玖龍紙業の弱気判断を継続=ドイツ銀
ドイツ銀行は最新リポートで、アジア最大の段ボール原紙メーカー、玖龍紙業(02689)の投資判断を「売り」に据え置いた。一方、目標株価はこれまでの7.06HKドルから10.98HKドルへ56%引き上げた。直近6カ月の株価と純利益が予想を上回ったことを踏まえ、2018-19年の予想純利益をそれぞれ109%、52%上方修正したことを織り込んだ。『AAストックス』が17日伝えた。
ただドイツ銀は、中国国内の1トン当たりの段ボール原紙価格は直近2週間で19%下げ1200元まで下落したと指摘。川下の段ボールメーカーの9-10月の在庫は12月から来年1月中旬までの需要分を上回り、在庫処理には3-4カ月の時間がかかるため、段ボール原紙価格はこの先も下落が続き、玖龍紙業の粗利益に影響が出るとした。玖龍紙業の1トン当たり粗利益は11月初めの1100元から足元で500-600元まで下落したと指摘している。
玖龍紙業の株価は日本時間午後2時15分現在、前日比6.83%安の12.82HKドルで推移している。
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