。事業別に見ると、主力のバイオ産業支援事業が同11％の増収計画となるなど堅調に推移する見通し。また、遺伝子医療事業の売上高が18.6億円と前期比3.7倍に増加する計画。4月に大塚製薬と締結した、siTCRおよびCAR遺伝子治療薬に関する共同開発・独占販売契約に関する契約一時金収入の影響等が大きいとみられるとした。
タカラバイオ<4974.T>が続落。丸三証券では、新薬への期待などを踏まえて、投資判断「買い」を継続、目標株価を2600円→3000円と引き上げた。
前18.3期決算はおおむね丸三の想定通りの内容。今19.3期連結業績の会社計画は、売上高368億円（前期比14％増）、営業利益50億円（同41％増）。事業別に見ると、主力のバイオ産業支援事業が同11％の増収計画となるなど堅調に推移する見通し。また、遺伝子医療事業の売上高が18.6億円と前期比3.7倍に増加する計画。4月に大塚製薬と締結した、siTCRおよびCAR遺伝子治療薬に関する共同開発・独占販売契約に関する契約一時金収入の影響等が大きいとみられるとした。
★9:14 三井金属－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 極薄銅箔に対する楽観が株価を押し上げ
三井金属鉱業<5706.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、極薄銅箔に対する楽観が目先の株価を押し上げると想定。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は4940円→5000円と引き上げた。
前18.3期決算発表後は、カセロネス銅鉱山の減損による出尽くしや、成長コア事業の中核である極薄銅箔の今19.3期の見方について、株式市場は「楽観」に傾いているが、市況連動以外の機能材料に対する見通しは大きく変える必要がないとみられる。
メモリー向けなどの半導体パッケージング向けの極薄銅箔新規需要の下支えにより、今19.3期業績について楽観論が台頭し、株価は上昇基調をたどった。三菱ＵＦＪＭＳでは、極薄銅箔の販売動向が当面の株価の動きのドライバーと注目。
三井金属鉱業<5706.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、極薄銅箔に対する楽観が目先の株価を押し上げると想定。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は4940円→5000円と引き上げた。
前18.3期決算発表後は、カセロネス銅鉱山の減損による出尽くしや、成長コア事業の中核である極薄銅箔の今19.3期の見方について、株式市場は「楽観」に傾いているが、市況連動以外の機能材料に対する見通しは大きく変える必要がないとみられる。
メモリー向けなどの半導体パッケージング向けの極薄銅箔新規需要の下支えにより、今19.3期業績について楽観論が台頭し、株価は上昇基調をたどった。三菱ＵＦＪＭＳでは、極薄銅箔の販売動向が当面の株価の動きのドライバーと注目。
★9:15 四国電力－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 伊方原発3号機に関する裁判動向に注目
四国電力<9507.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、広島高裁における伊方原発3号機に関する裁判動向に注目。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は990円→1250円と引き上げた。
目標株価算出基準期間の変更（予想ROEの計算対象を19.3期～20.3期の2年間平均から19.3期～21.3期の3年間平均に変更）により、目標株価を引き上げ。2017年12月13日に広島高等裁判所は、愛媛県にある伊方原子力発電所3号機の2018年9月30日までの運転差止仮処分を決定。同裁判所では現在、同仮処分に関する異議審が行われている。今後の裁判動向に関して不透明感があると指摘。
四国電力<9507.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、広島高裁における伊方原発3号機に関する裁判動向に注目。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は990円→1250円と引き上げた。
目標株価算出基準期間の変更（予想ROEの計算対象を19.3期～20.3期の2年間平均から19.3期～21.3期の3年間平均に変更）により、目標株価を引き上げ。2017年12月13日に広島高等裁判所は、愛媛県にある伊方原子力発電所3号機の2018年9月30日までの運転差止仮処分を決定。同裁判所では現在、同仮処分に関する異議審が行われている。今後の裁判動向に関して不透明感があると指摘。
★9:20 クレディセゾン－大和が目標株価引き下げ 中計目標の下方修正を発表も18年度は増配計画
クレディセゾン<8253.T>が小安い。大和証券では、中計目標の下方修正を発表も、18年度は増配計画が示されたとし、投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は2370円→2100円と引き下げた。
バリュエーションの割安感は鮮明であり、過度な懸念を織り込んだ水準と考えられる。新たに追加のシステム投資の方針が示されたが、ディスカウント要因として意識されていた「共同基幹システムを巡る不透明感」や「利息返還に係る懸念」はかつてと比べると大幅に縮小している。リスク要因であった中計目標の下方修正もすでに顕在化。
18年度の会社計画では連結経常利益550億円が見込まれ、中計で掲げていた600億円の目標は取り下げられた。大和では中計目標の下方修正リスクを指摘してきたとし、今回の発表を受けて悪材料出尽くしとの評価につながるとの見方を示した。
クレディセゾン<8253.T>が小安い。大和証券では、中計目標の下方修正を発表も、18年度は増配計画が示されたとし、投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は2370円→2100円と引き下げた。
バリュエーションの割安感は鮮明であり、過度な懸念を織り込んだ水準と考えられる。新たに追加のシステム投資の方針が示されたが、ディスカウント要因として意識されていた「共同基幹システムを巡る不透明感」や「利息返還に係る懸念」はかつてと比べると大幅に縮小している。リスク要因であった中計目標の下方修正もすでに顕在化。
18年度の会社計画では連結経常利益550億円が見込まれ、中計で掲げていた600億円の目標は取り下げられた。大和では中計目標の下方修正リスクを指摘してきたとし、今回の発表を受けて悪材料出尽くしとの評価につながるとの見方を示した。
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