コスコ・パシフィック、トルコのコンテナターミナルの権益取得へ

2015/09/17(木) 16:36
 コンテナ関連事業大手のコスコ・パシフィック(01199)は17日朝方、トルコのクンポート・コンテナターミナルの権益取得に向け、中国最大の港湾運営事業者、招商局国際(00144)や政府系投資ファンドの中国投資有限責任公司(CIC)と共同出資会社を設立すると発表した。資本金は1万2500ユーロで、出資比率はコスコ・パシフィックと招商局国際がそれぞれ40%、CICが20%。新会社は、クンポート・コンテナターミナルを保有する現地企業Fina Liman Hizmetleri に64.5%出資する計画。このほか、クンポート・コンテナターミナルの権益1.4%をFinaから2000万米ドルで直接取得する。  クンポート・コンテナターミナルはトルコ3位のコンテナターミナルで、6つの埠頭を持ち、1万8000TEU(20フィート標準コンテナ換算)級の船舶を取り扱うことが可能。現在の処理能力は184万TEUで350万TEUまで拡張が可能だ。コスコ・パシフィックなど3社は中国政府が進める「21世紀海上シルクロード」構想を踏まえ、トルコ港湾の権益を押さえるのが狙い。  コスコ・パシフィックは親会社が重大事項を計画していることを理由に、10日に株式取引を停止した。
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