決算寸評:中国太平保険の17年6月中間決算は24%減益、生保部門は利益半減
中国太平保険(00966)がこのほど発表した2017年6月中間決算は、経常収益が前年同期比18.3%増の1194億2000万HKドル、純利益が同23.5%減の23億7000万HKドルとなり、純利益はファクトセットのコンセンサス予想(29億4700万HKドル)を下回った。中間配当は見送る方針。
総保険料収入は21%増加したものの、総運用収益が15%減少したことに加え、保険金等支払額が21%増加したことが利益を圧迫した。総運用収益率は4.7%から4.0%に低下。部門別では再保険の部門利益が2.3倍に拡大した以外は主要部門がいずれも減益。特に主力の生命保険の部門利益が半減したことが響いた。本土損保事業の合算率は98.8%と0.8ポイント改善。支払い余力率は生保が前年末比7ポイント低下の244%、損保が10ポイント上昇の216%。同期の新契約価値は63%増加し、全体の潜在価値(EV)は12%増加した。
中国太平保険の中間期の保険料収入シェアは次の通り。
12年・・・生保シェア:3.4%(+3.4ポイント)/損保シェア:1.3%(+1.3ポイント)
13年・・・生保シェア:5.2%(+1.8ポイント)/損保シェア:1.6%(+0.3ポイント)
14年・・・生保シェア:5.2%(±0.0ポイント)/損保シェア:1.7%(+0.1ポイント)
15年・・・生保シェア:5.5%(+0.3ポイント)/損保シェア:1.8%(+0.1ポイント)
16年・・・生保シェア:4.3%(-1.2ポイント)/損保シェア:2.0%(+0.2ポイント)
17年・・・生保シェア:4.4%(+0.1ポイント)/損保シェア:2.0%(±0.0ポイント)
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