決算寸評:中国動向の16年12月本決算、減損剥落や実効税率の低下で8%増益

2017/05/24(水) 19:31
 中国動向(03818)がこのほど発表した2016年12月本決算は、売上高が前年比2.2%増の15億100万元、純利益が同8.4%増の8億7000万元だった。  前年に保有金融資産に対して3400万元に上る減損損失を計上した影響が剥落。販管費が12%増加したことで営業利益率は0.8ポイント低下したものの、実効税率の低下で純利益率は3.3ポイント上昇した。同期からキッズウエア事業が新たに加わり、「Kappa」ブランドの店舗数は16年末時点で1563店舗と年初比で296店増加。キッズウエア店の貢献やネット通販の拡大で中国事業の売上高は7.3%増加したが、平均販売価格はウエアが4%、シューズが5%それぞれ下落。中国事業の部門利益は前年比2.7%減にとどまった。日本事業は販売低迷で570万元の黒字から560万元の赤字に転落した。  中国動向の店舗数と生産量の推移は次の通り。 07年・・・店舗数:1,945店(+70.9%)/ウエア:7,564千着(+52.3%)/シューズ:2,173千足(+70.2%) 08年・・・店舗数:2,808店(+44.4%)/ウエア:12,476千着(+64.9%)/シューズ:3,655千足(+68.2%) 09年・・・店舗数:3,511店(+25.0%)/ウエア:16,117千着(+29.2%)/シューズ:3,814千足(+4.4%) 10年・・・店舗数:3,751店(+6.8%)/ウエア:18,407千着(+14.2%)/シューズ:4,582千足(+20.1%) 11年・・・店舗数:3,119店(-16.8%)/ウエア:8,451千着(-54.1%)/シューズ:2,595千足(-43.4%) 12年・・・店舗数:2,009店(-35.6%)/ウエア:5,944千着(-29.7%)/シューズ:1,783千足(-31.3%) 13年・・・店舗数:1,183店(-41.1%)/ウエア:4,478千着(-24.7%)/シューズ:1,191千足(-33.2%) 14年・・・店舗数:1,210店(+2.3%)/ウエア:3,564千着(-20.4%)/シューズ:1,105千足(-7.2%) 15年・・・店舗数:1,267店(+4.7%)/ウエア:3,553千着(-0.3%)/シューズ:1,244千足(+12.6%) 16年・・・店舗数:1,563店(+23.4%)/ウエア:3,781千着(+6.4%)/シューズ:1,237千足(-0.6%)
中国株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,079.70 +117.90
TOPIX 2,677.45 +14.30
グロース250 659.87 +9.75
NYダウ 37,775.38 +22.07
ナスダック総合 15,601.50 -81.87
ドル/円 154.36 -0.02
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