浙江海越、天津の石油販売会社を10億元で買収へ

2017/05/24(水) 16:17
 民営の石油製品販売会社、浙江海越(600387)は23日、天津を中心に石油製品の販売などを手掛ける天津北方石油有限公司を株式交換により買収すると発表した。   天津北方石油は2003年に設立。2016年以降、海航集団(海南航空(900945/600221)の親会社)の子会社である海航雲商投資有限公司が同社発行済み株式の80%を保有している。  買収総額は10億4000万元で、浙江海越は新株7900万株(増資後発行済み株式の17.0%)を割り当て、海航雲商投資など3社から天津北方石油の全株式を取得。1株当たり割当価格は13.12元と、23日終値の17.94元に対して27%ディスカウントに相当する水準。ロックアップ期間は3年。第三者割当増資の実施には株主総会の承認のほか、中国証券監督管理委員会(CSRC)の認可が必要。  なお、今回の割り当てにより、海航雲商投資は浙江海越の発行済み株式の13.6%を保有し、2位の株主となる。浙江海越は北方石油の買収により、天津市を拠点として北京や河北省などの首都圏、環渤海経済地域での市場開拓を進めていくとしている。  浙江海越は昨年2月7日以降、重大な資産再編を実施する可能性があるとして、株式取引を停止している。
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