テンセントの17年下期の広告収入増見込む、強気見通し維持=モルスタ
モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国のインターネットサービス大手、テンセント(00700)の投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を310HKドルに維持した。モバイルゲームの「王者栄耀」が5月も好調で、5月16日に配信を開始した「新天龍八部」の成功と相まって、主要モバイルゲームの総収入が前月比12%増に回復したと指摘。「王者栄耀」と「新天龍八部」、「魂斗羅」の3ゲームが6月のモバイルゲーム売れ筋ランキングトップ5に入ったことも評価した。『AAストックス』が23日伝えた。
モルスタは、既存ゲームのほか、今後数々のタイトルが発売を控えていることから、テンセントの2017年下期のモバイルゲームの売上高が引き続き堅調に伸びるとみている。チャットアプリ「微信(WeChat)」の朋友圏(タイムライン機能)の収益向上も見込めるほか、組み込み型アプリ「WeChat Mini App(微信小程序)」の検索結果画面に広告スロットが挿入されるようになったことで、さらなる収入増が見込めるとした。
テンセントの株価は日本時間午後3時0分現在、前日比0.14%安の281.20HKドルで推移している。
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