米セールスフォース・ドットコム-大幅下落 3Q決算は赤字幅が縮小、エグザクトターゲットの買収効果が寄与
11月19日 終値 前日比 前日比(%)
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CRM 52.74 -2.77 -4.99%
11月19日の取引で顧客管理ソフトを中心にクラウドコンピューティングサービスを提供する大手企業のセールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の株価は大幅下落。3Q決算は赤字幅が縮小、エグザクトターゲットの買収効果が寄与。
18日夕に発表された第3四半期決算は、売上高が前年同期比36.5%増の10億7603.4万ドル(市場予想:10億5500万ドル)となった。純損失は前年同期の2億2029.7万ドルの赤字から、1億2443.4万ドルの赤字に縮小した。一部項目を除いた一株当り利益は0.09ドル(市場予想:0.09ドル)となった。粗利益率は75.1%と、前年同期の76.4%から低下したほか、研究開発費用やマーケティング費用の支出が拡大した。しかし、税金に関する引当金の計上が前年同期から少なかったことから、赤字幅が縮小した。
地域別の売上高は米州が前年同期比40.6%増、欧州が同45.7%増、アジア・パシフィックが同4.2%増となった。将来売上の目安となる前受け収益は同34%増の17.3億ドルだった。
会社側は2014年1月通期見通しについて、売上高を従来の40億-40.25億ドルから40.5億‐40.55億ドルへ引き上げた。また、2015年1月通期見通しについては売上高を51.5億‐52億ドルとした。6月に買収したマーケティングソフトウェア・サービスのエグザクトターゲットのシナジー効果が寄与している。
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