前場コメント No.14 カカクコム、東京ガス、凸版印刷、大阪ガス、武蔵精密工業など
★10:33 カカクコム－ジェフリーズが「UP」へ引き下げ 懸念材料は競争環境
カカクコム<2371.T>が4日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、懸念材料は競争環境とコメント。株価は割高とみて、投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」と引き下げた。目標株価は1800円を継続。
格下げの根拠は（1）インターネット業界大手の「経済圏」との競争激化懸念、（2）食べログの契約店舗数の伸び悩み、（3）バリュエーションの割安感が薄れたこと。
インターネット大手のヤフー（4689）や楽天（4755）は自社の「経済圏」を拡充し、プラットフォーム構築を強化している。しかし、カカクコムはこれらのグループに属していない。従来、カカクコムは食べログ事業を通じてヤフーと提携関係にあったものの、ヤフーは5月16日より食べログの競合であるRettyと資本提携を結んでいる。これら大手との競争が激化するようであれば、ヒト・モノ・カネの観点からカカクコムの生き残りは厳しくなると指摘。
カカクコム<2371.T>が4日ぶり反落。ジェフリーズ証券では、懸念材料は競争環境とコメント。株価は割高とみて、投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」と引き下げた。目標株価は1800円を継続。
格下げの根拠は（1）インターネット業界大手の「経済圏」との競争激化懸念、（2）食べログの契約店舗数の伸び悩み、（3）バリュエーションの割安感が薄れたこと。
インターネット大手のヤフー（4689）や楽天（4755）は自社の「経済圏」を拡充し、プラットフォーム構築を強化している。しかし、カカクコムはこれらのグループに属していない。従来、カカクコムは食べログ事業を通じてヤフーと提携関係にあったものの、ヤフーは5月16日より食べログの競合であるRettyと資本提携を結んでいる。これら大手との競争が激化するようであれば、ヒト・モノ・カネの観点からカカクコムの生き残りは厳しくなると指摘。
★10:36 東京ガス－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 21.3期増配を予想
東京ガス<9531.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、21.3期増配を予想。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は3200円→3450円と引き上げた。
前18.3期の電力での顧客獲得は46.3万件、期末顧客数113万件と好調に推移。販売電力量の増加に加えて、間接的に都市ガスでの他事業者へのスイッチング防止につながるとみられる。固定費が増加傾向にある点には注意が必要だが、今19.3期ガイダンスに子会社株譲渡益や固定資産売却益などが期初から織り込まれており、資産効率の改善への取り組み、セクタートップの株主還元姿勢を評価するとした。継続的な自社株買いによる株数減少から、21.3期配当予想を引き上げ。
東京ガス<9531.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、21.3期増配を予想。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は3200円→3450円と引き上げた。
前18.3期の電力での顧客獲得は46.3万件、期末顧客数113万件と好調に推移。販売電力量の増加に加えて、間接的に都市ガスでの他事業者へのスイッチング防止につながるとみられる。固定費が増加傾向にある点には注意が必要だが、今19.3期ガイダンスに子会社株譲渡益や固定資産売却益などが期初から織り込まれており、資産効率の改善への取り組み、セクタートップの株主還元姿勢を評価するとした。継続的な自社株買いによる株数減少から、21.3期配当予想を引き上げ。
★10:40 凸版印刷－6日続落 地方創生・観光立国の共創拠点新設
凸版印刷<7911.T>が6日続落。同社は28日、日本各地にある国宝などの文化財や史跡、観光資産の魅力を最先端の表現技術を用いて体験できる情報発信と価値創造の共創拠点「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」を新設すると発表した。
