前場コメント No.12 リンナイ、アネスト岩田、ハウス食品G、日本電気硝子、サッポロHDなど

2018/05/28(月) 11:31
★9:57  リンナイ-野村が目標株価引き上げ 中国や米国では生産能力を増強
 リンナイ<5947.T>が5日ぶり反発。野村証券では、中国や米国では生産能力を増強と注目。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は9230円→9600円と引き上げた。
 国内では厨房機器に次いで、同社にとって主力の給湯器の中級価格製品で価格競争が強まっており、事業環境が厳しさを増しているが、同社は価格競争に追随せず、国内の給湯器市場では付加価値が高い高効率の給湯暖房機に注力し、また中国や米国などの海外で拡販することで、今後も利益成長を実現すると予想。国内の給湯器の高付加価値商品の伸長ペースが従来の野村予想より低く下方に見直したものの、需要が強く生産能力を増強中の中国や米国事業を従来予想よりも強めに見たとしている。

★10:01  アネスト岩田-3日ぶり反発 発電装置事業に参入
 アネスト岩田<6381.T>が3日ぶり反発。28日付の日刊工業新聞で、同社が発電装置事業に参入すると報じられた。
 9月にも同社初の小型水蒸気発電装置を発売するという。2019年をめどに小型バイナリー発電装置を投入するとされる。両装置とも工場などで発生する小規模な熱を活用して発電するとしている。発電装置事業を中期的に、主力事業であるコンプレッサーや真空機器に次ぐ事業の柱に育てる方針のもよう。今後の収益の伸びが期待され、株価は上昇している。

★10:03  ハウス食品G-野村が目標株価引き上げ 業績堅調も割安感に乏しい
 ハウス食品グループ本社<2810.T>がもみ合い。野村証券では、業績堅調も割安感に乏しいとして、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は3400円→3900円と引き上げた。
 好調な前18.3期実績を踏まえ、利益予想を上方修正。21.3期までの新中期計画では、時短ニーズにはレトルトカレー、食の外部化には業務用製品で対応すると同時に、市場が縮小するルウカレーとの収益性格差を縮めるため生産性向上に取り組んでいく。中国のカレー事業、米国の豆腐事業、タイのビタミン飲料事業は競争環境が安定しており、海外事業も業績ドライバーとなる見込み。国内外で安定的に利益成長が可能と見られるが、PERで見て現状株価に割安感はないと指摘。

★10:10  日本電気硝子-みずほが目標株価引き下げ CFを踏まえた弾力的な株主還元に期待
 日本電気硝子<5214.T>が4日続落。みずほ証券では、CF(キャッシュフロー)を踏まえた弾力的な株主還元に期待。投資判断「中立」を継続、目標株価は3500円→3300円と引き下げた。
 今18.12期1Q(1~3月)の進ちょくが今ひとつであったことなどを踏まえ、通期営業利益予想を会社計画並みの310億円に引き下げ。液晶パネルの供給過剰懸念が顕在化してくるなかで、ガラスファイバーといったNon-LCD製品の利益増をテコに、来19.12期以降は着実な増益が期待できるとみられるが、株価の上値余地は限定的と判断。相対的に劣後するROA改善に向けた取り組みを注視するとともに、CFを踏まえた弾力的な株主還元策(自己株取得)の実行に期待。

★10:15  サッポロHD-JPモルガンが「UW」へ引き下げ 業績未達リスクが高まる
 サッポロホールディングス<2501.T>が続落。JPモルガン証券では、業績未達リスクが高まっていると判断。投資判断を「Neutral」→「Underweight」、目標株価は3250円→2600円と引き下げた。
 平常時でのEPS寄与は軽微にとどまるが、業績悪化局面では見逃せないボラティリティ要因となる国内・北米の飲料事業のリスクが顕在化。国内外での競争激化の中で同社の利益成長にブレーキがかかると想定。
 今期の営業利益予想を174億円→160億円に引き下げ。プレミアムビール「エビス」や「黒ラベル」は好調だが、新ジャンルやRTDの苦戦に加え、国内飲料と北米飲料事業の収益悪化が懸念される。今期の業績予想修正に伴い、来期以降の見通しも低成長シナリオに見直すとした。


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