パシフィックの弱気判断を継続=大和
大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、香港のフラッグキャリアのキャセイ・パシフィック(00293)の投資判断を「売り」に据え置いた。旅客イールド(有償旅客1人のキロ当たり収入)の下押し圧力が強いことや、燃油コストの上昇を反映させた。『経済通』が23日伝えた。
一方、大和はキャセイ・パシフィックがこのほど発表した600人規模のリストラ計画について、内訳は管理職が約190人で管理職全体の25%を占めるとコメント。またリストラを年内に終わらせるとともに、貨物事業のスリム化を計画しているとした。大和はキャセイ・パシフィックについて、市場競争や本土航空各社の国際路線の拡張などが同社にとって逆風になると分析。ただ、リストラ計画が投資家センチメントの短期的な改善要因になるとの見方を示した。目標株価は9.50HKドルに設定している。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後3時17分現在、前日比1.04%安の11.46HKドルで推移している。
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