同社が同施設の機能を活用し、官公庁、自治体、観光関連団体・企業との共創により日本文化の魅力を世界に発信し、訪日外国人客の増加による地方創生・観光立国の実現に貢献するという。政府が目標とする2030年の訪日外国人数6000万人達成に向け、関連事業の拡大に注力する考え。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
凸版印刷<7911.T>が6日続落。同社は28日、日本各地にある国宝などの文化財や史跡、観光資産の魅力を最先端の表現技術を用いて体験できる情報発信と価値創造の共創拠点「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」を新設すると発表した。
同社が同施設の機能を活用し、官公庁、自治体、観光関連団体・企業との共創により日本文化の魅力を世界に発信し、訪日外国人客の増加による地方創生・観光立国の実現に貢献するという。政府が目標とする2030年の訪日外国人数6000万人達成に向け、関連事業の拡大に注力する考え。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★10:40 大阪ガス－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 価格競争激化を引き続き懸念
大阪ガス<9532.T>が7日ぶり反発。ＳＭＢＣ日興証券では、経営効率化の効果を織り込むも、価格競争激化を引き続き懸念するとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は2300円→2400円と引き上げた。
利益予想を若干引き上げたが、配当予想は据え置いており、ガス業界のセクター平均配当利回りが低下していることが目標株価引き上げの背景。
関西エリアは電力、ガスともに小売全面自由化による顧客獲得競争が最も激しいエリア。3月末時点での家庭用のスイッチング率は電力で10％程度、ガスで6％程度と推察。前18.3期の同社の電力での顧客獲得件数はＳＭＢＣ日興予想を上回ったものの、ガスでの他社へのスイッチングも予想を上振れ。大飯原発再稼働後に関西電力は電気料金を値下げする予定のため、夏場以降の顧客獲得、価格競争のさらなる激化が懸念されるとした。
大阪ガス<9532.T>が7日ぶり反発。ＳＭＢＣ日興証券では、経営効率化の効果を織り込むも、価格競争激化を引き続き懸念するとし、投資評価「2（中立）」を継続した。目標株価は2300円→2400円と引き上げた。
利益予想を若干引き上げたが、配当予想は据え置いており、ガス業界のセクター平均配当利回りが低下していることが目標株価引き上げの背景。
関西エリアは電力、ガスともに小売全面自由化による顧客獲得競争が最も激しいエリア。3月末時点での家庭用のスイッチング率は電力で10％程度、ガスで6％程度と推察。前18.3期の同社の電力での顧客獲得件数はＳＭＢＣ日興予想を上回ったものの、ガスでの他社へのスイッチングも予想を上振れ。大飯原発再稼働後に関西電力は電気料金を値下げする予定のため、夏場以降の顧客獲得、価格競争のさらなる激化が懸念されるとした。
★10:43 武蔵精密－野村が目標株価引き上げ 四輪向け拡販とアジア・二輪向けで業績拡大
武蔵精密工業<7220.T>が4日ぶり反発。野村証券では、四輪向け拡販とアジア・二輪向けで業績拡大を想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は4200円→4600円と引き上げた。
アジア・二輪市場の成長・改善を背景にアジアで利益成長が続くと予想される上、日本でのAT関連製品の拡販やHayグループの中国での受注拡大など、四輪関連でも増収が続く見込み。短期的な業績貢献は少ないものの、同社が力を入れる電動車両向け減速機関連製品の中長期的な売上高拡大にも期待が持てる。短期・中期両面で業績成長が見込まれる同社への投資魅力は大きいと推奨。
武蔵精密工業<7220.T>が4日ぶり反発。野村証券では、四輪向け拡販とアジア・二輪向けで業績拡大を想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価は4200円→4600円と引き上げた。
アジア・二輪市場の成長・改善を背景にアジアで利益成長が続くと予想される上、日本でのAT関連製品の拡販やHayグループの中国での受注拡大など、四輪関連でも増収が続く見込み。短期的な業績貢献は少ないものの、同社が力を入れる電動車両向け減速機関連製品の中長期的な売上高拡大にも期待が持てる。短期・中期両面で業績成長が見込まれる同社への投資魅力は大きいと推奨。
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