〔Market Flash〕東証1部時価総額は89年末の「591兆円」が視野に~みずほ

2015/04/15(水) 13:30
【13:25】東証1部時価総額は89年末の「591兆円」が視野に~みずほ  みずほ証券では、いくつかの株価関連指標を見ると今回の株高がヒストリカルに見てかなり危ういゾーンに入ってきていることがうかがえると指摘しており、その材料の一つに、4月10日時点で573兆2698億円まで増加した東証1部の時価総額を挙げている。東証1部の時価総額が500兆円を超えた局面は、(1)89年末に日経平均株価がピークをつけた前後の局面(89~90年)、(2)米国で住宅バブルが膨らみ、世界的に株価が高騰した局面とその崩壊が始まった後の初期の局面(05~07年)、そして今回(14~15年)の3回しかないとのこと。東証1部時価総額の月末ベースの過去最高は、日経平均株価が3万8915.87円の史上最高値をつけた89年12月末の590兆9088億円で、足元最高額の更新が十分視野に入っている。東証1部上場企業の数や株式数は当時と現在で異なるが、仮にピーク更新となれば、今般の株高がバブルの色彩を一段と濃くしたことが浮き彫りになるだろうとコメントしている。 【13:00】ドル円は当面もみ合い商状に変化なしか~大和  大和証券の為替テクニカルウイークリーレポートではドル円に関して、先週陽線を形成したことで、形状的に「ダブル・トップ」完成の可能性が遠のき、やや下値リスクが払拭されたと考えている。当面は日足一目均衡表の雲の上限をサポートに下値固めの展開を予想している。仮にサポートとなった場合でも、雲の下限が控えており、下値余地は小さいとみている。一方、ボリンジャーバンドをみると、収縮期はしばらく継続しそうで、上値を試す勢いは感じられないとコメントしており、当面、もみ合い商状に変化はないと想定している。 【11:10】1-3月期に好調が見込まれる放送局はフジ・メディア・HD~野村  野村証券では、1-3月期に好調な営業増益が予想される放送局はフジ・メディア・ホールディングス(4676)と見込んでいる。カタログショッピングなどを展開する生活情報事業やDVD販売など映像音楽事業は苦戦を予想するが、放送事業の費用削減を中心とした収益改善と都市開発事業の好調で、野村予想通りの水準を達成したと考えている。日本テレビホールディングス(9404)とテレビ朝日ホールディングス(9409)は会社の営業利益上振れを予想する一方、TBSホールディングス(9401)については業績の進捗に留意する必要があると指摘している。 【10:35】浜田発言で円高に振れるドル円相場~三菱UFJMS  三菱UFJモルガンスタンレー証券では、14日の為替市場で浜田宏一内閣官房参与の発言が相場に影響したことを受けコメントしている。発言のポイントは、(1)購買力平価からすると105円ぐらい妥当、(2)120円はかなり円安、との指摘であるが、為替市場が浜田発言を気にした背景は、内容が正論だからだと捉えている。外貨建て投資にあたっては傾聴に値し、「円安」を期待した投資は注意したほうが良いとコメントしている。一方で、世界を見渡した時に、最も強くなりそうな通貨は「ドル」であることにも触れている。三菱UFJMSのシナリオは「ドル高シナリオ」であって「円安シナリオ」でなく、外貨建て投資がすべて安全という立場にない点に注意を促しつつも、1ドル=128円を上限とする「ドル高シナリオ」を継続している。 【10:00】日銀は4月に物価見通し引き下げも追加緩和の可能性は低いと予想~UBS  UBS証券では日銀の4月追加緩和の可能性は低いとみている。春闘が終わったタイミングでの追加緩和は実質賃金上昇を妨げることや、企業・家計の期待インフレ率は堅調に推移していることなどを背景に挙げている。一方、経済・物価の見通しに関しては4月30日の展望レポートで2015年度のGDP成長率を0.1~0.3ポイント程度、コアCPIも0.3~0.5ポイント程度下方修正すると予想している。年度後半以降の加速が見られれば2016年7月頃には2%に到達する姿を描くことができ、下方修正により2015年度内の達成は難しくなったとしても、決して2%の到達を後ずれさせたわけではないと考えている。 【9:25】ホンダ系自動車部品メーカー 15.3期は無難な着地を予想~大手外資系証券  ゴールドマン・サックス証券ではホンダ系自動車部品各社の15.3期決算はいずれもコンセンサス並みの着地を予想しており、米港湾ストの影響も軽微に収まるとみている。系列部品メーカーであるゆえにホンダのリコールに起因する商品投入の遅れに苦しめられた一年となったが、16.3期にかけては満を持して新車が投入される見通しで、HV車投入効果を最も享受できるとみる日信工業(7230)、米国で良好なモデルサイクルを迎える局面に入るTSテック(7313)を選好している。 【8:45】寄り前気配は京成、日産化、日立ハイテク、DOWAなどが高い気配値  主力株の寄り前気配では、京成(9009) +3.20%、日産化(4021) +2.51%、日立ハイテク(8036) +2.28%、DOWA(5714) +2.28%、東宝(9602) +2.24%、日立キャピ(8586) +2.12%、ITHD(3626) +1.93%、ベネッセHD(9783) +1.91%、太陽誘電(6976) +1.59%、大林組(1802) +1.50%などが高い気配値。  一方、スズケン(9987) -9.64%、大気社(1979) -5.30%、ユー・エス・ (4732) -4.53%、日新鋼HD(5413) -4.29%、日本ペ(4612) -4.19%、日揮(1963) -3.66%、アルフレッサ (2784) -3.52%、関西電(9503) -3.05%、邦ガス(9533) -2.87%、スルガ銀(8358) -2.72%などが安い気配値となっている。
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