〔Market Flash〕日本経済は2018年度は成長鈍化、2019年度に再加速へ~三菱UFJMS

2018/05/28(月) 10:50
【10:50】日本経済は2018年度は成長鈍化、2019年度に再加速へ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、2018年1-3月期GDP1次速報を受けて経済見通しを改訂している。2018年度見通しは前年度比+1.2%→+0.8%と前回予測から引き下げており、2019年度見通しは同+0.9%と前回予測を維持している。賃金が上昇しても消費性向の高い40代世帯の所得は伸びず、消費は緩慢な動きを続けると見込んでいる。外需は電子・通信機器需要減少局面入りで2018年度に減速するも、2019年度には反発を想定している。設備投資は製造業を中心に、2018年度も堅調を見込んでいる。物価はエネルギー上昇で再加速でもコアCPIは前年比+0.8%止まりで、金融政策は長期間現行政策が維持される公算が大きいと、三菱UFJMSでは予想している。 【10:15】セクターはバーベル・アプローチ~みずほ  みずほ証券ではセクターアプローチに関して、以前から輸送機を「アンダーウエート」としてきたが、この見方を維持し、トランプ大統領の自動車輸入関税引き上げ検討を受けて、今回機械も「オーバーウエート」から「中立」に引き下げている。また、ゴム製品を「オーバーウエート」から「中立」、銀行と電気・ガスを「中立」から「アンダーウエート」へ引き下げている。一方、電機と化学を「中立」から「オーバーウエート」、食品を「アンダーウエート」から「中立」に引き上げている。電機は電子部品の在庫調整の一巡を予想しており、化学は日用品・化粧品の安定成長を評価している。また、情報通信とサービスの「オーバーウエート」、輸送機に加え医薬品の「アンダーウエート」を維持している。外部環境の不透明性を背景に、先月より業種判断の内需・ディフェンシブ色を強めているが、電機と化学のオーバーウウエートにより、株式市場のアップサイドも取れることから、業種判断のバーベル・アプローチであると、みずほではコメントしている。 【9:40】主要市場は反転一服、中押しを経て佳境に向かう~SMBC日興  SMBC日興証券のテクニカルリポートでは、主要市場の展望について考察している。1月末からの調整は3月末で一巡し、その後は先進国株や原油が上昇してきたが、米国金利の上昇が拡大し、ドルが反発する中、新興国には不安定な動きが続く市場も多く、先進国株や原油の上昇も一服となった。6月には米FOMCなどの注目イベントも控えている。SMBC日興では、世界株式や原油の初期反騰が一巡しており、短期的には中押しが生じる可能性があるとみているが、6月前半ごろまでには下値固めを終え、その後は一段の上昇に向かう展開を予想している。しかし、(1)1月末以降の下げの度合いにより、6~8月に想定される上昇の勢いには市場間で差が広がりやすいこと、(2)米国金利の上昇拡大に伴い、8月以降には2009年以来続いた世界株式の上昇がピークアウトする可能性があること―には引き続き留意しておきたいとコメントしている。 【9:10】ドル円調整も一段の円急騰シナリオは描きにくい~大和  大和証券では、ドル円は約2カ月間、大きな調整がないまま一時111円台までドル高が進んでおり、日柄、値幅から考えて、そろそろトレンドが一巡してもよい頃と考えている。ただし、ドル円相場が調整入りしても、軽微なものにとどまる可能性が高いとみている。円安が進行した過程で、投機的な円売りポジションが積み上がっていないことを理由に挙げており、ポジションの偏りがうかがえない以上、大量の円買い戻しを巻き込んで円高加速というシナリオは描きにくいとコメントしている。仮に投機筋がリスクを取って新規に円を買い進めていくのであれば、円を売り遅れた本邦実需筋にとって「干天の慈雨」と言えなくもないことから、投機対実需では長い目で見て、実需に分があると大和では考えている。 【8:45】寄り前気配は日立金、大特鋼、ADEKA、LIXILGが高い気配値  主力株の寄り前気配では、日立金(5486) +7.77%、大特鋼(5471) +6.36%、ADEKA(4401) +6.18%、LIXILG(5938) +5.93%、山合銀(8381) +5.27%、武蔵銀(8336) +5.05%、旭硝子(5201) +4.92%、TSテック(7313) +4.73%、丸一管(5463) +4.48%、野村不HD(3231) +3.94%などが高い気配値。  一方、七十七(8341)-19.86%、ネクソン(3659)-11.46%、トレンド(4704) -7.95%、キッセイ薬(4547) -7.94%、ホトニクス(6965) -5.26%、ニチコン(6996) -4.83%、ニフコ(7988) -4.40%、日立ハイテク(8036) -3.51%、カカクコム(2371) -3.05%、上組(9364) -2.99%などが安い気配値となっている。
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